そうちゃんは、昨年のクリスマス以降、1月中旬、2月上旬と尿路感染による発熱を起こしている。
感染については心拍数のベースラインの上昇や体温、手足抹消の冷感を兆候として感づけるようになっていた。
ここのところは心拍数ベースラインが80台で安定していたので問題なさそうと思っていたのだが、月末に体温が突然39度に上がった。
前日の夕方の面会で妻が足の冷感を気にしていたことはあったがこもり熱とは考えにくい発熱である。
しかし、午後になると体温が37.0度まで下がり、115程度にまで上がっていた心拍数も90台前半に落ち着いた。
一度は高熱が出たということで主治医が痰や尿の検査を行い、抗生剤も使えるよう感染症科とも相談してくれたが、落ち着いたこともあり、抗生剤を始めた場合の耐性菌を作るリスクやまた点滴の針を何度も刺さなければならなくなることを考慮し、主治医と相談して様子を見ることになった。
今日は妻が病院担当。お昼頃に到着した時には120だった心拍数は30分で10ずつ上がっていって、160くらいまで上がってしまった。体温も37.5度から39.7度に。
そうちゃんは昨晩から再度発熱し、38度台が長く続いていたそうだが、様子見の判断が続いてしまったようだ。
夕方に予定された解熱剤や抗生剤が始められたが、血圧が30〜40台に下がるなどふらふらし、命の危機が表れてきたため、ICUに転棟することになった。
その後の説明では、敗血症性ショックとのこと。
中心静脈カテーテル挿入の同意を求められ、カテコラミン(強心薬)を投入。
抗生剤はバンコマイシンとメロペネム。
これで効かなければ手はないという。
妻には病院に待機してもらうこととなった。
最初の急変時に夜通し待機した、電波の入らない家族控室。1人で待つのは心細いだろう。
これまでもいつ何が起きても不思議ではないという評価は変わっていなかったが、長く安定してくれていたことで油断していたのかもしれない。一瞬にして土俵際に追い詰められ、突然の事態に様々なことが頭を巡る。
次男、長女のお風呂、食事、寝る前の遊びの相手をしながら、心は散り散りになって落ち着かなかったが、これではいけないと思い、視座を上げてそうちゃんの無事を信じて割り切ることにした。
子どもたちの寝かしつけが終わり、スピリチュアル・ヒーリングを実施し、得たい未来の意図を送ってから布団に入った。
スマホの着信音量をMAXにして枕元で充電する。
どうか、静かな夜でありますように。
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