ずっと大切にしてるひとはいますか？
自分がどんな状態のときも
喧嘩しても離れない
何があっても手を離さないひとが。
そんなひとがいたならば
人間どこまでも成長できるのかもしれません。
お笑い芸人、キングコング梶原さんが
カジサックとして開かれているYouTubeチャンネルに
相方、西野さんがやってきました。
「カジサックの部屋に西野亮廣さんが来てくださいました！」
いや、正確には西野さんの部屋に
カジサックさんがやってきました。
2019年12月31日までに登録者数が
100万人にならなかったら芸人辞めます
とコミットしていたカジサックさん。
「西野さんの登場は100万人のときかな」
予測を裏切って93万人で真打登場。
自分の部屋だけど
呼ばれてから登場する西野さん。
「結果出します、頑張ります」
それは、相方の大切な場所への
リスペクトだと思いました。
キングコングがいきなり売れて
梶原さんは心身ともに耐えられなくなり
失踪してしまった。
伝説のように語られているエピソードには
まるでこの日のためにとっておいたように
まだ語っていないことがありました。
それは、ふたりの本当の気持ち。
人気番組のセンターでMCを務め
相方が輝くようにパスを出していた。
「もっとこいよ！お前俺の横やねんぞ」
「お前が俺をもっとおいしくしろよ！」
芸人の枠を超え自分の道を見つけ
どんどん輝いていった西野さん。
梶原さん、きつかっただろうなと思った。
実際、辞めようと思った。
実は・・・
これは単に梶原さんが腐っているのではなく
キングコングをこれ以上
おもんないコンビにしたくない。
西野さんの邪魔を
したくなかった。
もし辞めたいと言っていたら？
「活躍できる動きやすい場所を作るから。
もうちょっと待たれへん？」
どんどん忙しくなり
楽しそうで輝いていく西野さん。
食べ物も着るものも
選ぶ時間が無駄だからと
同じものを選び続ける。
だけど、キングコングの漫才を
やめることはなかった。
西野さんは、自分のために
漫才を辞めないでいてくれたと
梶原さんは思っている。
「何で解散せえへんかった？」
やめる気はなかった。
幾つかの理由の中に
「家族もいるし」ということばがあった。
西野さんは、己で立てるひと。
そして、自分は人いて俺だと
梶原さんは言った。
YouTubeという自分が輝ける場所を確立し
スタッフは仲間になり、彼らを輝かせ
奥さんや子供さんたちも人気者になった。
「俺はやっぱり面白いキングコングになりたい」
面白いキングコングでいたい、じゃなくて
なりたいなのがとてもとても素敵でした。
「もうちょっと待っててくれ」
梶原さんが100万人ではなく
93万人で西野さんに来てもらったのは
夢をかなえる直前の自分を
見て欲しかったからじゃないかなと思った。
毎週キングコングという
ふたりのYouTubeのときは
話しているうちにどんどん
西野さんに寄っていく梶原さん。
カジサックは最後まで
距離を保っていました。
本当に素晴らしい関係。
葛藤し、苦悩し、挫折し、信頼し、感謝する。
相手からも自分からも逃げなかったひとだけが
手にすることができる関係だと思った。
そして・・・思わず
カジサックさんのツイッターをシェアしたら・・・
一番にリツイートしてくれたのは西野さんでした。
かつてツイッターでエゴサーチして
自分の話題をつぶやいているひとに
DMを送りイベントに集客されていた。
今の西野さんには
そんなことは必要ないだろう。
世の中のみんながみとめ
何万人ものコミュニティを運営し
それでもこういうことを続けられている。
そして梶原さんは
YouTubeのコメント欄を全部見て
自分で❤️をつけられているそうだ。
わたしも一度コメントしたとき
❤️をいただいた。
すごいな、キングコング、最強コンビだ。
素敵なものを見せていただきました。
80歳のイェイイェイぜひとも見届けたいです。
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