卓球温泉
大映
卓球温泉


★★★★☆

卓球温泉(110分)

監督: 山川元
製作: 加藤博之、漆戸靖治、大野茂、五十嵐一弘
プロデューサー: 桝井省志、有重陽一
製作総指揮: 徳間康快
企画: 池田哲也
脚本: 山川元
撮影: 喜久村徳章
美術: 金勝浩一
編集: 大永昌弘
音楽: 岩代太郎
音楽プロデュース: 岩代太郎
助監督: 田胡直道

出演: 松坂慶子・・・藤木園子
牧瀬里穂・・・浦乃かなえ(DJ)
大杉漣・・・岡田(宿の客)
山中聡・・・公平(高田屋の若主人)
桜井センリ・・・大旦那
蟹江敬三・・・藤木哲郎(園子の夫)

窪塚洋介・・・藤木篤(園子の息子)


◆ストーリー◆

家事に追われる毎日の専業主婦、園子は、毎日の生活に疑問を感じ始めていた。

そんなとき、ラジオの相談コーナーでDJのかなえに家出を勧められ、家出を決心する。

園子が向かったのは、以前、夫と訪れたことのある竜宮温泉。

しかし、竜宮温泉は、すっかり寂れており、園子が宿泊した蓬莢屋は、まもなく閉鎖されるという。

何とかして客足を取り戻したいと思った高田屋の若主人・公平は、卓球で町おこしをしたらどうかと提案する。

客として訪れた園子であったが、温泉街の人たちと触れ合ううちに、町おこし作戦に協力したいと思うようになった。

卓球が好きな園子は、卓球大会を企画。

かなえの計らいで卓球大会がラジオで生中継されることになるが、園子の居所をつきとめた夫・哲郎と息子の篤が卓球大会に姿を見せ・・・


◆感想◆

結婚して専業主婦ひとすじだった園子がある日、ふと、これでいいの?って思うんですよね。

何をしても感謝されてないというか、夫も息子も妻(母親)が起こしてくれて当たり前、起きたら朝食できてて当たり前・・・みたいな。

で、園子は、ラジオの相談コーナーに相談するわけです。

DJのかなえは、独身で、正直言って、専業主婦の家庭の相談なんて面倒くさいから、「家出しちゃえ!」って言うんです。

かなえは、まさか本当に家出なんかするとは思ってなかったんですが、園子はそれを真に受けて、車で家を出るんですよね。

専業主婦の職務放棄ってとこでしょうか?

でも、この園子が抱く不満っていうのは、主婦で理解できる人は多いんじゃないでしょうか?

私は、一応、主婦ですが、うちの夫は、結構、何でも自分でやる人なので、この園子の不満や空しさみたいなものを感じた経験はないのですが、私って家政婦なの?って感じなんでしょうかね?


家出して向かったのが竜宮温泉。

そこで、ひょんなことから、卓球で町おこしに参加することになるんですよね。

そこからは、何か演技もクサイし内容も安っぽいんだけど、何となくホッとするような映画なんですよね。

松坂慶子が演じる園子のおっとりとしたキャラクターのせいでしょうか?


妻が家出した藤木家は、何がどこにあるのかわからず、洗濯機の使い方も、郵便受けの鍵の開け方さえもわからなくって、夫はパニック。(息子は意外に冷静。)

でも、妻を迎えに行くとき、息子も連れて行くんだけど、その時に、息子と会話して、息子の意外な一面を知ったりして、妻の家出により、家族がだんだんと再生していくんですよね。


夫と子どものために尽くしてるのに、感謝されてないと感じている主婦の皆さん、家出しちゃえ!(なんて言ったらダメですね~。)





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ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
ジョニー・イングリッシュ (ユニバーサル・セレクション第6弾) 【初回生産限定】

★★★★☆

JOHNNY ENGLISH(87分)


監督: ピーター・ハウイット
製作: ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、マーク・ハッファム
脚本: ウィリアム・デイヴィス、ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド
撮影: レミ・アデファラシン
音楽: エド・シェアマー

出演: ローワン・アトキンソン・・・ジョニー・イングリッシュ(MI7スパイ)
ナタリー・インブルーリア・・・ローナ・キャンベル(国際刑事警察機構)
ベン・ミラー・・・バフ(ジョニー・イングリッシュの部下)
ジョン・マルコヴィッチ・・・パスカル・ソヴァージュ(フランス人実業家)
ティム・ピゴット=スミス・・・ペガサス(ジョニー・イングリッシュの上司)
オリヴァー・フォード・デイヴィス・・・カンタベリー大司教
グレッグ・ワイズ・・・エージェント1号
ダグラス・マクフェラン・・・カルロス(パスカルの部下)
ケヴィン・マクナリー・・・首相
ニナ・ヤング・・・ペガサスの秘書


◆ストーリー◆

英国諜報機関が誇るスパイ、エージェント1号が任務遂行中に死亡。

そして、彼の葬式の最中、爆弾テロが起こり、エリート情報部員たちが全員死亡する。

そこで、英国情報部(MI7)は、冴えない情報部員ジョニー・イングリッシュを重要任務に任命する。

というのも、エージェント1号が命を落とすことになったのも、ジョニーのニセ情報が原因で、葬式の警備も彼が担当であったからだ。

スパイに任命されたジョニーは、さっそくロンドン塔で戴冠用王冠の警備を任されるが、一瞬のうちに王冠が盗まれる。

王冠を盗んだのは、フランス人実業家のパスカルの部下たちで、パスカルは、イギリスの王位を狙っていた。



◆感想◆

どっかで見たことあるような登場人物の設定とストーリー・・・って思ったら『裸の銃(ガン)を持つ男 』。

英国版『裸の銃(ガン)を持つ男 』って感じですね。

きっと、007なんかのパロディもあるんでしょうけど、私、007見たことないんで・・・

裸の銃(ガン)を持つ男 』のレスリー・ニールセンが演じる大迷惑な刑事がこの映画でローワン・アトキンソンが演じるスパイ、ジョニー。

本人は、いたって真面目なんだけど、何をやっても大失敗。

しかも、本人は、失敗だと気付かなかったり、頑として失敗と認めなかったり。

とにかく、ローワン・アトキンソンがオバカ!

オービスのシーンと、回転寿司のシーンは、大笑いしちゃいました。

そして、ジョン・マルコビッチがまた笑わせてくれる。

一応、英国王位を狙うフランス人実業家っていうクールな役だと思うんですが、そのルックス(サラサラヘア)と、大げさなフランス訛りの英語が可笑しい。


しかし、ローワン・アトキンソンって、どんな作品に出てても、その存在だけで笑えるよね。

ミスタービーンのイメージが強すぎて。


とにかく、これでもかっ!ってくらいオバカ満載です。




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角川ヘラルド映画
シコふんじゃった。
★★★★★

SUMO DO, SUMO DON'T(103分)


監督: 周防正行
製作: 平明暘、山本洋
プロデューサー: 桝井省志
企画: 島田開、石川勝敏
脚本: 周防正行
撮影: 栢野直樹
美術: 部谷京子
編集: 菊池純一
音楽: 周防義和
助監督: 高野敏幸

出演: 本木雅弘・・・山本秋平
清水美砂・・・川村夏子(相撲部マネージャー)
竹中直人・・・青木富夫(相撲部、8年生)
水島かおり・・・朝井知恵
田口浩正・・・田中豊作
宝井誠明・・・山本春雄
梅本律子・・・間宮正子(相撲部マネージャー)
松田勝・・・堀野達雄
宮坂ひろし・・・北東のケン
片岡五郎・・・主審・林
六平直政・・・熊田寅雄(OB)
村上冬樹・・・峰安二郎(OB会会長)
桜むつ子・・・穴山ゆき(穴山の母)
柄本明・・・穴山冬吉


◆ストーリー◆

父親のコネで就職も決まり、大学生活をエンジョイしていた秋平は、ある日、穴山教授に呼び出される。

友人に代返を頼み、穴山の授業に一度も授業に出席しなかった秋平は、穴山から卒業と引き換えに、自分が顧問をする相撲部の試合に出るように頼まれる。

しぶしぶ、引き受け、部室に行くと、部員は、まだ一度も試合に勝ったことがない8年生の清水ひとりだった。



◆感想◆

ちょうど私が大学生だったころの映画なんで(初見ですが)、映画の中の大学や学生の雰囲気がとても懐かしい感じがしました。

この映画の主人公の秋平みたいに、私自身、大学時代をユルユルと要領よく過ごしてきたので(就職だけは、秋平のようにコネで有名企業へというわけにはいきませんでしたが。)、とても耳が痛くなるような映画でもありました。


竹中直人がこの作品もブッ飛んだ演技を見せてくれます。

竹中直人演ずる青木は、相撲をこよなく愛する8年生で、知識と気合だけは十分なんですが、試合に一度も勝ったことがないんです。

何故、勝てないのかというと、試合で土俵に上がると、緊張でお腹がP~うんちになるから。

相撲を愛する心と気合は十分なんだけど、精神的に弱かったという・・・

そして、試合に出るためにかき集められてきた部員達もちょっと変わり者ばっかりで・・・

プロレス同好会をやめてきた秋平の弟春雄は、どう見てもプロレスをやってたような体型ではなくって、何より、相撲部に入ったのは、マネージャーの夏子が目当て、田中豊作は、体はでかいが小心者、イギリス人のスマイリーは、家賃を滞納していて、相撲部に入れば寮に入れるという理由だけで入部、人前でお尻を出すのはイヤだということで、タイツ着用で練習する始末。

そして、春雄に思いを寄せる巨漢マネージャーの間宮正子も加わり、相撲部は賑やかになるんですが、青木以外の部員はやる気ゼロ。

とりあえず、秋平は、卒業させてもらえればそれでいいと思っているので、当然のことながら、初めての試合は惨敗するんですが、試合後の食事会で、OBにボロカス言われたことから、発奮し、絶対に勝つ!って宣言してしまうんですよね。

結末は、大体、予想がつくと思うんですが、春雄が試合で骨折し出場できなくなったとき、愛する春雄のために、土俵に立った正子に少々驚きました。
確かに男に見えなくはないが・・・


私、相撲は、まったくわからないし、興味もないですが、非常に楽しめました。




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ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
天使の贈りもの

★★★★☆

THE PREACHER'S WIFE


監督: ペニー・マーシャル
製作: サミュエル・ゴールドウィン・Jr
製作総指揮: ペニー・マーシャル、エリオット・アボット
ロバート・グリーンハット
脚本: ナット・モールディン、アラン・スコット
撮影: ミロスラフ・オンドリチェク
音楽: ハンス・ジマー
歌: マーヴィン・ウォーレン

出演: デンゼル・ワシントン・・・ダドリー(天使)
ホイットニー・ヒューストン・・・ジュリア(ヘンリーの妻)
コートニー・B・ヴァンス・・・ヘンリー(ジュリアの夫)
グレゴリー・ハインズ・・・ジョー・ハミルトン(実業家)
ライオネル・リッチー・・・ブリスロー(レストラン店主)
ピエール・エドマンド・・・ジェレマイア(ジュリアの息子)


◆ストーリー◆

信徒たちから、信頼され、尊敬されている聖マシュー教会の牧師ヘンリー。

妻と息子と幸せに暮らしているが、教会の老朽化が進み、教会の存続に苦悩する日々を送っていた。

そんなある日、タドリーという男が教会にやってくる。

彼は、ヘンリーを救うためにやってきた天使だと名乗るが・・・



◆感想◆

登場人物に天使が出てくる作品って、結構あると思うんですが、私が観た天使モノの作品って、どうも天使のイメージと程遠い人が多い。

天使とは程遠いっていうのが狙い目なのかもしれませんが、「シティ・オブ・エンジェル 」のニコラス・ケイジ、「ドグマ 」のベン・アフレック&マット・デイモンとか。

この作品もデンゼル・ワシントンが天使役。


ホイットニー・ヒューストンは、牧師の妻であり、ゴスペルの先生の役なんですが、ゴスペルのシーンが素晴らしいです。鳥肌立ちます。

ストーリーは、特に大きな波乱もなく、観終わった後、心が温まるいい話。

教会が資金難で実業家のハミルトンに買収されるかも?ってところが、ちょっとゴタゴタするくらいで、基本的には、天使のダドリーが、教会と牧師の家族を幸せに導いてくれるお話。

クリスマスにはぴったりの映画だと思います。




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パイオニアLDC
偶然の恋人 2枚組スペシャルエディション

★★★★★

BOUNCE(106分)


監督: ドン・ルース
製作: スティーヴ・ゴリン、マイケル・ベスマン
製作総指揮: ボブ・オシャー、メリル・ポスター、ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
脚本: ドン・ルース
撮影: ロバート・エルスウィット
音楽: マイケル・ダナ

出演: ベン・アフレック・・・バディ
グウィネス・パルトロー・・・アビー(グレッグの妻)
トニー・ゴールドウィン・・・グレッグ
アレックス・D・リンツ・・・スコット(アビーの息子)
デヴィッド・ドーフマン・・・ジョーイ(アビーの息子)
ナターシャ・ヘンストリッジ・・・ミミ
ジョー・モートン・・・ジム
ジョニー・ガレッキ・・・セス
ジェニファー・グレイ・・・ジャニス
デヴィッド・ペイマーマンデル検察官
サム・ロバーズ・・・トッド


◆ストーリー◆

ロサンゼルスの広告代理店で働くバディは、出張先のシカゴの空港で大雪のため、足止めを食らう。

その合間にバディは、脚本家のグレッグと親しくなる。

バディの乗る便は、まもなく出発することになったが、家族の元へ家路を急ぐグレッグにチケットを譲った。

しかし、グレッグの乗った便が墜落。グレッグは死亡する。

罪悪感に苛まれたバディは、身元を明かさず、グレッグの遺族である妻のアビーの元を訪ねるが・・・



◆感想◆

これは、結構、現実でもあり得る話ではないでしょうか?


シカゴの空港で妻子の元へと家路を急ぐ男性にチケットを譲るが、その飛行機が墜落し、男性は帰らぬ人となる。

自分がチケットを譲ったばかりに妻子あるグレッグが死んでしまったと罪悪感に苛まれるバディ。

私自身、こういう経験はないんですが、おそらく、誰もが、「運がよかった~!」とか「助かってラッキ~!」って思う人いないと思うんですよ。(そういう人がいるとしたら、かなり人間性を疑います。)

助かった喜びより、私の代わりに死んでしまったという罪悪感でいっぱいになるんじゃないかと思います。

たぶん、そういうときって、他人は、「あなたが悪いんじゃないよ。」って言うんだろうけど、亡くなったのがたとえアカの他人だとしても立ち直るのにすごく時間がかかると思うんですよね。

だから、この作品見てて、ほんと胸が痛くなりました。

バディが身分(というか、自分がグレッグにチケットを譲った張本人だということ)を隠して、グレッグの妻のアビーに接近したのもわかるような気がする。

せめてもの罪滅ぼしで、アビーの力になりたい、助けたいという気持ちでアビーに接近していったんだと思うんだけど、2人は恋に落ちてしまうわけです。

そして、予想はつくと思いますが、バディが隠していたことが、アビーにばれてしまって・・・


事故の前は、傲慢で横柄な広告マンが事故後、アル中になるものの、それまでの自分を改めていく姿が良い。

ベン・アフレックのハマり役だと思いました。



洋画/感動

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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
電話で抱きしめて


★★★★☆

HANGING UP(94分)


監督: ダイアン・キートン
製作: ローレンス・マーク、ノーラ・エフロン
製作総指揮: デリア・エフロン、ビル・ロビンソン
原作: デリア・エフロン
脚色: デリア・エフロン、ノーラ・エフロン
撮影: ハワード・アサートン
音楽: デヴィッド・ハーシュフェルダー

出演: メグ・ライアン・・・イヴ・マークス
ダイアン・キートン・・・ジョージア・モゼル(イヴの姉)
リサ・クドロー・・・マディ・モゼル(イヴの妹)
ウォルター・マッソー・・・ルウ・モゼル(イヴの父親)
クロリス・リーチマン・・・パット(イヴの母親)
アダム・アーキン・・・ジョー・マークス(イヴの夫)
ジェシー・ジェームズ・・・ジェシー・マークス(イヴの息子)
ミンディ・クリスト・・・ケリー(父親の主治医)


◆ストーリー◆

イベント業の仕事をしているイヴは、夫と息子の3人暮らし。

イヴには、雑誌の編集長の姉ジョージアと女優の妹マディがいるが、どちらも自分のことばかりしか考えておらず、ボケて入院した父親の面倒もイヴにまかせっきり。

そんな、姉妹と父親を結ぶのは1本の電話。

しかし、イヴの元には、姉や妹からのわがままなお願いの電話や、父親からの意味不明な電話が遠慮なくかかってきて・・・



◆感想◆

とにかく、観ていてイライラする映画。

イヴのお人好しぶりにもイライラするし、父親の面倒だけでなく、無理難題を押し付けてくる姉妹にもイライラするし、ボケて意味不明の電話をしてくる父親にもイライラするし、とにかくイライラさせられるんです。

ケイタイ電話の電源切ればいいやん!って思うんですが。(実際、イヴがブッ壊れたときに、家中の電話線引っこ抜くシーンもありますが。)

また、途中でちょっとだけ出てくる三姉妹の母親(父親とは別居している)にもイライラさせられる。

3人の娘を育てておいて、自分は母親には向いてなかっただなんて、自分の娘の前で言うか~?!みたいな。


でも、こんなにイライラさせられるのに、評価は高めで、悪くないなって思ったのは、メグ・ライアンの壊れっぷりが面白かったからかな?

途中で父親の入院する病院のイラン人医師の車と病院の駐車場で衝突事故を起こして、そのエピソードがちょっと出てくるんです。

このエピソードって必要?って思ったんですが、ぶつけられたにもかかわらず、優しい医師と、その母親とイヴのエピソードは、今思えば、唯一ホッとするシーンだったかもしれない。

どんなにわがまま言われても、困らされても、姉妹であり、父親であって、ラストはもっと家族の絆みたいなものを感じることができるのかと思ったのですが、イマイチ、家族の絆とか家族愛っていうのを感じることはできなかった。

というのも、私には、姉妹はおらず、父親もこの映画に出てくる父親のように、豪快で周囲を困らせるようなことをする父親ではないから、感情移入できなかったのかもしれない。


ちょっと話が脱線するかもしれませんが、先日、「ホームレス中学生」を読みました。

父親に「解散!」と言われ、公園で毎日生きるか死ぬかの生活を送っていた田村少年でさえ、父親には感謝しているという。

そういう経験のない私は、そんなひどい父親には、再会しなくていいんじゃない?って思うんですが、やっぱり、他人からどう思われようと、父親に対する愛情っていうのは、親子でないとわからないんでしょう。

亀田一家の父親だってそう。

他人からどう思われようと父親に感謝しているっていうのは、よくわかる。

うちの父親も、他人から見ればどう思われるのか知りませんが(ほんとに何のトラブルもないごくフツーの父親ですが。)、父親には感謝しているし、父親の子でよかったと思います。

だから、この映画でも、感情移入はできなかったとはいえ、イヴが父親に抱いている愛情っていうのは、想像できた。

でも、姉妹の絆ってのがイマイチ感じることができない映画でした。

ラスト無理矢理いい話にもっていったなって感じがしないでもない。

あっ、でも、オヤジの人生最期の言葉が「ジューン・アリソン」なのは、クスッと笑える。

ジューン・アリソンは私はよく知らないんですが、父親が、思い出せないって言ってた女優の名前が死ぬ直前に出てくるなんて・・・


とにかく、ひたすら、ドタバタした映画でしたえっ



洋画/コメディー





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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ポケット一杯の幸福


★★★★☆

POCKETFUL OF MIRACLES(136分)


監督: フランク・キャプラ
製作: フランク・キャプラ
脚本: ハル・カンター、ハリー・テュージェンド
撮影: ロバート・ブロンナー
作詞: サミー・カーン
作曲: ジミー・ヴァン・ヒューゼン
音楽: ウォルター・シャーフ

出演: グレン・フォード・・・デュード(街の顔役)
ベティ・デイヴィス・・・アニー(リンゴ売り)
ホープ・ラング・・・クィニー(デュードの恋人)
ピーター・フォーク・・・ジョーイ(デュードの子分)
アン=マーグレット・・・ルイーズ(アニーの娘)
ベティ・ブロンソン・・・ニューヨーク市長の妻
ジャック・イーラム・・・チーズケーキ


◆ストーリー◆

禁酒法時代のニューヨーク。

街の顔役のデュードは、暗殺もされず、警察にも捕まらないのは、りんご売りのアニーから買う幸運のリンゴのおかげだと信じていた。

そんなアニーの元にスペインに留学していた娘が婚約者の伯爵を連れて帰って来るという便りが届いた。

アニーは、娘に裕福な夫人だとウソをついており、困り果てたアニーは、デュードに相談する。

デュードは、アニーを貴婦人に仕立て上げ、一芝居打つことにする。



◆感想◆

フランク・キャプラの1933年の作品「一日だけの淑女」を自身が再映画化したもの。

ジャッキー・チェンの「ミラクル/奇蹟」もこれらの作品のリメイク。


ギャングの親分がいい人になるいいお話。

ギャングの親分のデュードは、毎日、アニー婆さんが売るりんごを幸運のりんごってことで買っているんだけど、りんごがないと不安で仕方がないという、ちょっぴりかわいいギャングなんですよね。

アニーのほうは、スペインにいる娘と手紙のやりとりをしていて、自分は、裕福な夫人で、ホテル住まいをしてるということになっているため、ホテルマンの友人からホテルの封筒と便箋をもらって、ホテルに手紙が届くようにしているわけです。

そんなアニーの元に娘から、婚約者の伯爵と一緒にニューヨークにやってくるという便りが・・・

貴婦人とはほど遠い惨めな生活を送っているアニーは、悲嘆にくれるんですが、そんなアニーに助け舟を出したのが、ギャングのデュード。

彼の人脈を使って、「ゴキブリが蝶に変身」(セリフより引用)する。

絶体絶命のピンチもあったりするんですが、うまく乗り越えて、1日だけの淑女作戦は成功する。


善人しか出てこない映画なので、少々物足りないと思う人もいるかもしれませんが、私は、気持ちよく見れました。

でも、これ、映画だからいいけど、現実だとしたら、いつかきっとバレるよシラー



洋画/コメディー


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東北新社
コーラスライン


★★★★☆

A CHORUS LINE(118分)


監督: リチャード・アッテンボロー
製作: サイ・フューアー、アーネスト・H・マーティン
製作総指揮: ゴードン・スタルバーグ
脚本: アーノルド・シュルマン
撮影: ロニー・テイラー
作詞: エドワード・クレバン
音楽: マーヴィン・ハムリッシュ

出演: マイケル・ダグラス・・・ザック(ディレクター)
アリソン・リード・・・キャシー
マイケル・ブレビンズ・・・マーク
テレンス・マン・・・テリー(振付助手)
グレッグ・バージ・・・リチー
ジャスティン・ロス・・・グレッグ
キャメロン・イングリッシュ・・・ポール
ブレイン・サヴェージ・・・ドン
ヴィッキー・フレデリック・・・シーラ
オードリー・ランダース・・・バル
ジャネット・ジョーンズ・・・ジュディ
ミシェル・ジョンソン・・・ビビ

ヤミール・ボージェス・・・ダイアナ

トニー・フィールズ・・・アル

ニコール・フォッシー・・・クリスティン

ジョン・ガン・ボイド・・・コニー

パム・クリンガー・・・マギー

チャールズ・マクゴワン・・・マイク

マット・ウエスト・・・ボビー


◆ストーリー◆

ブロードウェイの売れっ子ディレクターのザックは、近くオープンする新しいショーのため、男女4人ずつコーラスを選ぶことにした。

全体で何人採るかも知らされないまま、ショー・ビジネスに夢を馳せる大勢の若者たちが集まり、その中から、17人にしぼられた。

何とか選ばれようと、ザックの前で懸命に踊るダンサーたち。

ザックはそんな彼らに肉体的試練と同時に、様々な質問を浴びせ、その素顔を浮き彫りにしていく。



◆感想◆

これ、中3のとき、友達と一緒に映画館に観に行ったんですよね。(パンフレットも家にあります。)

しかし、なぜ、この作品をチョイスしたのかがよくわからない。

同じ時期に公開された作品を調べてみたら、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」なんかがあって、中学生だったら、普通、そっち選ぶよね?

一緒に観に行った友達が特にダンスをしてたとか、舞台が好きだとかいうわけでもなかったと思うんだけど、中学生にしては、渋いチョイスだと思いません?


で、ストーリーのほうですが、ラストのオチ以外は完全に忘れてました。

ラストのオチというのは、オーディションの結果発表なんですが、逆にそれをよく覚えてたなと思いましたね。

とにかく、ダンスシーンが素晴らしい!それに尽きます。

オーディションの最終選考に16人が残るんですが、そこに、ディレクターのザックの元恋人、キャシーが途中から入ってくるわけです。

キャシーは、ブロードウェーのトップダンサーだったんですが、ハリウッドで女優になる。

しかし、演技に自信を失くし、自分にはダンスしかないと古巣に戻ってきたわけです。

でも、ザックは、一度でも舞台で主演を経験したものが、コーラスに耐えられるはずがないと突き放すんですよね。

それでも、キャシーは、自分はダンスしかないと言い張って、オーディションを受けるわけですが・・・

もし、私が、オーディションに残った16人だとしたら、いくらすごいダンサーか知らんけど、何で、一次審査も受けんと乱入してくんねん!と言いたくなるかもしれません。

最終選考に残った17人(あとから入ってきたキャシー含む)は、様々な境遇の様々な人種のダンサー達で、ザックは、育ってきた環境など、様々な質問をして、色んな悩みやコンプレックス等を告白させて、素顔を浮き彫りにしていくんですよね。

そして、合格発表となるわけですが・・・そこでちょっとしたドンデン返しがあるんです。


オーディションのシーンのみの映画なので、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、音楽も「ONE」とか「I HOPE GET IT」とかきっと誰もが知ってる曲ばかりで、ラストの金色の衣装を着たダンサー達のダンスは圧巻です。(明らかに、最終選考に残った17人以上のダンサーがいますが。)



洋画/青春


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Madacy Entertainment
Something to Sing About (B&W)


★★★★☆

SOMETHING TO SING ABOUT(93分)


監督: ヴィクター・シャーツィンガー
製作: ジオン・マイヤーズ
原案: ヴィクター・シャーツィンガー
脚本: オースティン・パーカー
音楽: コンスタンチン・バカライニコフ

出演: ジェームズ・キャグニー・・・テリー・ルーニー
イヴリン・ダウ・・・リタ(テリーの妻)
ウィリアム・フローリイ・・・ハンク
モナ・バリー・・・ステファニー(テリーの共演者)
ジーン・ロックハート・・・リーガン(スタジオ責任者)


◆ストーリー◆

ニューヨークのステージで人気を博したテリーは、映画の都ハリウッドに進出するため、婚約者と離れ、一人向かう。

時あたかもトーキー初期のミュージカル映画開花期にあたりたちまちスターとなるが、秘めた私生活は何かと差し障りの元となり・・・



◆感想◆

ジェームズ・キャグニーって、この作品観るまで知らなかったんですが、ギャング役が多い俳優さんだそうですね。

キャグニーは、この作品では、歌って踊るエンターテイナーの役。

何か、この時代に、歌って踊る細身の俳優さん見ると、みんなフレッド・アステアに見えてしまう・・・

でも、この邦題何か違和感ないですか?

ハリウッドに行くのはキャグニーじゃなくて、キャグニーが演ずるテリーじゃないのか?って思いつつ、「チャップリンの移民」みたいな感じなのか?なんて思ったり。


で、ストーリーは、安心して観れる昔のコメディって感じです。

ニューヨークのエンターテイナーのテリーが映画俳優を目指し、ハリウッドに一人で向かうわけですが、初めて出演した作品が大ヒット。

それで、会社の方針で、結婚してることなど、私生活を隠すことになったんですが、これがだんだんストレスになっていくんです。

テリーと共演した主演女優のステファニーもテリーが結婚してることをしらず、テリーと付き合ってるとかついには婚約!っていう噂を流すんですよね。

「雨に唄えば」みたいな感じです。

あの作品も、トーキー初期の時代、女優のほうが勝手に俳優と付き合ってるようなゴシップを流すんですよね。


当時の映画の撮影風景のシーンもあったりするんですが、映画をヒットさせるために、熱愛のゴシップを流すってこと、当時はよくあったんでしょうかね?(よく考えて見れば、今でもよくあることかしら?!)

あっ、そうそう、テリーの家の使用人が日本人のイトウって言うんですが、なかなか面白いです。

このイトウを演じるフィリップ・アンは、韓国系アメリカ人なんですが、すごい、ジャパニーズ・イングリッシュなんです。(でも、実は英語ペラペラで大げさに日本人っぽい話し方をしてるのだと途中でテリーに告白するのですが。)


一応、ミュージカルなんですが、あまり、ミュージカルシーンは、心に残ってないですね~。

だから、たぶん、ミュージカルが嫌いでもクラシック映画が好きな人だったら、楽に観られるんじゃないでしょうか?



洋画/コメディー


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アミューズ・ビデオ
オール・アバウト・マイ・マザー



★★★★☆

TODO SOBRE MI MADRE
ALL ABOUT MY MOTHER(101分)


監督: ペドロ・アルモドバル
製作総指揮: アグスティン・アルモドバル
脚本: ペドロ・アルモドバル
撮影: アフォンソ・ビアト
編集: ホセ・サルセド
音楽: アルベルト・イグレシアス

出演: セシリア・ロス・・・マヌエラ
マリサ・パレデス・・・ウマ・ロッホ(女優)
ペネロペ・クルス・・・シスター・ロサ
アントニア・サン・フアン・・・アグラード(マヌエラの友人)
ロサ・マリア・サルダ・・・ロサの母親


◆ストーリー◆

17歳の息子エステバンと2人暮らしのマヌエラ。

エステバンの誕生日、マヌエラは、エステバンを連れて芝居を見に行く。

芝居の主演女優にサインを貰おうと出口で待つエステバンとマヌエラ。

この日、マヌエラは、エステバンの父親の秘密について、エステバンに話そうと決心していた。

その矢先、主演女優のウマ・ロッホが出てくるが、エステバンに気付かず、車が発進。

ウマの乗った車を追いかけたエステバンは、車にはねられ、死んでしまう。

失意のマヌエラは、かつて青春時代を過ごしたバルセロナへと旅立つ。



◆感想◆

現実にまったくあり得ないという話ではないとは思うんだけど、何となく距離を感じてしまう作品。(でも何故か、だるいとか面白くないとかは思わなかったんですが。)

一人息子を事故で失くした母、脳死になった息子の臓器提供を同意する母(ちなみに母親のマヌエラは、臓器移植コーディネーターの仕事をしている。)、ドラッグ、同性愛、ゲイ、エイズ・・・とにかく、てんこ盛りなんです。

息子を失くしてから、かつて過ごしたバルセロナに行くと、友人のアグラードから紹介してもらったシスター・ロサが自分(マヌエラ)の元夫の子どもを身ごもっていたりと、100%あり得ないというわけではないんだけど、何か感情移入できないような出来事ばかりが起こって・・

マヌエラの元夫は、女装をしていましたが、彼はゲイなのか、それともただの女装趣味なのかがよくわからない。

というのも、マヌエラの元夫は、シスター・ロサを妊娠させてしまうんだけど、シスター・ロサは出産後にエイズで亡くなってしまうんですよね。

そのシスター・ロサのお葬式にマヌエラの元夫が女装した姿で現れるわけですが、彼がゲイだとしたら、10ヶ月やそこいらで(シスター・ロサの妊娠から出産までの期間)、ヘテロ(異性愛)からホモ(同性愛)に変わるもんですか?

私は、ゲイには詳しくないのでわからないのですが、ゲイの方も、女性とSEXしたいと思うんですか?(露骨な表現で申し訳ありませんが。)

元夫もエイズに感染していたということから、元夫のエイズの感染原因は同性愛と思われますよね。(色んな感染ルートがあるとしても、この場合は、話の流れから同性愛がエイズの感染原因でないかと思ったのですが。)

マヌエラの夫の謎について、むっちゃ書いてしまいましたが、子どもを失くした親っていうのは、悲しいけど世界中のあちこちにいいるわけじゃないですか?

エイズ患者もたくさんいるし、ドラッグに溺れてる人も同性愛の人も臓器移植もすごく現実的なことなんだけど、ゲイが女性を妊娠させるってことって、たとえまれなことであっても現実にあることなんですか?

それがすごく気になるんです。

だから、そういう意味で、きっと忘れられない作品になると思います。


おそらく感動ものの部類に入る映画だと思うんですが、細かいところでツッコミどころ満載なんですよね。

でも、映画とはいえ、いろんな生き方や生き様みたいなものを感じることはできました。

女性中心のお話だから、女性のほうが共感できるかもしれません。

とにかく、女性(ゲイ含む)の強さを感じた映画です。

私にマヌエラやアグラードやシスター・ロサのように、強くたくましく生きていく自信はありませんが、色んなことを感じることができた作品だと思います。



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