パーフェクトレボリューション、子宮委員長はるの始まり、そして、極まれり。ご入籍おめでとう! | 藤沢あゆみオフィシャルブログ Powered by Ameba

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作家。著書29冊。相談30000件超。ananによる信頼できるカウンセラー20人の1人。NHKEテレハートネットTV出演。2023年4月「バズる!ハマる!売れる!集まる!WEB文章術 プロの仕掛け66」発売9日で増刷、7月18日枚方蔦屋書店で101人講演会開催

「あなたとわたしみたいなのが
しあわせになれたら、
それってすごいことだと思わない?
それを世界に証明するの!」



「パーフェクト・レボリューション」


子宮委員長はるちゃん
障害者の性を訴えつづける活動家・熊篠慶彦さん
恋愛がベースになった映画を観ました。





「障害はわたしたちが愛し合うためにあるんだよ」


タブーをぶった切って
愛に正直にどんどん突進するミツ。


告白も自分から
相手が戸惑ってもあきらめない。
自分を怪訝そうに見る恋人の親族に
啖呵も切るし、ものも投げる。


完全なる革命とは、何?


パーフェクトレボリューションとは
不完全なもの同士でも
補い合えばパーフェクトになる
ってことかと思っていたけど


ふたりをみていると


不完全なものが不完全なまま
自分全開でひとを愛して
まるごと愛されることを享受する。



不完全なまま突き進む!
それこそが
完全な革命なんだと思った。






冷静に考えたら重くなりそうなテーマが
ポップにキャッチにカッコよく描かれてる。



たとえば、車椅子って
押してあげるというイメージがあるけど


バイクのニケツのように
クマさんの車椅子に乗っかるミツ。
そう、乗せてもらうんだ。
一緒に飛べるし、ダンスもできる。



主演の清野菜名さん
ビッチだけど清らかで
パワーと透明感を兼ね備えていて
それは、はるちゃんそのひとにかさなった。





その日、帰ってきたらはるちゃんが新しい彼と入籍報告してた。


わたくし、はるちゃんの婚約者って
リュウ博士じゃない?って予測してました。


大当たり。
はるちゃんリュウさんおめでとうおねがい



不器用で失うものもなかったひたむきなミツは
たくさんのものを得たはるちゃんになった。


神社王子リュウさんを振り向かせるのも余裕?


いやいや、最初は片思いで
はるちゃんいわく、相手にもされなかったとか。


確かに・・・
はるちゃんも大人気のベストセラー作家だけど
リュウさんめちゃくちゃ売れてるし
真面目な女性ファンもいっぱいいるよね。


自分がはるちゃんの立場だったら
リュウさんの環境が自分を受け入れるかな
なんて考えちゃいそう。
目立つ立場になったら、余計に。


はるちゃんは、自分から
彼女よりお嫁さんになりたい
といったそうだ。



好きなひとが障害者だった。
ベストセラー作家だった。
どっちも、はるちゃんには同じことだった。





ミツは
自分を好奇な目で見るクマの家族相手に
啖呵を切り、寿司をぶん投げる。



自分がアウェーだろうと、愛するものは守る。


痛快だった。


実際のはるちゃんは落ち着いた話し方で
クレバーに恋人を立てるタイプで


寿司はぶん投げてないよと
はるちゃんもいってるけど



子宮委員長はるというひとは
誰に対しても本音で対峙している。



何冊も本を出すパワーブロガーになり
イベントをすれば何千もの席が
一瞬で埋まる人気者になっても


守りに入るということがないのだ。


この映画がファンタジーだとしても
実際はるちゃんにも色んなことがあっただろう。


いまだって戦っている、きっとね。





ひとは、しあわせにむかってる。
自分がしあわせと思えないときも


しあわせロードは一本道で
決して封鎖されることはない。


たまに側道で休んだり
脱線事故があったりもするだけ。
でも道そのものはなくならない。


なにがあっても自分がしあわせロードを
歩いていることは変わらない。
それがあるとき
ひとからよく分かる婚約とか結婚になるだけだ。


出会いがあって、別れがあって、また出会う。
誰かに愛されたから人生が輝き
恋が終わったら曇るのではなく


どんなときも自分は
しあわせロードを歩き続けている。






「あなたとわたしみたいなのが
しあわせになれたら、
それってすごいことだと思わない? 」



そういったとき
本当はしあわせロードをもう歩いていたんだね。


まっすぐにひとを愛せること
それがもうしあわせだ。



いいもの見せてもらいました。
そしてリアルタイムで続いていく
パーフェクトレボリューションも
楽しみにしています
おねがい



最後に。
ミツがはるちゃんに重なります。


クマさんの、はるちゃんへの気持ちを感じました。


これから見るあなた、お楽しみに。



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「障害はわたしたちのためにあるんだよ。
わたしたちが愛し合うために。
わたしたちが生まれ変わるために。
わたしたちが不可能を可能にするために」


by ミツ




photo by (C)2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会