父ちゃんです。
今回、息子が受けた
誹謗中傷の件について
少しお話します。
はじめに
実は昨年、SNS上で 我々の息子を
何度も誹謗中傷している者 がいました。
その後、書込み主は逮捕されており
現状、中傷の書込みは止まっています。
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……今回
この記事を書く事には
迷いがありましたが
以前の記事で本件に関する
コメントをいただいていた事
また、別サイトで本件に関する
憶測が出回っていた事などから
我々からも直接説明をしておこう
と思い、お知らせする事にしました。
話題を大きくしない為に
あえて報道のリンクは付けず
説明したいと思います。
では まず、実際に起こった出来事
について詳しく記していきます。
事件の流れ
2021年10月、Twitterで
我々の息子の写真を無断転載し
誹謗中傷しているアカウントを発見。
(写真はCBCドキュメンタリーで使用されたもの)
内容は
化け物、悪魔の子供、
生まれてきてはいけない子 など。
我々も発信している以上
聞きたくない声を聞くという事は
十分覚悟していた事だったので
当初は「また来たか」という思いで
放置をしていました……が
同一人物が短期間に
膨大な量の中傷を行う
といった事は初めてだった為
まずはTwitter社に報告しました。
(Twitterには報告・通報機能があります)
が、当然ながら これだけで
書込みが止まる事は無く……
色々考え、報告も行わず
しばらく静観する事にしました。
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その後、中傷は続きましたが
しばらくすると書込みがストップ。
終わったのかな？と思っていたら
なぜか別のアカウントで
似たような中傷が始まりました。
以前のアカウントは
更新が途絶えたまま。
別のアカウントは書込みの
内容的に恐らく同一人物です。
どうして？と思っていましたが
ちょうど その頃、多くの方から
「酷いアカウントがあったので
Twitterに報告しました」
「通報しました、許せないです」
というコメントやメッセージを
いただいていました。
もしかしたら複数の報告があった為
以前のアカウントは半分 凍結状態
(使用できない)になったのでは？ と予想。
後に その前アカウントは
完全凍結になりツイート内容も
全て見られなくなりましたが
新たに作られたアカウントも
半分凍結→第3アカウント登場→
半分凍結→第4アカウント登場 と……
その後もイタチごっこが続いていきました。
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この辺りで家族会議の
回数が増えました。
当初は いつものように静観しよう
と話し合っていたものの
無視できないレベルになってきた為
今どんな事が起きているか？
自分達はどうしていきたいか？
といった事を
改めて妻と2人で確認し合い
何度も慎重に相談を行いました。
「どのような人なのか」
「動機は何か」
「ここまで執着される要因は何か」
「自分達が直すべき部分はあるか」
「不意に人を傷つけていないか」
「弁護士に相談するか」
「警察に相談するか」
「訴えたとして その後
逆恨み・報復されないか」
「そうでなくとも、現段階で
危害を加えてこないか」
特に何度も執拗に書き込む点は
強い恨みや身の危険を感じます。
人物や要因はある程度
予測できたものの
他は結論が出なかった為
今後の動きは私の一存で
動く事になりました。
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私は 念の為
書込み内容に全て目を通し
アカウントが凍結される前に
スクリーンショット
(書込み画面を画像として保存)
を全ページ撮り、記録していきました。
中傷の内容は
冒頭で述べたような発言も含め
ざっと数えただけでも
30通り以上……。
息子が産まれてから 5年以上
厳しい言葉を受けながらも
耐えてきた妻でさえ
一部の書込みには
「もう見たくない……」
と目を背ける程でした。
更に、賀久の顔を加工アプリで編集し
ヒゲ面にしたり、頭髪の無い頭にしたり
化粧をしたり、老人の顔にしたり
目鼻口をグチャグチャに変形させたり……
そのような写真を大量に公開し
中傷の言葉を並べていました。
全て1人による書込みです。
これを1つ1つ確認していく……
なかなか気が滅入る作業でした。
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ただ、記録はするものの
アクションは起こさずにいました。
この場合、刑罰は科されるのか？
実害が無いと捜査も無いのでは？
民事訴訟にしても時間と費用が
相当かかるのではないか？
犯人を刺激する事で逆恨み・報復の
リスクが高まるのではないか？
我々はこの時点で犯人に対し
怒りの感情は無く
犯人にも家族がいるのならば
あまり大ごとにはしたくない
と考えていました。
しかし、時が経ち
記録を進めていく内に
私の中で「何とかしよう」と思う
きっかけが3つありました。
1つ目は、書込みが息子のみならず
周囲の人にまで及び始めたこと。
「幼稚園で化け物扱いされて
いじめられているんだ、だから
この子は復讐を考えているんだ」
といった根拠の無い書込みや
「この人達からもいじめられている」
とCBCスタッフの写真を
載せるなどの行為がありました。
2つ目は、とある書込み内容から
身の危険を強く感じたこと。
そして3つ目。
詳しくは書きませんが……
今回の書込みが原因で
別の悩み・問題が発生したこと。
(夫婦ゲンカも勃発……)
これには正直、強い怒りを感じました。
上記3つのきっかけにより
私は行動を起こす事を決意しました。
********************
そして11月
まとめた記録を持って
警察署へ相談。
妻には負担が大きいと考え
やり取りは全て私1人で行いました。
何度か連絡を取り続けた末……
最終的に名誉棄損の罪で逮捕
という所までご対応いただきました。
警察の方には本当に感謝しております。
まだ全てが終わった訳ではないので
今後もしばらくやり取りは続きそうです。
報道記事への補足
報道では、書込み数は
「100回を超える」とありましたが
実際のところ10月から
1,000件を超える書込みがあり
作られたアカウント数も
2～3個どころではなく
何故ここまで？と思う程の数でした。
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そして我々がブログを始めた理由として
報道では「同じ病気の子どもらを励ます為」
と記載いただいていました。
もちろん、そのような思いもありますが
やはり一番の理由は
「魚鱗癬という難病を広く知ってもらう」
という事です。
報道に対し
「ネットに晒すことが一体なんの励ましに
なるのだ？」 というコメントがありましたので
念の為に上記説明を加えておきます。
我々の思い
今回の犯行動機は、単なる
「いたずら心」 との事でした。
その背景には色んな感情があった
と思いますが、だからと言って人を
攻撃していい事にはなりません。
また、感情任せに出てしまった言葉は
取り消せないので仕方がありませんが
重要なのは、発した言葉について
その後 自身が どんな対応をとるか
だと私は思います。
別のニュースですが
とある女性が配信中に
「身長●●cm以下は人権無い」
と発言し、スポンサー契約解除に
なった事が話題になりました。
個人的に、このニュースは
発言そのものより、その後の
初期対応(謝罪の仕方)に
誠意があまり見られなかった事が
発言の悪質さを際立たせ
あそこまで炎上したのだと想像します。
無論、攻撃しない事が一番ですが
もし他人を攻撃・否定するなら
軽い気持ちで行わず、それなりに
覚悟と責任を持って
行うべきだと、強く感じます。
投げっぱなしはいけません。
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世間には、同じく誹謗中傷を受けながらも
訴える際の負担や 訴えた後の報復などに
悩まれている方は多いと思います。
言われた側は、悩み苦しみ
言う側は、スッキリするだけ
これで「言う側」に何もお咎めがなければ
言いたい放題の世の中になってしまいます。
しかし昨今、法改正で侮辱罪の厳罰化が
決定するなど、社会的に誹謗中傷への
考えが良い方向に変わりつつあります。
今回のニュースを見て
他人を傷つけている自覚のある人は
その行動を改めてほしい……
そう思います。
また、中傷されている人については
何かあった時の為に証拠を残し
自分の身を自分で守る事を
推奨いたします。
それが最終的に
誹謗中傷の抑止に繋がっていく
と私は思います。
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我々としては、本件で犯人が反省し
報復・逆恨みといった考えを持たない事
を強く願っています。
誹謗中傷をした者が、その行為による
報いを受けた時、この件は終わり です。
そうでなければ負の連鎖は終わりません。
報道後、犯人の家族も叩かれたりする
というケースをよく耳にしますが
今回の件についても、あくまで実行者は
犯人だけであり、家族は関係ありません。
少なからずあったとしても、それは
外野が簡単に知るところではないので
犯人の素性をご存じの方がいたとしても
ご家族を攻撃する事は控えていただきたく
お願いいたします……。
さいごに
今回、色々と書いた為
いつも以上に長くなってしまい
申し訳ありません。
その代わり
本件についての記事は
これが最初で最後といたします。
ただ、報道に関して
「親も加害者では？」
「こんなんで逮捕かよ」
「親は子を見世物にして収益を得ている」
などのコメントを拝見しましたので
その点については、別の記事で
何かしら説明できれば、と思います。
最後にもう1度……
もし人を否定する場合
発言には責任を持ってください！
それでは、失礼します。
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息子の難病については
妻の記事で詳しく記載しています。
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ツイッターも始めました。
更新は少なめです。
https://twitter.com/k4DR3qMip6brA06
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CBCテレビさんより
YouTubeでドキュメンタリー映像を
配信していただいています。
https://www.youtube.com/channel/UC_tosV-ZWt55wbpBAYE-78w
息子の名前は
ブログとYouTubeで違います。
その理由は 【こちらの記事】
に記載しています。
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