精神的に参っているときは、「人生の意味」についてしばしば考えてしまいます。
自分なりの人生の意味を記しておきたいと思います。
結論から言うと、人生に意味はないと思います。
人類がここまで存続しているのも、自分が生まれたのも、全て偶然の積み重ねです。
少し前まで「子孫を残すため」「人間として培ってきた文化を伝えるため」と考えていましたが、
子孫を残し人類の繁栄に寄与したとします。でも、人類が繁栄すること自体になんの意味があるのでしょうか?
そもそもあらゆる生物種において、子孫を残しやすい種が存続しやすかったというだけで、そこにとくに目的があるわけではありません。
なので、たまたま自分という個体は誕生し、生存していると考えられるのです。
この点を、サルトルの言葉にある「実存は本質に先立つ」という言葉は良く表していると思います。
そう考えると、勉強ができるとか、仕事で大きな成果を残せるとか、そういったことはできてもできなくても良い、つまりなんとなく生きていればそれでよいと思えます。
人間としての本能に従い、ぐっすり眠るとか、おいしいものを食べるとか、そういった些細なことで感じる幸せをただ積み重ねていけばよいのではないかと思います。
これは、老子の目指した「無為自然」につながるものと考えています。社会的な成功を無理に目指すのではなく、自然に従って生きるということです。
また、荘子の基本的な理念に「逍遥遊」というものがあり、これも心の赴くままにぶらぶら遊ぶことを示しています。
ここまで考えると、人生の中で大きな挫折を体験したとしても、「もともと人生に意味なんてないし、別にいいかな」と鷹揚に構えることができるのではないかと思います。