先日の病院受診でカウンセラーの方とちょっとした話をした。
息子と似たような気質のお子さんがいて、家でも学校でも暴力を抑えるのがとても難しいらしい。
小さい頃から思考や行動が息子ととっても似ていたようで、でも中学生になって辿った道が少しずつ違ってきていて、
息子くんのお母さんはどうやって育ててたっけな〜と、思う事が度々出てきたそう。
いやいや、うちの息子は中学生の頃、学校では暴力こそ減ったけど、大問題になるような事もいっぱいやりましたよ…と
たった数年で美化してますよっ!
なんてお伝えした。
だけどカウンセラーさんから見て、確かに息子は沢山問題を起こしたけど、それには全部本人なりの理由があった。
やってはいけない事だと伝えると、きちんと理解していた。
沢山問題は抱えていたけど、根本が素直で優しさが感じられた。
真っ直ぐに育ったからこそ、周囲の悪意に振り回されたりの困難が多かったように思う。
と思ってくれていたらしい。
今も困難は沢山あるけど、真面目に生きられている。
そこにたどり着くまでにどうやって育てたか知りたいんだよね、という事だった。
だけど時代もここ数年で大きな変化を遂げていて、今私がやったような育て方は出来ないよね~と反省しつつ。
基本的にはこのまま大人になった時どういう生活になるかの着地点を設定して、逆算してそれを回避していく手法をとっていた事。
殺人犯の半生を参考にして、そうならない為にはどうすべきか
過保護はだめ、突き放すのもだめ、家庭内に不穏な空気を流さない、やってしまった悪事に目を背けるのもだめ、悪事にはきちん親が謝る姿を見せる、希望的観測はしない、とことん向き合うしかない、
ざっくり言うとそういう感じだけど、まあ細かく言うと毎日すんごく神経使わないといけないし、実践するのは難しい。
結局の所は強い意志を持って、最悪の未来を避ける為に出来る事を全てやる!
という親のブレない姿勢が大事なのかな、という結論に。
踏ん張って育てないと、そのままだと成人の頃にはとんでもない反社会的人間になってしまう確率がとんでもなく高い…
悲しいけど現実。
ひとくちに発達障害といっても、子供達の性格や症状はみんな違うわけで。
とはいえ大まかには分類が別れてくるとは思うんだけど、息子と似たような子供はそう多くはないみたいで。
多くはないからこそ、参考になる子育て本も無いし、病院にも今はうちの息子くらいしか参考になる子がいないのかも。
その子の親は育てるのに本当に苦労しているんだろうなとこちらも胸が痛い。