【リラクゼーションは医療のフロントです】
こんにちは、KENです。
最近は【KENの公式LINE】での配信ばかりで、ほとんどメルマガを出していませんでしたが、
やはり文字数がたくさん送れるメールをもっと活用していきたいとおもいます。
で、今回は少し長めですので
お時間のあるときに読んでいただければとおもいます。
ではどうぞ。
【有資格者無資格者問題という問題】
もうね、この手の話は何度もしているんですが、
私のブログやメルマガ読者になったばかりの方もいらっしゃることだと思いますので、
あらためてお話していきたいとおもいます。
・・・
まず、有資格者というのはどんな人なのか。
日本おいて手技療法の分野で国が認めている。
または国が資格試験を執り行っているものは以下になります。
・鍼灸師
・指圧按摩マッサージ師
・柔道整復師
この三つだけです。
（まあ、この三つしかないっていうのがそもそもおかしいのですが…）
それぞれが一つの資格で、国が認めている専門学校に3年間通い、
その後国家資格試験を受けることが許されます。
そして資格試験に合格した者が有資格者として認められます。
この三つ以外の手技療法はすべて民間資格か、独学で習得したものになります。
・カイロプラクティクス
・整体
・もみほぐし
・タイマッサージ
・リフレクソロジー など。
これらはすべてが民間資格になります。
このような文字を屋号に使用しているところで働いている人のほとんどが国家資格者ではありません。
しかしながら一部例外もあります。
それは、カイロなど、骨格を矯正するための手技療法を全面に押し出し、
さも治療をしています！と打ち出しているような場合。
何かしらの国家資格を持っているうえで、
カイロに力を入れている先生もいます。
『柔道整復師であり、カイロプラクターでもある』
というように。
でも実際はかなり少ないですね。
…
強く一気にひねったりする矯正術。
それを教えている民間資格者は多くいます。
YouTubeでも、『矯正術』などで検索するとたくさんの動画が出できます。
ちゃんとした先生のものもありますが、
その多くは素人が手を出してはいけないものだらけです。
解剖学も生理学もきちんと勉強していない、理解していない。
臨床の経験もほとんど無い。
昨日今日の「にわか治療家もどき」が手を出してはいけないんです。
そして、そのような手技をお金儲けのために誰かれ構わずに教えている治療家にも一言物申したい。
あなたはそれが出来るけど、
それを教えた人が同じように出来るとは限りませんよ。と。
首をひねったり、腰をひねったり。
パキパキバキバキとやるのが整体なんだと。
そう勘違いしているエセ治療家の元にですね、
藁をもすがる思いで施術を受けに行く人もいるんです。。
そして、最悪の場合は事故にあってしまう。
…
過去私の指圧院にこんなお客様がみえました。
年齢は20そこそこの女性。
高校生の時に部活での体の故障を何とかしたいと、とある整体院に行ったそうです。
親御さんに連れられて行ったその整体院は、
腰椎を捻った矯正術をするところでした。
自分よりもうんと歳上の白衣を着た先生。
親に連れて来られたこともあり信用して体を預けます。
しかし、、
これが悪夢の始まりでした。
結果的にその女性は
【腰椎分離滑り症】になってしまったのです。
私の指圧院に来た理由は、
腰椎分離滑り症からくる腰の疲れ、だるさ、
コリ、違和感を何とかしたいと。。
少しでも楽になりたいとのことでした。
…
こんな事があってはいけません。
これから結婚もし、出産もするであろう大切な体です。
それを、、
エセ治療家もどきのおっさんが
一人の女性の人生を狂わせたのです。
はっきり言って、
世間の人は我々の業界のことをあまりよく理解していません。
看板を上げて、白衣を着て、それなりのことを言っていれば、
それなりの素晴らしい先生なのだと錯覚をします。
…
おかしなことをしないでもらいたい。
健康な人の体を壊さないでもらいたい。
見た目の派手さに吊られ、
どこかの講習で取得した
にわか矯正術などを、
一般の患者さんに使わないでほしい。
〇〇流だとか、〇〇式だとか。
いくら外見を取り繕うとも、
その中身はとても薄っぺらいものです。
そりゃ、そこの先生や講師の人はきちんとした技術を持っていることでしょう。
しかし、そういう先生たちも、
国家資格を持っているのかというと…
持っていない場合が多いです。
…
私が通っていた鍼灸指圧学校に
ある臨時講師の先生が見えました。
普段は名古屋の治療院の院長をされています。
院内のスタッフはそのほとんどが弟子といわれる人達です。
皆先生の技術を習得するために無償で働いていました。
その先生が手技療法の世界に足を踏み入れたのが、なんと高校生の時でした。
自身の体を治してくれた先生に師事し、
通いながら技術を習得したそうです。
その手技はどんなものなのかと云いますと
見た目には結構きつい感じの【矯正術】です。
数年その先生の元で修行し、免許皆伝をしたそうです。
そして治療家としての道を進むことになります。。
そこでまず最初にしたのが、
国家資格を取得するために鍼灸指圧学校に通うことに。
先生は言われました。
「手技療法を使い治療家として生きていくのならば、
最低限この国が認めている資格を取らないと仕事はできない」
全くその通りだと思います。
それが患者様に対する最低限の礼儀ではないでしょうか。
…
【有資格者無資格者問題という問題】
そもそも、治療的なことは治療家がすることです。
そして治療がしたいのであれば、治療家になりたいのであれば、
現在国で認められている三つの国家資格の一つを取得するべきです。
まだまだ世間一般の人達は、この業界のことを理解出来ていません。
一部の、無資格者なのにもかかわらず
さも治療家ですよ。みたいな、紛らわしい人がいるから困るんです。
そしてそんな悪徳なエセ治療家もどきの被害にあう人も多くいるのです。
しかも真剣にリラクゼーションのお仕事をしている人達にも迷惑をかけています。
多くの有資格者達は、昨今のリラクゼーションマッサージ店や、リラクゼーションマッサージセラピストに対して良い印象を持っていません。
特に指圧マッサージ師は他の有資格者よりもそう思っていることでしょう。
何しろ私自身が昔はそう感じていたのですから。
しかしこの考え自体が間違いなのです。
治療家は治療をすれば良いのです。
そしてリラクゼーションのマッサージだってしても良いのです。
鍼灸師だって、柔道整復師だって、リラクゼーションのマッサージをしても良いのです。
現在、厚生労働省もリラクゼーション業界のことを職業として認めています。
国が認めているんです。
なので、
無資格がどうしたこうしたという議論自体が間違いなのです。
リラクゼーションマッサージ業をしているセラピストの人達は、自分たちのことを無資格者だ。と定義付けるのではなく、
胸を張ってリラクゼーションマッサージをしています！と言ってもらいたいです。
なにせ、
癒しのマッサージは
医療のフロントですから！
…
人は皆、だれでもいつか死にます。
皆、何かしらの病気で死にます。
人はいきなり病気になるわけではありません。
確かに突発的なものもありますが、ほとんどの病気には、その因（もと）となるものがあります。
それは何か。
それはストレスです。
心身ともに過剰に受けるストレスです。
適度なストレスならば、むしろ健康のためには良いのだそうです。
適度な緊張感というのは人間が生きていくうえで必要なものなのだとか。
あまり刺激の無い人生というのもなんだか味気ないですからね。
ガス抜きが出来てストレスとうまく付き合える人は良いのですが、
それがなかなか出来ない人も多くいます。
人には愚痴や弱音を吐きたいときもあります。
子供が親に甘えるように、大人だってだれかに甘えたいときもあります。
心身ともに疲れた自分のすべてを受け止めてくれる。
そんな時が必要なんです。
…
疲れている人は病人ではありません。
何かを患っているわけではないのです。
なので【患者】ではありません。
癒しのマッサージに行く人は、
患者ではなく【お客様】です。
治療家はクライアントのことを患者と言います。
不思議とあまりお客様とは言いたがりません。
それはなぜでしょう？
きっと、【患者】と言う方が【お客様】よりも上なような気がしているからだとおもいます。
なんともナンセンスな話です。
治療をするから偉いのでしょうか。
では治療家よりも立場が上に見られている
医師はどうなのかと。
治療よりも医療が素晴らしい？？
いやいや、違うでしょう。
治療も素晴らしいし、医療も素晴らしい。
そして、
人の心と体を楽にする
癒しのマッサージも素晴らしいのです。
…
私は鍼灸指圧師ですが、
一番力を入れているのは癒しのマッサージです。
何度も言いますが、
【癒しのマッサージは医療のフロント】
だと真剣におもうからです。
治療や医療には痛みを伴います。
金銭的にも肉体的にも、
そして精神的にも。
病気になってから治す。ではなく。
病気にならないようにする。
同じお金を使うのであれば
痛いおもいをするのではなく、
気持ち良いことに使いたいものです。
そう、
気持ち良いマッサージを受ける方が良いですよね！
自分の体を安心して任せられるセラピストさんに、
疲労とストレスを溜めないよう、定期的に体のメンテナンスをしてもらう。
そんなセラピストに出会えた人は幸せです。
私もそんな人に出会いたいです。
もう他の人では満足出来ませんよね。。
…
なんか最後は『有資格者無資格者問題』の話から反れましたが、
まあ、KENが何を訴えたいのかは分かってもらえたかとおもいます。
とにかく！
治療家になりたいのであれば、
頑張って有資格者になろう！
そして！
癒しのマッサージセラピストは、
自分たちの仕事に誇りを持って
堂々とリラクゼーション業をやろう！
人はいきなり病気になるわけではありません。
日々の身体の状態が未来を作るのです。
だこらこそ、今が大切なのです！
セラピストは、その人の今を楽にし、
その人の未来を作るお仕事なんです！
人の疲れるポイントは大体皆が似たり寄ったり。
大概が首、肩、腰
細かく言うと、
首と頭の付け根、
肩と肩甲骨の間、
背中は背骨のキワ、
腰はクビレのところとお尻のダルさ。
だいたい決まっています。
あとはその人の普段長くしている姿勢ですね。
座り仕事
立ち仕事
身体を酷使する仕事
精神を酷使する仕事
人それぞれ違います。
その人のやってもらいたい！
と思うところを理解してあげる。
そこをやってあげること。
お客様が本当に求めていること。
それは、
理解されたいのです。
お客様の【やって欲しい】を理解し、
やって欲しいと感じているところを！
効かせられるようになること。
その人の独自のコリとツボを
探して、捉えて、効かせる
これなんです！
…
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ぜひ、セラピストとして自信を付けて
お客様に堂々と施術をしたい人は
この機会に手にとっていただけると嬉しくおもいます。
最後は新商品のご紹介になりましたが、
あなたのセラピストライフが
さらに良くなりますように。
それではまた！
KEN
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