本日は【花暦「桜」】について話しますね
3月の花暦は「桜」です
桜と聞くと、ワクワクしますね
桜は、日本の国花です
私たち日本人は桜が大好きなのです
それは、古来より桜の美しさ、可憐さに心惹かれ
また春の訪れを告げる神や精霊が宿ると考えられていたのです。
そして美しい桜の花に儚い命をも感じるのです
「さくら」の名前の由来は諸説ありますが…
「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたもので
日本神話に登場する
「木花咲耶姫(このはなのさくやひめ)」の
「さくや」をとったものや
「さ」は
春に里で稲を植える田んぼの「田(さ)の神」を意味し
「くら」は
神様が鎮座する「台座」のことで
「田の神が宿る木」と言われています
桜は
バラ科サクラ亜科サクラ属の落葉高木です
「ヤマザクラ」「オオヤマザクラ」「スミザクラ」
「オオシマザクラ」「エドヒガン」「チョウジザクラ」「マメザクラ」
「タカネザクラ」「ミヤマザクラ」「クマノザクラ」の
10種を基本にして
変種を合わせると100種以上の桜があるようです
また、一重や八重、枝垂れなど
品種によって多様な咲き姿や
色合いを楽しむことができるのです
「オオシマザクラ」と「エドヒガン」を
交配させてつくられたと言われる「染井吉野」は
日本で最も有名な桜です
花弁は5枚あり、咲き始めは淡い赤色で
満開になると白色に近い色になります。
桜の開花日を予想する「桜前線」も
「染井吉野」を開花を基準にしています。
桜の花言葉は
「精神の美」「優雅な女性」
染井吉野の花言葉は「純潔」「優れた美人」
八重桜の花言葉は
「おしとやか」「豊かな教養」素敵な花言葉もあります
桜の花は
一輪だけでは目立ちませんが
沢山になると急に存在感を発揮します
それは古の教え、日本人は
「個」より「調和」を大切にして来たのです
人と人との「絆」を大事にする
日本人の国民性にも似ているところも
桜が好きな理由ではないでしょうか
そして桜はあっという間に散ってしまいますが
他の花のようにしぼんだり枯れたりしません。
咲いている間は常に美しくあろうとする姿が
心に響くのではないでしょうか…
それだけ「桜」は
日本人にとって特別な花なのです
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会