光と影 | 藤沢あゆみオフィシャルブログ Powered by Ameba

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作家。著書29冊。相談30000件超。ananによる信頼できるカウンセラー20人の1人。NHKEテレハートネットTV出演。2023年4月「バズる!ハマる!売れる!集まる!WEB文章術 プロの仕掛け66」発売9日で増刷、7月18日枚方蔦屋書店で101人講演会開催

数ヶ月前から
わたしはブログを毎日書いている。



きっかけはユーチューバーさんの
こんな一言だった。


「YouTube上に作品を残している」


そのひとは毎日動画を投稿している。
彼の動画を知ったのは
ある朝スマホで見た
東京から関西までタクシーに乗ったら
いくらかかるかという検証動画だった。


わたしはその朝、起き上がれないほど体調が悪くて
気を紛らわすためにベッドでスマホからYouTubeを見た。


いつもはしないスマホでYouTubeを見るということ
それでたまたま見たのが彼の動画だった。


面白いことをするひとだなと思った。
ちなみにタクシー代は20万くらいかかっていた。


いろいろみてみると彼の動画は
これやったらいくらお金がかかるんだろうという
興味はあってもやってみようとはしないような
お金に糸目をつけない動画が多いようだった。


すべての動画に字幕が入り
話すスピードに合わせで字幕が出るなど
テレビのバラエティー番組のように
手間がかかっていることがわかる。


毎日動画を公開することに比べたら
毎日ブログを書くことはちょろい。
そしてそのひとの信頼とは
そのひとの発信そのものだ。



ましてや、文章を書くことや発信することで
わたしは仕事をさせていただいている。
その日から、毎日ブログを書こうと思った。






彼がよく取り上げるゲームやギャンブルには
個人的には全く興味はないが
彼の動画から発するエネルギーに触れると
よし自分もやろうと思い、みるようになった。


わたしが好きなのは
彼が大企業のトップに体当たりでプレゼンして
最初はチャラい若造と思っていたトップが
どんどん彼の話にのめり込んでいって
最後には彼ペースになっている
ビジネス系のチャレンジ動画だ。



著者仲間にも
彼の動画を何度も勧めた。


そんな彼が・・・
いま、あらゆるひとやメディアで炎上している。



YouTubeの世界にとどまらずTVニュースに週刊誌。
つい先日話題のひととしてヤフーニュースに載った彼は
その数日後、疑惑のひととしてヤフーニュースに載った。


彼が情報商材販売から
ビジネスキャリアをスタートしたこともあり


ダークな過去があるけど
仕事はでき、人をひきつけるカリスマ性と
どんな相手にも物怖じしない兄ちゃんだった彼は


やっぱり詐欺師だったのかと
日本中を敵に回しているかのような
状況になっている。


大プレゼンテーションを行い話を通したイベントに
トラブルを避けるため、彼自身はいけなくなったり
埋め合わせのイベントを行おうとしたら
主催者の怒りを買う稚拙なやり方になってしまい
主催者はカンカンになりファンは失望するという
何をやっても裏目にでるという状況になっている。


真相はわからない。
いつか彼の言葉で
動画でこの件について語れる日が来るだろうか。



黙ってなかったことにする。
それは彼が一番本意じゃないことだろう。


真相については軽率に語れないとしても
彼自身の言葉で今言える範囲で
どう思っているか
多くのひとが彼の言葉を待っている。


また裏目にでるかもしれないが
一番、彼が理解されたいファンには
安心を与えられるだろう。


彼は謝りたくて謝りたくて
何があったのか説明したくてたまらないはずだ。



一切真相を語る動画を出せないのは
それだけおおきな問題になっているのかもしれない。


まるで全く傷ついてもいないし
信頼を落としたことなど感じていないかのように
雷と土砂降りの中傘もささずに語り続けるように
動画をアップし続ける彼。


それまで高評価だらけだった彼の動画は
まるでリボ払いの元金と利子の関係のように
高評価が上がるとそれを上まわる低評価がつく。


出せば出すほど低評価がつき
なぜ謝らないのかと恨みをかう一方だ。


YouTubeはこの件を批評する動画でいっぱいだ。


日本一のユーチューバーになると
コミットした彼は


ある意味日本一話題をさらう
ユーチューバーになっている。





同じようなトラブルが起こるのは
実は神さまに
応援されているとわたしは思う。




気がつけよ。



神さまはそのひとを見捨てていないから
こいつ懲りてないなと思ったら
同じトラブルをプレゼントする。



このひとなら
社会の閉塞感を打ち破ってくれるんじゃないか
そう思わせるものが彼にはあった。


わたしにとっては
発信という物を根本的に考えるきっかけを
あたえてくれたひとだった。
人間の可能性って素晴らしいと思った。


ブログにも何度か彼のことを書いている。


彼が抜き去ってトップに立ちたいと言った
トップユーチューバーは先日500万人の
チャンネル登録を記録した。


トップユーチューバーさんは
自宅に入ってきたゴキブリも殺さないような
まさにハイパーいいひとで
一見彼とは真逆なタイプだが


動画に対するストイックな姿勢や
結果を出すことに対するモチベーションには
ふたりには近いものがあり
ふたりの共演を見てみたいと思った。


ああ、そんなに好戦的でなければ
共演できるかもしれないのに
戦意むき出しだと避けられちゃうよと
思ったりしたが


ライバル心をむき出しにできるからこそ
そこまで追撃できたのだろうし
トップユーチューバーの動画も
彼の存在が刺激になり、間違いなく
パワーアップし面白くなっていると思う。


真逆なふたりが好敵手であることが面白かった。


正直、YouTube自体が
ちょっとパワーダウンするくらいの
影響力を彼は持っていたことを実感した。


自分は一気に上がっただけに
落ちるときもすごいと思うと語っていた彼は
まさにそれを体現し


彼の人生が漫画化されることが
決まっていたが
皮肉にも誰もの予想を超える
劇画ストーリーが展開されている。


夏が勝負とばかり
お金もパワーも全開で
彼は勝負をかけていた。


せっかく用意していたのに
今は公開できない。
そんな動画もあるだろう。


信頼は
足らなくなったら足せるものではなく
なくなったらゼロスタート。



まるで一気に増やしたものを
一気に吐き出すようなこの状況。


もしかしたら、彼の魂は
ゼロになって本物になることを
望んでいたのではないだろうか。



落ちるだけ落ちたらそれ以上落ちることはない。
彼はそんなことを言っていたことがある。


ゼロからのスタートになろうと
マイナスからのスタートになろうと
全力で這い上がり本物になることを
わたしは、陰ながら願っている
グラサン