藤沢あゆみです
旬の芸能ネタを独自の視点で斬る！
あゆみ芸能デスクの時間がやってきました。
（いつシリーズ化
本日のテーマは！
タモリさんは全肯定の神！
です。
旬の芸能ネタと言いつつ、またまた旬から
ビミョーに外れてるのがチャームポイントです。
いいとも最終回！
ごらんになりましたでしょうか？
最後のテレフォンショッキングのゲストだった
ビートたけしさんが、タモリさんを称して
タモリは白米
と言われてましたが言い得て妙でした。
いいともにはあらゆるゲスト
そしてあらゆるキャリアの
あらゆるコーナーが繰り広げられましたが
タモリさんはそのすべての
「あらゆる」を仕切ることなく
調和させてしまう超人ぶりでした。
そしてその集大成となったのが
笑っていいとも最終回。
大御所芸人が舞台に勢ぞろいして
収拾がつかなくなったあのシーンでした。
笑福亭鶴瓶さん、明石家さんまさん、
とんねるず、ダウンタウン、
ウッチャンナンチャン、爆笑問題
ナインティナインが、同じ舞台に一堂に会す。
全く噛み合ってなくて
まさにすき焼きとカレーとキムチ鍋ともつ鍋が
ごっちゃになったようなすごい場なのですが
白米であるタモリさんは
その全てのキャラクターにあうわけです。
タモリさんはやっぱり一切仕切らずに
愛情のこもった眼差しで
その場を楽しんでいるような感じがしました。
そこに現れ
見事に仕切ったひとがいました。
スマップの中居正広さん。
「日本一の司会者といわれている人と、
毎週生放送でお昼の時間に
20年近くお仕事してるので
その人から根こそぎ盗みました」
その力を、最後に師匠のタモリさんの前で
見事に披露した中居くん。
故横澤プロデューサーはどんな思いを持って
この番組に「笑っていいとも」という
タイトルをつけられたのでしょうか？
いいとも＝全肯定
なにがあってもいいとも～！
誰が出てきて何をやってもいいとも～！
そんな番組でありタモリさんだったからこそ
こんなに長寿番組になったのですね。
このタイトルが
タモリさんのキャラを
確立させてしまった気がします。
というのもタモリさんは
もともと、白米とは対極にある
キャラクターだった気がします。
デビューのきっかけは密室芸
存在感はザ・違和感。
黒いサングラスでお茶の間に現れるとか
当時はぶっ飛んでたと思います。
何も主張しないで溶け込むというのは
タモリさんにとって
最初はきつかったんじゃないかな
と思ったりするんですね。
だけどいいとものＭＣになって
タモリさんは全肯定の神になった。
もうそれはタモリさんにとって
悟りを開く境地だったのではないかと想像します。
ちなみに。
タモリさんを見出した故赤塚不二夫さんの
名作、天才バカボンの主人公
バカボンのパパの決め言葉は
「これでいいのだ」
まさにこれも、全肯定です。
赤塚先生はタモリさんの未来を
予想していたのでしょうか
そうそう。
赤塚不二夫さんの葬儀で
タモリさんが読み上げた
弔辞が感動を呼びましたが
テレフォンショッキングの最終回で
表彰状と称してメッセージを読み上げた
ビートたけしさんのパフォーマンスは
この時のタモリさんへの
オマージュだったのかなと思いました。
そんな、タモリさんへのリスペクトが
随所に現れたいい番組でしたね。
仕切らず仕切る。
これをタモリ力とでもいいましょうか。
いいひとはつまらないと言いますが
本物のいいひとは清濁併せ呑む
強烈な個性を持つ存在だと思っていて
そんなひとを
ハイパーいいひとと
わたしは呼んでいます。
カレーライスにも
すき焼きにも
キムチ鍋にも
もつ鍋にも合わせられる。
それはその全てにがっついてきて
最後に白米になったから。
タモリさんはまさに
そんなひとだと感じるのです。
タモリさんは全肯定の神。
いいとも教の教祖。
誰にでも合わせられるひと
実はわたしも
そういっていただくことがあるのですが
いいとも教に入信し
全肯定を極めまっす！
いいともが終わっても
タモさんの存在こそがいいとも！
どんなことにでも
いいとも！って言えたなら
社会は少しやさしくなりそうな気がします。
イラッときたらいいともと唱えよう。
みんないいとも教、入ってくれるかな？
いいとも～！
タモリさん本当におつかれさまでした。
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