父ちゃんです。

 

先日、仕事から帰ろうとした際

妻から電話がかかってきました。

 

 

電話をとると、小声で

 

「ちょっと事前に言って

 おきたくてさ……との事。

 

 

神妙な雰囲気がありつつ

どこか困ったような呆れたような

苦笑した感じの声でした。

 

何か様子がおかしい。

 

 

どうしたのか尋ねると

どうやら、息子が自宅で

私のニンテンドースイッチ

持って歩いていたところ

 

手からスイッチが滑り落ちて

床に激突……。

 

 

本体は無事だったものの

コントローラの上側が破損して

ボタンが利かなくなったそうです。

 

 

それを見た息子は顔面蒼白で

 

あっ あっ あっ……

 

どうしよう!?

 

どうしよう!???

 

ああぁぁーーーーー!!!

 

とパニックになり

 

妻が心配するほど

大泣きしてしまったとの事。

 

 

父ちゃんの大事な大事な

ニンテンドースイッチ!!

 

 

いつも私から

「落とすなよ~」

言われていただけに

 

落として

更に壊してしまった事に

大きなショックを

受けてしまったようです。

 

 

「どうしよう……

 とぉとに怒られる」

 

とぉとの大切な

 スイッチ……」

 

と、咽び泣く息子。

 

 

妻は、そんな息子を慰めた後

ひっそりと別室に移り

私に電話をかけて報告してくれた

 

……という訳です。

 

 

「何だ、そんな事か」と思いつつ

 

「イヤイヤ、あのコントローラ

 割と高いんだよな……」

 

とケチくさい事を考える私。

 

 

妻から電話口で

 

「あまりにも気の毒なほど

 泣いてるから……まぁ

 許してあげてほしい(笑)」

 

と言われ、やれやれと思いつつ

家に向かいました。

 

 

********************

 

 

そして、帰宅。

 

玄関の戸を開けた瞬間

目を真っ赤にした息子が

リビングの扉を勢いよく開けて

こちらに走ってきました。

 

そして、かすれた声で

 

「とぉと……ゴメンね。

 ゲーム、落として、こ、こわ

 壊しちゃ…っあっ…あぁああ!!」

 

と、最後は泣いてしまいましたが

何があったのかを私に全て

包み隠さず話してくれました。

 

 

私が

 

「してしまった事は仕方無いさ。

 大事にしてた物が

 壊れてしまったのは悲しいけど

 

 それを隠さず

 正直に言ってくれた事が

 父ちゃんは何より嬉しいよ。

 

 話してくれて、ありがとう」

 

と伝えたところ、息子は

 

 

「!?あぁぁっ…ありがとう……」

 

と、驚きと安堵が

入り混じったような声をあげ

 

途端にパァァと明るい

笑顔になりました。

 

 

今や私たちにとっては

当然だと思う考えですが

 

子どもからしたら

「えっいいの?」

と思う事かもしれません。

 

 

実は私がエラそうに言った

上記のセリフは……

私が幼い頃に

両親から言われた言葉です。

 

 

幼い頃、私は友達と外で遊んでいる時

親に買ってもらったばかりのクツ

川の中に落としてしまいました。

 

そして、そのまま見失う事態に……。

 

その時は「怒られる!!」と思い

どうしようかアレコレ必死に考え

 

最終的に「ありのまま伝えて謝る」

という行動に出ました。

 

怒られるんだろうな……

と思っていましたが

 

両親はニッコリ笑い

先ほどの私と同じセリフを言い

許してくれました。

 

 

その時の安心した気持ちを今

自分の息子が感じている

というのは……

 

何というか、感慨深いです。

 

 

 

 

********************

 

 

今回のケースは

私のニンテンドースイッチ。

 

言ってしまえばゲーム機なんて

子どもが雑に扱う事はザラにあり

 

どこかにぶつけて破損する事なんて

往々にしてあります。

 

 

が、ゲーム機だろうが何だろうが

「やらかしてしまった事」

隠さず正直に伝えるというのは

とても大切な事だと思います。

 

 

当たり前の事のように思いますが

案外、大人になっても

変なウソをつき続ける人

たくさんいますので……

 

誠実さは いつまでも

持ち合わせておきたいですね。

 

 

「正直に言えば何やってもいいんだ!」

と開き直られてもダメなので

そこは正しく教える必要がありますが。

 

 

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しかし今回、妻が事前に

伝えてくれていなかったら

 

私の第一声は

「何ィィィーー??!」

になっていたかもしれません。

 

 

職場を出る前に一報を受けて

帰る車中で自らの幼少期を思い出す

……という時間があったので

あの余裕の対応が出来たのでしょう!!

 

母ちゃんナイス。

 

 

まだまだ

ゲームが好きな父ちゃんです。

 

 

それでは、失礼します。

 

 

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説明記事は、こちら。

 

◆病名「道化師様魚鱗癬」について [父] 

 

◆収益の誤解について [父] 

 

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息子の難病については

妻の記事で詳しく記載しています。

【妻/過去ブログまとめ】

 

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