暑さ寒さも彼岸まで…と言いますが
本当に涼しくなりましたね
この「暑さ寒さも彼岸まで」とは
「夏の暑さも、冬の寒さも春秋の彼岸を境に和らぐ」という意味の
季節の変転を表すことわざです
「辛いことも時期がくれば終わる」という意味の
ことわざとしても使われることもあります。
厳しい気候も時期がくれば和らぐということを
気候以外の事柄に対してたとえる使い方です。
彼岸になると暑さも寒さも和らぐということから
どんなに困難な事態でも
時期がくれば峠を越えるということです
では、暑さ寒さの「お彼岸」とは何でしょう?
お彼岸には
「春の彼岸」と「秋の彼岸」があります
お彼岸の期間は「春分」「秋分」の日を中日として
前後3日間、計7日間です。
秋分の日とは
「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日」です。
この時期は
田んぼでは稲刈りの最盛期ですね。
古来から
「秋彼岸」は稲穂の収穫を喜び
ご先祖様に報告し感謝をすることも兼ねた風習です。
春分の日とは
「自然をたたえ、生物を慈しむ」ためのもの
春の彼岸の到来は
長い冬の終わりを意味し
土から草花や虫が顔を出してきます。
この春の到来を
喜ぶ人々の想いがわかります。
その喜びを
ご先祖様とともに分かち合ったのです
「お彼岸」は
「到彼岸(とうひがん)」という意味で
煩悩や迷いのある世界から
悟りの開けた世界へ至ること
至るために行う修行のことを指します。
語源は
サンスクリット語(古代インド・アーリア語に属する言語)で
「波羅蜜多(はらみた)」という言葉だそうです。
仏教では元来
煩悩に満ちあふれるこの現世の世界を
「此岸」と呼びます。
それに対して
悟りの境地である涅槃
あの世の世界を「彼岸」と呼びました。
「此岸」は「こちら側の岸」という意味で
「彼岸」は「あちら側の岸」の意味です。
こちらとあちらの間には川が流れているのです。
その川とは
生と死の世界を隔てる
「三途の川」のことです。
川は仏教では象徴的な場所で
生と死を分けるだけでなく
煩悩と悟り
俗世と来世を分けるものとされています。
私にとっての「お彼岸」は、お墓参りもありますが
春と秋のお彼岸の楽しみは
叔母が元気なときに必ず作ってくれた
おはぎぼたもちです
とってもとってもと~ても美味しいのです
叔母は
数年前に病気になってしまい
今は作れなくなってしまい残念です。
それに、新型コロナウイルス感染症で
会うことも出来ず寂しいです
もう一度
叔母のおはぎ食べたいなぁ~