究極の豊かな時間。ペタル ドゥ サクラで小松成美さん人成塾〜薬膳フレンチの夕べ〜 | 藤沢あゆみオフィシャルブログ Powered by Ameba

藤沢あゆみオフィシャルブログ Powered by Ameba

作家。著書29冊。相談30000件超。ananによる信頼できるカウンセラー20人の1人。NHKEテレハートネットTV出演。2023年4月「バズる!ハマる!売れる!集まる!WEB文章術 プロの仕掛け66」発売9日で増刷、7月18日枚方蔦屋書店で101人講演会開催

初めて降りた
横浜相鉄線の弥生台駅。


駅員さんに場所を聞くと
地図が線路と重なってる。


確かに、徒歩1分と書いてあったけど
ほんとうに駅を出てすぐ!
という場所に、そのお店はありました。



Petsle de Sakura
ペタル ドゥ サクラ






ノンフィクション作家 小松成美さん主宰の
人成塾〜薬膳フレンチの夕べ〜



薬膳フレンチを頂きながら成美さんと
グルメ書籍多数のタベアルキストマッキー牧元さん
お話を聞く、ということだけは分かっていましたが・・・


一緒に参加するLiraさん
取ってくれていた席は・・・


ど真ん中。





座って5分でどえらい神席に
座ってしまったことが判明。



目の前にデキる男感を漂わせる
黒い服装の紳士がふたり・・・


お店の立ち上げに携わられた佐藤充さん
お店の設計をされた前田篤伸さんでした。


お店に入って気になっていたのが
窓から見える風景。


東山魁夷画伯の絵画のような・・・





窓ガラスがおおきいから
外から見える木が
絵のように見える。
白い窓枠が額のようです。


わたしの向かいに座られた
前田さんはこのお店を設計された方。
全国、いや海外でも
設計を手がけられている設計士さん。


もちろん、窓から見える緑が
インテリアになるのは計算済み。
なおかつ、非日常な空間を提供するため
駅のホームは見えないように設計されているそうです。


青々とした木々は桜の木。
桜の季節に来ると・・・
窓から桜が見えるこんなことに。






お店の名前、ペタル ドゥ サクラには
フランス語でサクラの花びらという
意味があります。



「店を出すならサクラという
言葉を使った店名にしたい」



出店を決め、準備を進めていた難波さんは
ここを訪れて満開の桜を見たとき
強い縁のようなものを感じたそうです。





なぜサクラにこだわったかといえば
難波さんの実家は「喫茶サクラ」という
喫茶店を営んでいたそうです。


サクラの花びらという名前には
「喫茶サクラ」の支店という意味が
込められています。



お店では喫茶サクラで使っていた食器を
受け継がれています。


食器棚の上には
葉桜の絵がかけられています。





厨房が外から見えるようになっています。


子どものころ
外から見ていた実家の
台所の窓を思い出しました。・


地元の小学生が
興味深く見ていることもあるとか。


ここで厨房を見て
将来料理人を目指す子が
育つかもしれないという
前田さんの思いがあるようです。






難波さんの奥さまも料理人。
難波さんはフランスで修行し
ミクニヨコハマで総料理長をされていました。


えっ?ミクニですか?
Toshlさんご用達のお店じゃないですか!
自分の寄り具合が怖い(勘違



東京でお店を開いても人気店になりそうな
難波シェフにここでお店を開いてもらうには・・・
セールスポイントは駅前のサクラが綺麗なこと
くらいしかなかった、


と話してくれたのは佐藤充さん。
相鉄沿線名店プロジェクトの一環として
2014年に、このお店を誘致されました。



このプロジェクトは地域のひとに親しまれる
名店を相鉄沿線に誘致しようというもので
このお店は、誘致第一号店だそうです。
そのサクラこそが縁を繋いだのですね。


そしてもうひとつ、難波さんが
弥生台でお店を開く決め手になったのが
お店で使う食材が
ほとんど地元でまかなえるからだとか。






わたしは、実家が田舎なので
野菜は裏の畑で採れた自家製を
結構使っていました。


だからこそ
これはかなりすごいことだと思います。



横浜、神奈川県というと
都会という印象がありますし
ひとつの地域であらゆる食材が揃うって。


お店には難波さんが撮影された
生産者の方の写真が飾られています。
調達の便だけじゃないリアルなつながり。
難波さんが実際に畑に足を運び
その日採れたものでメニューが決まります。



そんな美しい料理の数々!





















お品書きには、本日の食材と
食材を作られている生産者さんの名前
それぞれの食材が体のどんなことに
効能があるか書かれていました。



スーパーで買い物するときも
ちょっと意識しています。



使われてる食器もオリジナル。
パンも近所のおいしいお店で
このお店のために焼いてもらっているそうです。


料理に合わせてワインも様々。
グラスのカタチもいろいろ。








わたしとLiraさんは
エピソードを聞かせていただきながら
おいしい料理とお酒をいただきました。


これだけ食べてお酒も飲むと
翌日胃がもたれたり
お酒が残っても不思議じゃないのですが
これが全く残らない!



なるほどこれが
おいしくて美しくて体にいい
薬膳フレンチというものなんですね。


そして本物のプロの仕事人の話を
一気に聞けるのも心のご馳走です。



作家としてもすばらしい作品を
どんどん上梓されつつこんな会を
主宰されている成美さん、ほんとすごい。


このお店や、開かれたエピソードは
まさに小松成美さんの本にありそうな
体感するドキュメンタリーでした。


成美さん、ご一緒したみなさま
ありがとうございましたおねがい






食材のあるところに店を出し
メニューは畑に聞く。
そしてそこに時間をつくって行く。
究極の豊かさだなと思いました。



亡くなった母は、弥生という名前です。
きれいなものが好きで
あっさりしたものしか受け付けなかった
母を連れて行きたかったなと思いました。


魂は共にあるなら
自分の特別な日にまた来ようおねがい




⭐️藤沢あゆみ プロフィール

⭐️藤沢あゆみ 著書一覧

⭐️お問い合わせはこちらからどうぞ