どうしても自分の見た目を受け入れられない、あなたへ | 藤沢あゆみオフィシャルブログ Powered by Ameba

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作家。著書29冊。相談30000件超。ananによる信頼できるカウンセラー20人の1人。NHKEテレハートネットTV出演。2023年4月「バズる!ハマる!売れる!集まる!WEB文章術 プロの仕掛け66」発売9日で増刷、7月18日枚方蔦屋書店で101人講演会開催

藤沢あゆみです。


LINE@で毎日おなやみに回答しています。
おかげさまで今、479人の方にお届けしています。


通常、おなやみは500文字までに編集して
500文字まででお答えするのですが


ときどき、編集できない、じっくりお答えしたいおなやみをいただきます。


今年は、そういうおなやみは
ご了解をいただいた後、ブログでお答えしていきます。



おなやみがある方は、ぜひLINE@からご相談くださいね。


今日はそんなおなやみのひとつにお答えします。






NHKのハートネットTV、何度も録画を見返しています。


わたしは醜形恐怖症を患って4年経ちます。きっかけは、幼い頃から同居する祖母からのモラハラと高校で3年半受けたいじめがきっかけで美容整形を受けたことでした。美容整形は成功せず、いまだに自分に自信を持てずにいます。


あゆみさんの自分からは否定しない、自分にOKを出す、頭ではわかっていても実践できずにいます。実感して自分のものにできていないという表現が適切でしょうか。


わたしは幼い頃から精神疾患の祖母に否定、否定、怒声、天秤にかけるような嘲笑に晒されて生きていました。そういうのに慣らされると、不思議と学校や外でも同じタイプの人が寄ってくるようになるんですね。


わたしはそういう人の優しさを吸って生きる人たちの言葉を無視できずに生きてきました。


整形失敗したあたりから、ようやく自分の感情を外に出すことを覚え、母や姉に助けを求めることができるようになり、心から信頼できる恋人とも出会うことができました。


その恋人と出会い半年になるのですが、今少しずつ自分にOKを出すことをその人に教えてもらいつつあります。


実は長年高校教師をしてきた母とも性格のすれ違いから、きちんとやりとりができるようになったのもここ4年のことでした。


現在25歳、それまで孤独に戦ってきた15年間を今なんとか取り戻しつつあります。取り戻すというか、乗り越えるというか、人生を深めているイメージです。人は傷つかなければ人間の本当の姿を見ることもできませんよね。


ここまで長くなってしまいましたが、わたしはまだ自分の見た目が受け入れられません。
他のところはそうでもないのですが、見た目だけが乗り越えられないのです。


いや、見た目というか、過去に受けた嘲笑や差別を乗り越えられないというイメージでしょうか。
人と比べてしまうのです。


精神を病み精神科にも今年2ヶ月間入院しました。
それでも変わりきれない自分がいます。薬を飲むことは根本的治療にはなりませんね。


あゆみさんの力を借りて、今一歩自分を変えたいです。


一読していただけたら嬉しいです。
パワーを分けてください。



ありがとう。


わたしは子ども時代、自分を指差しそうなひとは気配でわかりました。


それを無視できたというよりは、感じるけどそうさせておくということを続けてきました。


いまも話すと明らかに顔がゆがみますし、普通ではないけど、顔がシンメトリーじゃないという程度になったからか、見られることはなくなっていました。


ですが、顔のゆがみは心のゆがみだというひともいます。シンメトリーでないと受け入れられないというひとから見れば、わたしはいまなお普通ではないでしょう。


自分のことを誰かがつべこべ言うのも自由だと思っています。


容姿について、他人に何か言われてぶれることはないので、自分にとっては顔のゆがみが心のゆがみ理論は、ハイハイという感じです。


でも自分の写真を載せるなら、少しでもまともなのを載せようと思うし、ブサイクなのは、普通にブサイクだと思います。客観的に見ているからぶれないし殊更に傷つくこともないんですね。


わたしが自分を受け入れられているのはなぜか、諦めきれているからです。


大学病院で、10回以上形成手術をしていますが、たるみを取るという範囲のことしかできていないので、おとなになってから美容整形の問診を何件も受けたことがあります。


当時わりと稼いでいたので、保険が効かなくてもいいので美容整形が受けられるなら受けたいと思ったのです。


そこで言われたのは、何のダメージもないひとが美しくなるために美容整形手術を受けるのと、わたしのようにダメージがあるひとが手術を受けるのでは同じようにいかない、保険が効かずに大学病院で手術を受けるのと同じくらいの成果しか得られないでしょうと言うことでした。


そこでわたしは、美容整形という道を諦めざるを得なかったのですね。


もしかしたらいまは、当時より技術が発達しているからできることがあるかもしれませんが、そのとき自分は、いまの自分の素材のままで、できる限り最善に近づけようという覚悟ができました。


ようは、失敗どころか、チャレンジもできなかったのです。


時間もお金も有り余るときが来たら、また問診に行ってみてもいいですね。
ただ、いまは、自分の素材がこれ以上良くなることがなくてもその自分に最善を尽くして生きていこうと思っています。


そこにエネルギーを注ぐよりやりたいことがいっぱいあるかな。


こういうご相談に来られるひとって、ご結婚されていたり、素敵な彼氏がいたりします。あんた十分しあわせやん、とつっこみたいところですが


わたしは、マイノリティーである自分とこれまで付き合ってくれたひとがいたり、仲良くしてくれるひとがいたり、これから出会うひとがいるかもしれないことは


なんと、ありがたいことか!


と思っています。


わたしたちは、自動的に素晴らしいひととしか出会わないのです。


すごく美しかったり、なんのダメージもないひとを選ぶこともできるのに自分を選んでくれたなんてすごいことだと思いませんか。


ご親族の叱責については、わたしの考え方は、周囲に何を言われようと、そのことばを事実と受け取る必要はないし、叱責するのも自由だけど、こちらが受け取らないのも自由、です。


だけどいじめようとしたひとは普通にいましたし、水際でシャットアウトできただけだと思っています。


なぜそれができたかというと、自分をかわいそうな子にしたくなかったからです。


かわいそうな子がさみしそうにしていたらさらに暗くなるので自分からは明るい要素を増やす。それをやってきました。


いまは特に、そのことについて努力しなくても普通に物事の明るい方を見る癖がついています。
その受け入れる力は、人間全般を見ても結構ある方だったらしく、いま書籍を書くという仕事につけていると思います。


しかし、わたしは結婚していません。


それは、自分自身は自分を受け入れ、この自分に最善を尽くしているつもりだけど


恋愛ならそのひとがよければいいので行けても、結婚は親族や遺伝問題もあるので、普通なら何事もないひとを選ぶよね


という思い込みは、ほんの数年前までありました。


結婚というものに、ネガティブな印象は全くありません。


それでも・・・


結婚を考えたひと、結婚しようと言ってくれたひとがいたのに、現状そうなってないのは、わたしの思い込みが現実を作っていたのだと思います。


自分と付き合うひとは、そのことを問題にしていないのでそれが原因で別れたわけじゃなければ、わたしが自分なんてと卑下したわけではないですが、結果的にクロージングしていません。


それくらい、思い込みの力はすごいんです。


母が、そう長くないと悟ったとき、わたしはこの思い込みに初めて、本格的に疑問を持ちました。


「いやいや、普通のひとは普通じゃないとどれくらい困るのか考えてわかるようなことじゃないよね、なら考えるのはやめよう、縁があるときはあるしないときはない」


つまり、思い込みはかなりしつこいものだけど、おとなになってからでもなくすことが可能だということです。


ご親族からの叱責や、整形手術の失敗や、いじめられた経験や、自分が受け入れられないこと、全てを含めて、あなたという人間ができています。


自分にOKを出すとは、自分のネガティブな面がなしになって明るい面だけになることではありません


わたしも、今の心境に、母が元気なうちなれていたらよかったと思いますよ。


父と母は、素晴らしい夫婦像を見せてくれていたのに、わたしは心の底から、結婚できる自分にはOKを出せていなくて、母の人生には間に合いませんでした。


人生を深めているって、とても素敵なことばですね。


これまでの経験はあなたにとってマイナスでしかないかもしれないけど、その経験で、あなたはあなたにしかない魅力を増していて、あなたの彼氏は、あなたから普通の人生では得られない、深みのある生きざまをみせてもらっているんじゃないでしょうか。


人生100年なら、25歳は4分の1です。


これまでの人生の影を消さなくても、これからの人生に光を灯していけば、光の方がおおきくなるのは、いうまでもありませんし、傷ついたことは、きっとあなたの優しさや、繊細さになって、長所にもなっています。


ご家族と和解できて、思ったことも言えるようになり、恋人に出会い・・・どんどん好転しているではないですか。おとなになってから成長できるなんて素晴らしいことだと思いませんか。


ご親族はご親族で、一生懸命自分の人生を生きられているのですね、おだやかに、ひとの優しさを吸うようになんて生きたくなかったかもしれない。意地悪なんて言いたくなかったかもしれない。でもそういう風に生きられた。


あなたと同じように人生に苦悩されたのかもしれませんよ。


人生はどんなことばをいわれたかより、自分がどんなことばを発するのかで決まると思っています。あなたはあなたに優しく、元気になり、癒されることばをかけてくださいね。そして大切なひとにも。


これからもおたがい自分の人生に光を灯して生きていきましょう。


しあわせを願っていますおねがい



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