「夫が粗大ゴミ化しています」熟年夫婦のあり方に戸惑うあなたへ | 藤沢あゆみオフィシャルブログ Powered by Ameba

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作家。著書29冊。相談30000件超。ananによる信頼できるカウンセラー20人の1人。NHKEテレハートネットTV出演。2023年4月「バズる!ハマる!売れる!集まる!WEB文章術 プロの仕掛け66」発売9日で増刷、7月18日枚方蔦屋書店で101人講演会開催

藤沢あゆみです。


目黒川の桜が咲き始めました!
これから楽しみだな〜!






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こんなお話が届きました。



はじめまして、57歳パートしながらの主婦です。
平穏無事な毎日。
熟年夫婦の在り方に、毎日少しだけ後ろ髪引こずってます。


主人とは、30年余り自営業をやり、
2年前に廃業して二人隠居の身になりました。


私も一年遊びましたが、
無口の主人との空間に耐えられずパートに出ました。
パートが合っていたのか、現場ではリーダーを任され、
ややきついながらも充実?した毎日を送っています。


かたや主人は、毎日リビングでWOWOW三昧。
家事はいっさいやらない、ただの粗大ゴミと化しています。


かつて、辛くて寂しい、、
話ができる心の友が欲しいなと思ったこともありましたが
長い時間が穏やかなものに
熟成してくれているのかなとも思います。


主人は言葉のDVと、
数年前まで暴力も少しありましたので、
今は、、、触らぬ神に祟りなし、、と、
うまく立ち回れる私になりました。
我慢強い私から、冷静、冷酷な私になり、
私自身は、助かったと思っています。


ただ、主人はずっと変わらず私の背中を追うのです、、
表現が下手な、時にあまのじゃくな人なんで、
痛々しいと思いながらも、
すでに冷静、冷酷になった私は、
手を差し伸べる術を忘れてしまいました。


夜は、ダイニングテーブルで寝てしまう主人をおいて
(起こすと口汚く怒るので)別室の寝室へ、、、
このとき、罪悪感を感じて、自分が嫌なんですが、
愛情の出し方がわかりません。


もう、愛情がない証拠ですかね?
主人が死ぬまで、ずっとこのまんまでいいのかな?
熟年夫婦ってこんな感じですかね。
自分が毎日、充実して健やかであれば、主人もまる。でいいですかね?



ありがとう。


このお話をいただいている。
そのことがすでに、愛があると思いますよ。


わたしの父は、ちいさな会社をやっていて
今は、リタイアしています。
母もいなくなり2世帯住宅で
姉夫婦が同居してくれています。


父は休みの日、ずっとテレビを見ていて
母は生前、趣味らしい趣味がない
父のことを愚痴っていました。


わたしは時々実家に帰り
少し足が悪いだけで元気でいてくれる父を見て
きっと父は経営に全精力を使い
オフの時間はテレビを見て脳を休めていたのだろうな。
だからいまも、元気でいてくれるんだなと思います。


姉は、できるだけ
父がぼけないように家事を
手伝いすぎないようにしているそうです。
ご飯は、姉がつくって一緒に食べるけど
洗濯やそうじは任せている。


外で仕事をしていた男性が
仕事をリタイアすると
途端に粗大ゴミ化して
ずっと家事をしていた女性の方が
歳を重ねても活き活きしている。
そんな話はよく聞きます。


そもそも家事というのは
独り暮らしだったら自分でするものです。



でも家事をしたことがないと
たとえば、洗濯を干したことがないと
雨が降っても洗濯を取り入れなきゃ
という想像力も働きません。


基本的にひとは
どう生きても自由だと思います。



同居しているひとが
自分とは合わない暮らしをしていると
相手が間違っていると思いがちですが
こうして欲しいということがあれば
して欲しい方がお願いすればいい。


旦那さんはWOWOWみて
ゆっくりしている今の暮らしが
気に入っているのかもですね。


あなたはアクティブに
動いていることが楽しいひと。


あなたが家事を手伝って欲しかったり
一緒にしたいことがあれば
普通に誘えばいいと思います。
自分の身の回りのことは
自分でできた方が旦那さんもいい。



かつて激しかったひとほど
リタイアしたり歳をとると
子どもにかえったように甘えん坊になる。
しかも甘え方がわからない。


ここは心が大人なあなたの方が
家事のお手伝いを頼んでみたら
いかがでしょうか?


小さいことから頼んで行くんです。
一緒に家のことをやる。
それも愛情です。



旦那さんは
ひとりで寝るのが
寂しいのかもしれませんね。


やさしく、おやすみなさいと
声をかければいいと思います。
毛布をかけてあげるのもいい。
旦那さんが起きても起きなくてもいいです。
起こされたと怒っても怒らせておけばいい。



普通にひととして思いやる。


特別なことをするのが
愛情ではありません。



このお話しには
とても愛情を感じましたよ。
しあわせを、願っています。




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