戸部大助さん、ウィステリアキョウコさんの
結婚式に行ってきました。
東京から長野にやってきた彼は
ある日、うちの近くのサロンの門を叩いた。
お金も、なかった。
寒くて、凍えそうだった。
「占い師になりたい」と彼は言った。
「ではわたしを占ってください」と
サロンオーナーの彼女はいった。
彼女はドン底だった。
負債を抱え体もボロボロで
恋愛でもズタズタになっていた
彼がひいた一枚のタロットカードに
彼女を救うメッセージが書かれていた
彼女は彼に５万円を払った。
それはその時の彼女の全財産だった。
その日から彼は彼女のサロンで占いを始めた。
キャメレオン竹田さんが、神父さんになっての人前結婚式。
真剣だけど、ちょっと笑を誘う。
２０１１年、ふたりに初めて会った時
彼は言った。
「キョウコさんは太陽なんです」
お互いを恩人だと言ったふたり。
「私達結婚するから」
彼女は朗らかにそう言った。
どんどん世界を広げる彼女。
その裏には彼の存在があったという。
事業に失敗した時も
がんを発症した時も
リーダーはいつも
ひとの背中を押していて
自分の背中を押してくれるひとがいない。
彼女にとって彼は
本当の自分を見せられるひと。
今にも結婚しそうだったふたり。
だけど・・・
いつしか彼の姿が見えなくなった。
どうしたんだろうと気になっていた。
あれから４年
機は熟した。
離れている時も
大切に思っていた。
そんな話を時々会った時に聞いた。
その間に彼女は
たくさんのひとを育てた。
皮肉にもそれは
彼と離れていた時間に重なる。
彼女に育てられた人たちは
みんな
大丈夫と背中を押してくれた
といった。
たとえば、３人の子持ちの専業主婦から
月収数百万を稼ぎ
１００人の教え子がいる
パワーストーンカウンセラーになったひとがいる。
パワーストーンを使いこなして奇跡を当たり前にする
それが自分だけのミッションではなく
たくさんのひとのミッションになった時
彼はまた彼女の元に現れた。
そして・・・
出会って８年。
ふたりは一生別れないふたりになった。
「彼の
「大丈夫だから、やってみな！」
って言葉に素直に行動したら、
いまの私ができあがりました」
キョウコさん
たくさんのひとに大丈夫って言ってきたよね。
これからは一生となりで
大丈夫と言ってくれるひとがいる。
そんなふたりを
彼女が育てたひとたちが笑顔で取り囲んだ。
いろんなコミュニティのひとが
入れかわり立ち代わりふたりを取り囲んで
写真を撮った。
あまり人前に出ない彼だけど
彼女をどんなに大切に思っているか
率直に語る姿はとても男らしくて
彼女に出会う前歌舞伎町で
歌っていたという
歌まで披露してくれた。
傍で微笑む彼女は
神々しいほどに美しかった。
みんなのスピーチに
彼と会ったエピソードがあって
彼女が全ての大切なひとに
彼を紹介している様子が伺えた。
全てのひとには
そのひとにあうひとが
必ずいるのだと思う。
どうしたらそういうひとに会えるの？
それは・・・
傷ついてもくじけそうになっても
運命や誰かのせいにせず
ただ自分を生きると決めること
皮肉なようだけど、そんなとき
こんな相棒はどうって
神さまがそんな片割れに
出会わせてくれるんじゃないかな。
ほんとうにしあわせそうで
このときがきてよかったなー
みんながそう思ってる
温かい時間でした。
人生はどこからでもしあわせになれる。
始まりは何もなくても
ううん、マイナスでもいいんだ。
何があってもあきらめることなんてないんだね。
純白のウエディングドレスは
ウェディングドレスデザイナー
粕谷尚子さんによるオートクチュール。
なんと粕谷さんと
結婚式と２次会の合間にお話ししてて
かなり面白いプランが持ち上がりました。
わたしのデザイナーとしてのキャリアが活かせるかも？
これもキョウコさんがつないでくれたご縁ですね。
早速近々ミーティングします。
ブーケは藤色。
キョウコさんは苗字である木藤から
ウィステリアとビジネスネームをつけています。
藤には、歓迎しますという花言葉があり
それはキョウコさんのカウンセラーとしての姿勢にも通じ
ボロボロでサロンの門を叩いた大助さんを迎えるときも
キョウコさんは、歓迎するひとでした。
わたしも、ペンネームに藤の字があります。
花言葉は知らなかったけど
わたしも自分の発信やサービスは
その姿勢で臨んでいます。
潜在意識が知っていたんでしょうか。
結婚式でそんな藤色のブーケを引き寄せ
２次会ではなんと１位のプレゼント
ディズニーペアチケットを引き寄せました。
「さすがの引き寄せ力」
とみんなどよめいてました。
２次会のドレスコードは赤。
集客の女王、佐々妙美ちゃんと
ドレスのカッティングもかぶってました笑。
なぜ、赤？と思いきや・・・
最後にキョウコさんが真っ赤なドレスで登場しました。
「癌の再発があった時に
「本を書きなよ！」といったり、
ひとり残らずスタッフがいなくなった時に、
「人を育てなよ！」といったり、
とてもそんなことできないって、諦めてるときに、
信じられないアドバイスをくれたの。
わたしは、
言われた言葉に素直に行動し、
今となってみれば、すべて実現しています。
まるで、わたしの神様みたい（笑）
恋人とか、旦那とか、
そういうのとは違うんです」
人前結婚式で始まり
みんなが身につけた赤をまとって現れたキョウコさん。
みんなに祝われ、みんなの中に帰ってくる粋な演出。
恋人とか旦那とか
名前がつけられないほどの深い縁。
何があっても途切れずに
またふたりの中に帰ってきた赤い糸。
大助さん、キョウコさんご結婚おめでとう。
しあわせを、ありがとう