和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
金銭や財産など実際に無いものは
どうしようもないという例えに
「無い袖は振れぬ」を使いますが…
先日
「応援したいのは山々だけど、無い袖は振れないのよね～」と言ったら
何それ
と…
えっ、ことわざですが
「無い袖は振れぬ」というのは
振りたくても袖がなければどうしようもないということで
いい返事をしたくても先立つもの（袖）がなければ
その気があっても無理（振れない）ということで
「お金を貸したくても財力がなければ貸せないということ」と説明をしましたが
今の日本人は着物を着ていないから
そんなことを言われてもピンとこないと…
民族衣装の着物がすたれていく…
同時に言葉も使われなくなるのだと感じましたが
和子おばちゃんは負けません(笑)
このようなことを聞くと
闘志がわきます
無いものはどうしようもない
仕方がない…
仕方がないから知らなくてもいいではなくて
知っていると得をするのよ～
と言うと
「得」という言葉には
反応する人の多いこと
これでいいのか日本人と感じたひとときでした
ちなみに「袖を振る」は
恋愛でも使われる言葉で
別れを惜しんだり
愛情を示すしぐさのことですよ～👘
袖だけで
様々なことを表現できる日本人は
素晴らしいですよね
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会