かつて、多少無理をしても、休まず働く姿勢が賞賛されていました。
しかしいま、無理をすることは決して美徳ではなくなりました。
お客さまに接する仕事で、コロナウイルスに感染すれば、無条件に出勤できなくなるだけではなく、お店そのものがしまったりするからです。
職場としては、無理に働いて抵抗力が落ち、感染されるくらいなら、具合が悪いなら休んで、元気を取り戻してもらったほうがいい。
「誰よりも自分に優しくしよう」
自分が元気でいることが、周囲の元気につながると、近年言われていますが、それが具現化したとも言えます。
元気がないときは、とことん自分に優しく、養生しましょう。
誰よりも自分に優しくあることが、ひとに優しく、周りの元気につながるのです。
自分を責めている余裕なんてないよ
わたしは、日頃から、LINEでおなやみに答えています。
よくいただく相談に、自分を責めてしまうというものがあります。
それは、ここ数ヶ月の、コロナウイルスがやってきて以降も続いています。
そんな相談を見るたび、思いました。
このひとはまだ、そんなに切羽詰まっていないんだなと。
いま全国で、大雨や土砂崩れなど、自然災害が起こっています。
うちにいることがままならない、どこかに避難しなければいけないかもしれない。
そんなときに、自分を責めている余裕はありません。
あなたが自分を責めようが、責めまいが、生きるか死ぬかという環境に置かれたら、自分が正しいか間違ってるかなんて吹っ飛び、身を守ること一択です。人間の防御本能が働くのです。
この状況を、わかりやすく数値化してみましょうか。
すべてのひとが、100のエネルギーを持っていたとします。
災害や病気が自分の身に降りかかっても、自分を責めるひとは、自分のエネルギーの50%を、自分を責めることに費やしてしまう。すると残るエネルギーは50%になります。
災害や病気で、エネルギーを消耗する上に、50%のエネルギーで乗り切ることになります。そしてさらに困ったことには、意識を向けたことのエネルギーは増大するという法則があります。
つまり、あなたが自分を責めると、責めエネルギーが100%になり、あなたが責められるような出来事が現実化します。
100%のあなたが責められる辛い現実に、あなたは50%のエネルギーで対峙しなければならなくなるというとイメージが湧くでしょうか？
困難が起こったとき、自分を責めることはいかにエネルギーの無駄使いになり、意味がないことなのかわかっていただけたでしょうか？
そうはいっても、人間、自分を責めたくなることはあります。あのときああしていれば、わたしがこうじゃなかったら、それが人情です。条件反射的に責めてしまうのは致し方ありません。そのとき、こんなことばを自分にかけてください。
自分を責めてる間はまだ余裕。
わたしがそう思うと、本当にそうなる。
では、もうひとつわかりやすいたとえ話をしましょう。
今日1日をおにぎりひとつで乗り切らなきゃいけないとします。そこで、わたしがダメだから、おにぎりひとつしか食べられないんだと自分を責めているとその分だけ、おにぎりが奪われていくとしたら、自分を責めることはやめ、おにぎりを奪われないように守るでしょう。
もともと、あなたが自分を責めるようなことはなかったかもしれないのに、あなたが自分が悪いと強く思い込んだことで、なかったことを現実にしてしまうのです。
だから、あなたにそんな余裕はあるのですか？という話なのです。
自分を責めるのは自由ですが、そんなことにエネルギーを費やしている余裕があるなら、ここを乗り切り、生き抜くことに限りあるエネルギーを使いましょう。
こだわりを捨て、生きぬくことだけにこだわろう
次は、こんなお話をしますね。
また、読んでもらえたらうれしいです。
おなやみはこちらからどうぞ、一問一答、公開となります。
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