和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
本日は【乃東枯】について話しますね
今日は、二十四節気の「夏至」です。
夏至は一年で一番、昼の時間が長い日です
夏至 | マナー研修|和文化 おもてなし講師|水戸大使 安達和子のブログ (ameblo.jp)
そして、七十二候第二十八候の
「乃東枯(なつかれくさかるる)」です。
「乃東枯」の「乃東(だいとう)」とは
うつぼ草の異名です
花の形が、弓矢を入れる武士の用具である
「靫(うつぼ)」に似ていることから
この名前がつけられたようです。
あまり聞き馴染みのない植物かもしれませんが
「乃東枯」は
うつぼ草が枯れるころという意味です。
うつぼ草は、冬至のころに芽を出して
夏至のころに紫色の花が黒ずんで枯れていく…
これから真夏にかけて
いっそう木々の緑が深まり
色鮮やかな夏の花も開花する時期なのに
ひっそりと枯れていく…
なんだか奥ゆかしい日本人らしい思いを感じますね
夏至の初侯「乃東枯(なつかれくさかるる)」は
冬至の初候「乃東生(なつかれくさしょうず)」と
対になっています。
花には消炎や利尿作用があり
「夏枯草」と呼ばれ生薬として
腫れ物、膀胱炎
腎臓炎などの治療に利用されています
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会