着物の柄の楽しみ方その5 | マナー研修|和文化 おもてなし講師|水戸大使 安達和子のブログ

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乙女のトキメキ和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です乙女のトキメキ

本日も着物の柄の続きですうさぎ

 

昨日は、今年はじめての着物を着ました👘

梅と椿の帯を…

やはり着物はいいですねピンクハート

気持ちがピシッとしますニコニコ

 

美しく咲き誇る「桜」

日本の国花であり

古くから多くの人に愛されている花です日本

また「縁起の良いことの始まり」を表しています。

昔は桜の咲き方で

その年の穀物の収穫を占っていたそうですガーベラ

そのようなことから

桜柄は五穀豊穣を願うという意味も込められています。

 

日本の代表とされる「桜」なので

桜の柄の着物は

一年中着用できそうと思う方は多いはずです。

ここで注意をしないといけないのは

全ての桜の柄の着物が

通年で着られないということですアセアセ

 

実は桜の柄の着物は

その柄行きによって様々な決まりごとがあるのです。

そんなことを言うと

古臭いと言われそうですし

面倒だから着物は嫌いと言われてしまいますが

私も好きな柄の着物を着ていたら

着物の粋の話をしてくれた先輩がいましたラブラブ

 

確かに、着物の形はほぼ同じですから

「素材」「色」「柄」を上手く組み合わせて

季節感を出すことが重要になってきますね。

 

着物には先取りの粋がありますキラキラ

桜の柄のいくつかのルールの話をしましょう。

 

ピンクハート枝付きの柄は桜の季節だけ

桜柄の着物の中には

桜の花びらだけでなく枝付きの柄があります。

枝付きの桜の柄は

桜の季節にのみ着るものとされているのです。

 

桜の季節に着るとはいえ

桜が満開時に着るのは野暮ったく感じられることもあるので

避けたほうがよいでしょう。

季節は、1月〜桜が咲き始める前ぐらい…

季節の先取りも着物の楽しみですよねラブラブ

 

ピンクハート枝が描かれていない桜の柄は通年OK

枝が描かれていない花びらのみの桜の柄は

通年を通してOKです。

花びらのみの桜であれば

浴衣やなどでも使われています。

それなので

桜の花びらのみで一面を覆っていれば

桜の季節に限らずどの季節で着用しても問題ありませんラブラブ

 

ピンクハート花びらが散っている柄は桜の散り際まで

枝付きの桜の柄で

花びらが散っている柄の着物は

桜の散り際まで着用することができますラブラブ

ここでもう一つ注意が…

満開の桜が咲いているときに

桜が散っている柄も不自然ですね。

満開が過ぎ、桜の散る直前から

桜の散り際までに着ると粋ではないでしょうか…

 

また、桜の柄の着物を着ていく上での

注意ポイントは、着物を着ていく場所です。

 

結婚式の主役は花嫁

入学式や卒業式の主役は子どもたちです。

 

桜の柄の着物は華やかで周りを明るい雰囲気にしますが

主役よりも目立つことはNGですタラー

 

桜の柄が派手すぎないか

着物全体の色合いが濃すぎないかなど注意をしましょう。

 

とはいえ、あまり深く考えず

洋服と同じでTPOに合わせて

「相手を思う気持ち」があれば

失礼にはならないと思っています完了

 

 

乙女のトキメキお読みいただき嬉しく思います乙女のトキメキ

ありがとうございました うさぎ

 

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