路線バス





★★★★☆

BUS(17分)


監督: Caroline Sascha Cogez
脚本: Caroline Sascha Cogez
撮影: Christian Garnov
編集: Carsten Sosted

出演: Charlotte Munck・・・カリーナ
Marie-Louise Coninck・・・エルセ

Augustin Kolerus Lindvad・・・ケン(カリーナの同僚)

Karen-Marie Wedel-Lander・・・ピア(カリーナの同僚)


◆ストーリー◆

カリーナは、仕事に行くため、いつものようにバスに乗る。

バスの中でついてない出来事が重なり、今日はバスを降りないと決める。

バスでエルセという老女に出会い、エルセは、カリーナの決意に同意しバスを降りないと決める。



◆感想◆

バスを降りないと決意しないまでも、この作品のカリーナと同じ思いをしたことがあるような人はたくさんいると思う。

何となくツイてないとかやるせないとかそんな気持ちが渦巻いているときに目的地の停留所で降り損ねて、気持ちが爆発するんです。(爆発といっても、周囲の人に当り散らすというわけでなく、あくまでも自分の中で爆発したということ。)

そして、今日は、絶対バスを降りないと決意。

そこへ、1人の老女が隣の席に座る。

息子に昼食を届けに行くというその老女は、カリーナと一緒にバスを降りないと決心する。

2人の間に、奇妙な友情が芽生えてきて、最終バスでバスの車庫まで行く。

明確に結論が出るような感じのラストではないんだけど、始発の到着地から推測して新たな旅立ちという解釈でいいんでしょうかね?

短篇なんですが、ミョーに同情してしまう作品です。






ブログランキング
アイ・ヴィ・シー
気まま時代

★★★★☆

CAREFREE(82分)


監督: マーク・サンドリッチ
製作: パンドロ・S・バーマン
原案: マリアン・アインスリー、ガイ・エンドア
脚本: アラン・スコット、アーネスト・パガノ
ダドリー・ニコルズ、ヘイガー・ワイルド
撮影: ロバート・デ・グラス
作曲: ヴィクター・バラヴァリー
音楽: アーヴィング・バーリン

出演: フレッド・アステア・・・トニー・フラッグ(精神分析医)
ジンジャー・ロジャース・・・アマンダ・クーパー(ステファンの婚約者)
ラルフ・ベラミー・・・ステファン・アーデン(弁護士、アマンダの婚約者)
ハティ・マクダニエル・・・ハッティ
ルーラ・ギア・・・コーラ(アマンダの叔母)
ジャック・カーソン・・・トマス・コナー


◆ストーリー◆

金持ちの令嬢アマンダと弁護士の友人ステファンの婚約の相談に乗った精神分析医のトニー。

しかし、気付いたときには、自らがその令嬢に惹かれていた。
この複雑厄介な関係を打破しようと催眠療法を施すのだが、混乱は増すばかり。
そんなトニーもついに決断した。



◆感想◆

友人の婚約者を好きになってしまう(というか先に恋心を抱くのは、友人の婚約者であるアマンダのほう。)というラブコメではよくありがちなストーリーなんですが、これは、アステアとロジャースのダンスを楽しむ映画ではないでしょうか?

アステアは、精神分析医の役なんですが、アメリカでは、こんな時代から精神分析医を手軽に利用してたんですね。(まあ、この作品に出てくるのは、金持ちの令嬢と弁護士っていうセレブなブルジョアな感じの身分なので一般人まで手軽に利用してたのかどうかは知りませんが。)

日本では、21世紀の今でもなかなか精神分析医って手軽に利用できませんよね。


これ、どちらかといえば、ロジャースのほうがコミカルで弾けてるような気がします。(催眠状態で車をブッ飛ばしたり、クレー射撃(?)の銃ブッ放したり。)

そして、ロジャースのおば役のルーラ・ギアがププッと笑わせてくれる。

ラストは、かなり強引だけど、予想通りの結末。

現実だったら「そんなんアリ?」って感じですが。




ブログランキング
ドリームエッグス
CHARLES CHAPLIN COMEDY FILMS-SPECIAL BOX-


★★★★☆

THE MASQUERADER(8分)


監督: チャールズ・チャップリン
製作: マック・セネット
脚本: チャールズ・チャップリン

出演: チャールズ・チャップリン・・・映画俳優/美女
ロスコー・“ファッティ”・アーバックル・・・映画俳優
チェスター・コンクリン・・・映画俳優
チャールズ・マーレイ・・・映画監督
ミンタ・ダーフィー


◆ストーリー◆

俳優のチャーリーは、本番中大失敗し、クビになるが、女装して再びスタジオに現れ、監督をうまく騙し主役を勝ち取るが・・・



◆感想◆

これは、素顔(ちょび髭ナシ)のチャップリンと女装のチャップリンが見れるというだけで高評価にさせていただきました。

女装のチャップリンは、この作品の他2作品あるということです。


舞台は、キーストン社のスタジオ。

売れない映画俳優のチャーリーは、映画の撮影中、監督を怒らせてしまい、クビになる。

翌日、チャーリーは、女装してスタジオに現れる。

監督は、その美女がチャーリーということに気付かず、彼女を大変気に入り、ちょっかいをかける。


これ、チャップリンの女装姿よりも気になるのが、女装したチャップリンが手に持ってる布でできた筒状のもの。(フチにフェイクファーみたいなフワフワがついてる。)

あれは、一体何なのでしょうか?当時の流行??ご存知の方、教えて!


でも、チャーリーは何で自分から女装を脱ぎ捨てて招待をバラしてしまったんでしょう?

バラすにしても少々早すぎやしないか?って思ったんですが。

もう少し女装で騒動を起こして欲しかったなと思います。





ブログランキング
ドリームエッグス
CHARLES CHAPLIN COMEDY FILMS-SPECIAL BOX-


★★★★★

HIS NEW JOB(20分)


監督: チャールズ・チャップリン
脚本: チャールズ・チャップリン、ローレラ・パーソンズ

出演: チャールズ・チャップリン

ベン・ターピン

レオ・ホワイト・・・俳優

ロバート・ボルダー・・・スタジオの社長

グロリア・スワンソン・・・タイピスト


◆ストーリー◆

職探し中のチャーリーとベンは、俳優に応募するものの、2人とも不採用。

しかし、チャーリーのほうは監督に小道具係と間違われ、主役がなかなかやってこないということで、突然、チャーリーが代役の王様をやることに・・・



◆感想◆

社長のマック・セネットより高額のギャラを要求してキーストン社を辞めたチャップリンは、エッサネイ社に移籍。

移籍後第一作がこの作品。

キーストン社を少し皮肉ったような作品になっているそうです。


チャーリーは、失業中で俳優に応募するんですが、不採用になり、スタジオで遊んでると(というか大騒ぎしていると)、いきなり「とらえられた王様」という作品の王様の代役にされる。

もう想像はつくと思いますが、ここでチャーリーは共演の役者たちに迷惑をかけて、ムチャクチャにしてしまうわけです。


いつものようにお尻を蹴り上げたり、突いたりするシーンがあるのですが、チャーリーがベンのお尻をのこぎりで切ろうとするギャグなんかもあったりして。

ラストはお決まりの追いかけっこ。







ブログランキング
松竹ホームビデオ
シーズ・オール・ザット


★★★☆☆

SHE'S ALL THAT(96分)


監督: ロバート・イスコヴ
製作: ピーター・エイブラムス、ロバート・L・レヴィ
リチャード・N・グラッドスタイン
脚本: R・リー・フレミング・Jr
撮影: フランシス・ケニー
音楽: アマンダ・シアー=デミ

出演: フレディ・プリンゼ・Jr・・・ザック・シラー
レイチェル・リー・クック・・・レイニー・ボグス
ケヴィン・ポラック・・・ウエイン・ボグス(レイニーの父親)
マシュー・リラード・・・ブロック・ハドスン(俳優、テイラーの彼氏)
アンナ・パキン・・・マッケンジー・シラー(ザックの妹)
キーラン・カルキン・・・サイモン・ボグス(レイニーの弟)
エルデン・ヘンソン・・・ジェシー・ジャクソン(レイニーの幼馴染)
ポール・ウォーカー・・・ディーン・サンプソン(ザックの友人)
ジョディ・リン・オキーフ・・・テイラー(ザックの元彼女)
クレア・デュヴァル・・・ミスティ


◆ストーリー◆

生徒会長のザックは、ある日、プロムクイーン候補の彼女にフラれた勢いで仲間達に学校で一番イケてないレイニーをプロムクイーンにする!と仲間と賭けをする。

最初は、賭けのためだけにレイニーに近づいたがだんだんと彼女に惹かれるようになってきて・・・


◆感想◆

変身系(?)の学園・青春映画。

ネクラで人を近づけないような雰囲気を持つレイニーをプロムクイーンにできるかどうか賭けをした生徒会長で人気者のザックが、賭けの対象ではなく次第にレイニーに惹かれていくと言う、まあよくあるストーリー。

そこに自分が本当に進むべき道は?(ザックの進学問題)みたいなもののエピソードを絡めつつ話が進んで行く。

たぶん、結末の予想がつくと思うのですが、私が予想してた「いかにも」って感じの結末ではなかったです。

でも、私は、どちらかというと「いかにも」って感じの結末のほうがよかったですね。

ちょっと、モヤモヤした気持ちが残るというか・・・


しかし、アメリカ映画でよく「プロム」って出てきますが、本当にあんな感じなのかな?

日本に「プロム」がなくてよかった得意げ







ブログランキング
アイ・ヴィー・シー
イタリア旅行 (トールケース)


★★★★☆
VIAGGIO IN ITALIA(75分)


監督: ロベルト・ロッセリーニ
製作: マリオ・デル・パパ、マルチェロ・ダミーコ
脚本: ヴィタリアーノ・ブランカーティ、ロベルト・ロッセリーニ
撮影: エンツォ・セラフィン
音楽: レンツォ・ロッセリーニ

出演: イングリッド・バーグマン・・・キャサリン
ジョージ・サンダース・・・アレクサンダー
レスリー・ダニエルズ・・・トニー・バートン
ナタリア・ライ・・・ナタリー・バートン
マリア・モーバン・・・マリー
アン・プロクレマー・・・娼婦
ジャッキー・フロスト・・・ベティ
ポール・ミューラー・・・ポール


◆ストーリー◆

結婚8年目のアレクサンダーとキャサリンは、亡くなった叔父の所有していた別荘を処分するためにイギリスからナポリにやってきた。

しかし、2人の関係はすっかり冷え切っていた。

キャサリンが、一人でナポリの名所旧跡を巡る間、アレックスのほうは、カプリへ赴き浮気をしようとするがうまくいかない。

いよいよ2人に離婚話が持ち上がるが、友人に勧められ半ば無理矢理ボンベイの遺跡へ行くことになる。

ポンペイの遺跡で抱き合ったまま死んだ男女の遺骨を見て、キャサリンは、泣き出し、気分が悪くなって別荘へ引き返すことになるが・・・



◆感想◆

タイトルの通り、イタリア旅行をしている気分になれるサイト。(ただしモノクロなのが残念。)

でも、内容はそれほど楽しいものではない。

結婚8年目で倦怠期の夫婦が主人公なんだけど、大喧嘩するとかではなく、もうすっかり冷め切ってて、冷戦状態の仮面夫婦なんですよね。

それでいよいよ離婚話が出るんだけど、その後立ち寄ったポンペイからの帰り道、祭りの群衆に揉まれて、夫婦が離れ離れになりそうになるんです。

アレックスの名を叫びながら遠ざかるキャサリン・・・

だいたいラストは予想がつくと思いますが、夫婦っていうのを改めて考えさせられる作品です。

夫婦ってそれぞれの夫婦で色んなカタチがあると思うんですよね。

離婚してハッピーになれるなら離婚もアリだと思うんだけど、ちょっとしたきっかけで夫婦の絆って取り戻せることってあるのかもって思うような作品でした。(念のため申し上げておきますが、うちは倦怠期ではないです!)







ブログランキング


ザ・シークレットショウ




★★★★★

THE SECRET SHOW(22分)


監督: 中尾浩之

出演: 要潤・・・ジョニー堀田(自転車便)
石原良純・・・人気TV番組の司会者
河本準一(次長課長)・・・マネージャー
井上聡(次長課長)・・・AD


◆ストーリー◆

自転車便のセールスバイカーの青年が人気TV番組の司会者の愛人から、生放送の本番前に司会者が不倫現場に忘れた”かつら”を届けるよう頼まれ、テレビ局を目指して疾走する。
しかし、依頼者の夫が追いかけてきて・・・


◆感想◆

22分ほどの短篇です。

ベタです。まず、ヅラをネタにしてるということが・・・

しかも、石原良純がハゲキャラ。

石原良純の役は、事件の真相を暴くような番組の司会者。

真相を暴いている自分がヅラじゃ話にならんってことでヅラだということを隠し続けてきたが、ヅラを愛人の宿泊してるホテルに忘れてきた!

本番まであと5分。さあどうする!!

一方、愛人からヅラを預かり自転車を飛ばすジョニー堀田(日系とかそういう設定ではなく、お客様に親しみを持ってもらうために、ジョニーと名乗っているらしい。)。

しかし、愛人の夫がどこまでも追いかけてくる。

で、本番に間に合ったのか?!・・・3段くらいオチがあるのでお楽しみに。

最後のオチは一瞬絶句→その後爆笑。

か、かなめじゅんがぁ~~叫び(絶叫)




ブログランキング
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
13ラブ30

★★★★☆

13 GOING ON 30(98分)


監督: ゲイリー・ウィニック
製作: スーザン・アーノルド、ジーナ・マシューズ、ドナ・ロス
製作総指揮: トッド・ガーナー、ダン・コルスラッド
脚本: ジョシュ・ゴールドスミス、キャシー・ユスパ
撮影: ドン・バージェス
プロダクションデザイン: ギャレス・ストーヴァー
衣装デザイン: スージー・デサント
編集: スーザン・リッテンバーグ
音楽: セオドア・シャピロ

出演: ジェニファー・ガーナー・・・ジェナ・リンク(30歳)
マーク・ラファロ・・・マット・フラムハフ(30歳)
ジュディ・グリア・・・ルーシー・ワイマン
アンディ・サーキス・・・リチャード・ニーランド
キャシー・ベイカー・・・ビバリー・リンク(ジェナの母)
フィル・リーヴス・・・ウェイン・リンク(ジェナの父)
クリスタ・B・アレン・・・(13歳の)ジェナ
ショーン・マークエット・・・(13歳の)マット
キルステン・ウォーレン・・・トリッシュ
ジョー・グリファシ・・・マットの父


◆ストーリー◆

ジェナは、学校の人気グループに入りたいと思っているイケてない10代の女の子。

雑誌に載っているような素敵な30歳の女性になりたいと願っていた。

ジェナの13歳の誕生日、パーティーに人気グループを招待するが、リーダー格のトムトムに騙され、物置に閉じ込められてしまう。

物置には、幼馴染のマットから誕生日プレゼントにもらった家の模型が置かれていた。

その家の模型に振りかけられていたウィッシング・ダストが、ジェナの頭に降り注ぎ、夢見ていた30歳の女性になる。

仕事で成功していた30歳のジェナであったが、あまり良い大人に成長していなかったようで・・・



◆感想◆

最初、ファッションも音楽も80年代だったので、懐かしいなと思ってたんですが、それは、2004年に30歳になったジェナの世界をメインで描くためだったんですね。


ジェナは、13歳の誕生日の日、同級生の意地悪で自分の家の物置にしばらく閉じ込められる。

そのときに、ウィッシング・ダストが降り注ぎ、30歳の自分に。

30歳のジェナは、トレンド雑誌の編集者で人気アメリカンフットボールの選手と付き合っているという、仕事でもプライベートでも成功した女性になっていた。

しかし、体は30歳でも頭が13歳。

ジェナは、30歳の生活をしていくうちに、自分が30歳までやってきた数々の悪行を知ることになる。(たとえば、同僚の夫と不倫とか。)

そして、30歳のジェナは、幼馴染のイケてない男の子マットとはすっかり疎遠になっていた。

13歳から30歳まで自分がどんな人生を送ってきたのか知るためにマットを探し出し、再び親しく付き合うようになるんだけど、マットには婚約者がいて・・・

夢に見たイケてる30歳の生活を体験する13歳のジェナは、次第に大事なものを失ったことに気付くんですよね。

30歳のままだったら、何か後味の悪い映画になりそうだったんだけど、ラストに現実(13歳)に戻ります。

ラストは清清しい気持ちになれます。

イケてるとかイケてないというだけで、付き合う友達を変えたらダメってことですね。


・・・しかし、2004年のシーンでマイケル・ジャクソンの「スリラー」をパーティーに参加していた客がみんな完璧に踊りだすシーンは笑った。

現実的には皆が皆踊れるとは思わないけど、子どものころ覚えたダンスって意外に覚えてたりしません?

私、ピンクレディーなら今でも踊れるかも?!


夢多き10代を過ごした女性なら共感できる作品かもしれません。

私は、あまり夢のない13歳でしたが、楽しめました。

私の場合、13歳の自分が30歳の自分を見たらきっと驚くと思います。

30歳って一番病弱だった時期なので、13歳で元気一杯の私が見ると信じられないかも?!






ブログランキング
ハピネット・ピクチャーズ
悪魔の眼


★★★☆☆

DJALENS OGA(90分)


監督: イングマール・ベルイマン
原作: オルフ・バング
脚本: イングマール・ベルイマン
撮影: グンナール・フィッシェル
音楽: エリック・ノードグレーン

出演: ビビ・アンデショーン・・・ブリッド・マリー(処女)
ヤール・キューレ・・・ドン・ファン(誘惑魔)
ストゥーレ・ラーゲルバル・・・パブロ(ドン・ファンのお供)
スティーグ・イェレル・・・悪魔

◆ストーリー◆

悪魔が手鏡を見てはため息をついている。
原因は、右目の大きなものもらい。
これは、地上に”完璧なる処女”がいる証拠。

悪魔はその処女を堕落させるために、誘惑魔ドン・ファンとお供のパブロを地上に遣わすのだが・・・。



◆感想◆

悪魔にものもらい(ちなみに、関西弁で「めばちこ」)ができるっていうのは、「処女は悪魔のものもらい」っていうアイルランドのことわざから。

このことわざ、「世の中に貞淑な女性など滅多にいない」というたいへん女性にとって失敬なことわざで、この映画が公開された当時、スウェーデンの女性からかなりの反発があったらしい。

何となく、宗教的な難しい話かと思ったんですが、話自体は割とわかりやすかったです。

地上に処女がいるために、悪魔の目にものもらいができた。

その処女の処女を奪うため(?)にプレイボーイな悪魔ドン・ファンとそのお供のパブロを地上に派遣するんだけど、その処女がプレイボーイな悪魔ドン・ファンにかかってもなかなか落ちない!

おまけに、お供のパブロは、処女の母親に手を出す始末。

悪魔たちは地上で大騒動を起こすんですが・・・


でも、悪魔って、悪人顔で炎がメラメラっていうイメージがあるんですが(あくまでも私のイメージ)、この映画に出てくる悪魔、スマートでエグゼクティブって感じ。

ちなみに、こういう悪魔像って1997年の「ディアボロス/悪魔の扉」なんかに生かされた斬新な設定らしい。


ベルイマンの作品って何となく難しそうなイメージがあるので、敬遠していたのですが、これはまあまあわかりやすいと思います。




追記:2007年7月30日、イングマール・ベルイマン監督がお亡くなりになられたそうです。






ブログランキング

ジェネオン エンタテインメント
プレイタイム ( 新世紀修復版 )


★★★☆☆

PLAYTIME(125分)


監督: ジャック・タチ
脚本: ジャック・タチ
撮影: ジャン・バダル、アンドレア・ウィンディング

出演: ジャック・タチ・・・ユロ氏
バーバラ・デネック・・・アメリカ人観光客
ジャクリーヌ・ル・コンテ・・・アメリカ人観光客


◆ストーリー◆

会社へ就職するためパリにやってきたユロ氏。

しかし、迷路のようなモダンなオフィスに迷ってしまい、待ち合わせの相手に会えない。

途中でアメリカ人観光客の集団と出会い、集団と一緒にパリの街を彷徨うユロ。

開店準備中のレストランに迷い込んだユロはそこでも大騒動を起こす。



◆感想◆

2日連続でジャック・タチです。

これは、タチが私財を投げ打って作った作品らしい。

パリのオフィスやショールーム、アパートなどは、すべてセットで、21世紀の今見ても近代的ってことは、タチはすっごく先見の明があったんでしょうね。

でも、これ、真剣に見ようと思うと睡魔が襲ってくる映画かもしれません。

ストーリーを楽しむというよりも、パリの近代的な建物や街並み(セットだけどね。)を楽しむ映画かもしれません。


ユロは、会社へ面接を受けにきたんだけど、一瞬担当者と顔を合わせるものの、話をしようと思うと何か邪魔が入って話せない。

そうこうしてるうちに、ユロはガラス張りの近代的なオフィスの中を迷ってしまう。

そんなユロと、アメリカ人の女性観光客の話を織り交ぜながらストーリーが進む。

しかし、団体旅行っていうのは、日本人のイメージかと思ったんですが、フランス人から見ればアメリカ人も団体旅行するイメージなんですね。

あっ、ちなみに、アメリカ人観光客がパリらしい風景を写真に収めたいと、街角の花屋のおばあさんを撮影しようとするシーンがあるんだけど、そのとき、メガネでカメラを首からぶら下げた日本人らしき人がチラッと映ります。


もちろん、他のタチの映画と同様、あちこちにクスッと笑えるようなギャグが散りばめられているんですが(レストランで入口のガラスの扉がユロの過失によって壊れてしまったので、扉の丸い取っ手をいかにも扉があります風に引いて開けるフリをするボーイに爆笑。本当にドアがあるように見えるんだもの。)、これは、誰にでもオススメできるような作品ではないと思います。

アートな感じの作品っていうのかな?

でも、もう一度、サラッと見たい作品かも。(気合入れて観ると眠くなること必至。)





ブログランキング