ドリームエッグス
CHARLES CHAPLIN COMEDY FILMS-SPECIAL BOX-



★★★★★

WORK(19分)


監督: チャールズ・チャップリン

制作: ジェス・ロビンス
脚本: チャールズ・チャップリン
撮影: ローランド・トザロー

出演: チャールズ・チャップリン・・・壁紙張り職人のアシスタント

チャールズ・インスリー・・・壁紙張り職人
エドナ・パーヴィアンス・・・メイド

ビリー・アームストロング・・・依頼人宅の主人

マルタ・ゴールデン・・・依頼人宅の妻

レオ・ホワイト・・・お呼びでない訪問者(妻の愛人?!)


◆ストーリー◆

塗装屋で雇われたチャーリーは、ボスと一緒に依頼人の宅へ向かうが、本来馬が引く荷車を引かされ、急な坂道でクタクタ。

その依頼人の家では、女房は働かないし、お手伝いのエドナは私用電話ばかりで、朝食もまだ出てこないとご主人はご立腹。

そんな家でチャーリーとボスは仕事を始めるが、レンジが爆発したり、珍入者が乱入してきたりと大騒動になる。



◆感想◆

まずは、とある中流家庭(チャーリー達が壁紙を張り替える予定のお宅)のシーンから。

女房はロクに動かないし、メイドは私用の電話に夢中で、朝ごはんも食べてないっていうこの家のご主人がキレる。


シーンは変わって、チャーリーが荷車を引いてるんだけど、これ、ナレーションがないと絶対にわからない!

というのも、この荷車、本来、馬が引くものらしいです。

チャーリーのボスが馬を買うお金がないということで、チャーリーが引いてるんですよね。

そして、列車と今にも衝突しそうなシーンが2~3回出てくるんだけど、あれは実写ですよね?(CGがあるわけないし。)

それとも、逆回しでしょうか?

ほんと間一髪なんですもん。

その後、恐ろしく急な坂に悪戦苦闘し(このときもバックして電車にひかれそうになる。)、マンホールに落ちたりしながら何とか壁紙張替えの依頼人の家に到着する。

キッチンでは、主人と妻とメイドが何か言い争ってるし、レンジは爆発するし、チャーリーのほうは、ボスに糊の入ったバケツぶちまけたりして家中大騒ぎ。


でも、その合間にチャーリーとエドナは仲良くなり、ベッドに座って、チャーリーがエドナを口説くわけです。


「画家になりたかったんだ。才能があるが金がなくてね。」


チョビ髭でいつもの放浪者スタイルのチャーリーがむっちゃカッコつけて、キザっぽくエドナと語り合ってるんです。

その時のチャーリーの表情がもう可笑しくて!!

きっと、これは、いつもおかしなチャーリーがカッコつけてるってことで笑いをとろうっていう確信犯なんだと思うけど、こんなイイ男風のチャーリーを見たことがないので(私が未見の作品に同じようなシーンがあるのかもしれませんが。)、お腹抱えて笑ってしまった。


その後、レオ・ホワイトが演じるお呼びでない訪問者が乱入してきて、これは、もしかして妻の愛人では?と疑った家の主人が拳銃持ち出して大暴れ。

このレオ・ホワイトの登場シーン、字幕で「お呼びでない訪問者」ということは出るのですが、妻の愛人かも?っていうのは、ナレーションが入るんです。

この作品、ナレーション(活弁)がないとわかりにくい部分があるかもしれません。

ラストは、こんなことが現実に起こったらたぶん死んでるよ!ってことが起こります。


洋画/コメディ/サイレント/ショート



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メディアファクトリー
真珠の耳飾りの少女 通常版



★★★★☆

GIRL WITH A PEARL EARRING(100分)


監督: ピーター・ウェーバー
製作: アンディ・パターソン、アナンド・タッカー
製作総指揮: ピーター・ブロック、ニック・ドレイク、リチャード・アードーズ
フランソワ・イヴェルネル、ダリア・ジョヴィチッチ、キャメロン・マクラッケン
トム・オーテンバーグ、ダンカン・リード
原作: トレイシー・シュヴァリエ 『真珠の耳飾りの少女』(白水社刊)
脚本: オリヴィア・ヘトリード
撮影: エドゥアルド・セラ
美術: ベン・ヴァン・オズ
衣装デザイン: ディーン・ヴァン・ストラーレン
音楽: アレクサンドル・デプラ

出演: スカーレット・ヨハンソン・・・グリート
コリン・ファース・・・ヨハネス・フェルメール
トム・ウィルキンソン・・・ファン・ライフェン(フェルメールのパトロン)
キリアン・マーフィ・・・ピーター(肉屋の息子)
エシー・デイヴィス・・・カタリーナ(フェルメールの妻)
ジュディ・パーフィット・・・マーリア(カタリーナの母)
アラキーナ・マン・・・コーネリア(フェルメールの娘)


◆ストーリー◆

1665年、オランダのデルフト。

画家のフェルメールの家にグリートという少女が使用人として雇われる。

アトリエの掃除を任されたグリート。

やがて、フェルメールは、グリートが色彩感覚に優れていることに気付き、絵の具の調合を任せるようになる。

グリートの存在は、フェルメールの創作意欲を刺激した。



◆感想◆

フェルメール宅で使用人として働くことになったグリートと画家のフェルメールとの微妙な関係を描いた作品。

フェルメール役のコリン・ファース(長髪も素敵ドキドキ)もグリート役のスカーレット・ヨハンソンもセリフが少なくて、笑顔のシーンもほとんどない。

また2人のラブシーンもないんですが、この2人のシーンは、官能的でエロティックな雰囲気が漂うのは何故だろう?

空気とか間とかでしょうか?(もちろん、映像も、ですが。)

青いターバンを巻いて、モデルをしているスカーレット・ヨハンソンは、まさにフェルメールの絵画から飛び出してきたような感じで非常に美しい。

私が個人的にヨハンソンに持ってたイメージは、太っても気にせず、お肌を露出する自然体の美女って感じだったんですが、この作品の彼女は、ほとんどがメイドの衣装で露出もないのに、すごくセクシー。

一応、ラストは、グリードにとっては、バッドエンドなのかもしれませんが、肉屋の息子のピーターと結婚して幸せな家庭を築いたと信じたい。


絵画には詳しくないけど、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(「青いターバンの少女」)くらいは知ってます。

でも、「青いターバンの少女」として認知していたため、この絵画の少女が真珠の耳飾りをつけていたとは気付きませんでした。

私に絵画を見るセンスがないだけなのかもしれないですが、青いターバンにパッと目がいくので、これ見るまで気付かなかったです。

そんな芸術的なことに関してはセンスのない私が見てもとても色彩がきれいな映画だと思いました。

色が目に焼きついてる作品です。


ちなみに、この作品は、フィクションだそうです。

この「真珠の耳飾りの少女」の本当のモデルは、一人娘のマリアと言われてるらしい。(映画では、フェルメール家は、6人とか7人の子沢山でしたが。)



洋画/歴史劇/ロマンス/ドラマ




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潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ
ワーナー・ホーム・ビデオ
潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ


★★★★★

WRESTLING ERNEST HEMINGWAY(123分)


監督: ランダ・ヘインズ
製作: トッド・ブラック、ジョー・ワイザン
脚本: スティーヴ・コンラッド
撮影: ラホス・コルタイ
音楽: マイケル・コンヴァーティノ

出演: ロバート・デュヴァル・・・ウォルター(キューバ出身の理髪師)
リチャード・ハリス・・・フランク(アイルランド人の元船員)
シャーリー・マクレーン・・・ヘレン・クーニー(フランクのアパートの管理人)
サンドラ・ブロック・・・エレイン(ウェイトレス)
ミコール・マーキュリオ・・・バーニス
マーティ・ベラフスキー・・・ネッド・ライアン
パイパー・ローリー・・・ジョージア
エド・アマトルド・・・ヘンリーの父親
ジャグ・デイヴィース・・・ヘンリー


◆ストーリー◆

ヘミングウェイとレスリングをしたというのが自慢の元船乗りのフランク。

行きつけのカフェのウェイトレス、エレインに想いを寄せているが言い出せないでいるキューバ出身の理髪師ウォルター。

2人の老人は、ひょんなことから出会い、時には大ゲンカしながらも友情を育んでいく。



◆感想◆

号泣ムービー。これは、ラスト、大泣きしましたね。

日本劇場未公開作品だそうです。もったいない。


アイルランド出身のフランクは、元船乗りで、あの文豪ヘミングウェイとレスリングをしたというのが自慢。

息子から送られてきた前にも後にもつばがついた帽子をいつもかぶってるんです。

後のつばは何の意味があるのかと思ったら、首の日焼け防止なんだとか。(映画の中でフランクが言ってた。)なるほど。

元船乗りとあって、威勢がよくて、強引な性格。

その一方、キューバ出身の理髪師ウォルターは、物静かで、カフェのウェイトレス(サンドラ・ブロック)に密かに想いを寄せてるんです。

2人の出会いは、ベンチでクロスワードパズルを解きながらベーコンサンドを食べてるウォルターにフランクが話しかける。

正直なところ、ウォルターは鬱陶しい!でも、フランクはそんなこと気にせず話しかける。

そんな感じで2人は、仲良くなっていくわけです。

2人乗りの自転車(前も後もサドルがついてて、2人で漕ぐ自転車)に乗る老人2人の姿がなんかカワイイ。

とにかく、この少年のような2人の老人がたまらなくイイ!

ついでに、シャーリー・マクレーンも出演シーンは多くないですが、素敵です。

老人メインのストーリーの中で唯一出てくる若い女性であるサンドラ・ブロックも心優しいウェイトレスを好演。

ラストは、悲しい別れを迎えるわけですが、サラッと相棒に別れを告げ、次のシーンでは2人で一緒に行くはずだったダンスホールで女性と一緒に踊ってるっていうのが、カッコイイ。(何故か、薄情だとか冷たいとは思わなかった。何故だろう?)


これ、観る人の年齢によってずいぶん感じ方も違うんだろうなって思います。

ラスト、号泣しましたが、後味は悪くないんですよね。

お茶目な老人が主役の映画って大好きです。



洋画/号泣/ヒューマンドラマ





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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
サイドウェイ (特別編) (ベストヒット・セレクション)


★★★☆☆

SIDEWAYS(130分)


監督: アレクサンダー・ペイン
製作: マイケル・ロンドン
原作: レックス・ピケット
脚本: アレクサンダー・ペイン、ジム・テイラー
撮影: フェドン・パパマイケル
編集: ケヴィン・テント
音楽: ロルフ・ケント

出演: ポール・ジアマッティ・・・マイルス
トーマス・ヘイデン・チャーチ・・・ジャック
ヴァージニア・マドセン・・・マヤ
サンドラ・オー・・・ステファニー
メアリールイーズ・バーク・・・マイルズの母
ジェシカ・ヘクト・・・ヴィクトリア(マイルスの元妻)


◆ストーリー◆

国語教師でワイン通のマイルスは、小説家になる夢を捨てきれず、また、離婚した妻のことを忘れられずにいた。

一方、彼の学生時代の友人で落ち目の俳優ジャックは、結婚を控えていた。

マイルスは、結婚前の最後の旅行をジャックと2人で楽しもうと、カリフォルニアのワイナリーめぐりの旅へと連れ出す。

カリフォルニアでマヤとステファニーという女性と知り合い、マイルスのほうは、マヤと親しくなって好意を寄せるが言い出せず、ジャックは結婚を控えているということを隠してステファニーと情事を重ねる。



◆感想◆

離婚した妻が忘れられず、いつもネガティブ、しかし、ワインのことに関してはかなりこだわりを持っているマイルスと、結婚を控えているのに、女性が大好き、火遊び大好きでちゃらんぽらんな性格のジャックとの珍道中を描いた映画。(ロードムービー?)


マイルスのほうがワイン通で、ワインに関するうんちくが色々語られるんだけど、ワイン好きが観れば面白いんじゃない?とは言いがたい作品かもしれません。

確かに大人の映画だと思いますが、ジャックのほうのエピソードがワインのイメージとは正反対で・・・

私は女なんで、観ててイライラする部分もありましたが、不思議なことに、ジャックのほうが婚約者がいるのに、女遊びをしてるってことにはそれほどムカムカしなかったんですよね。

他人事(映画の中の話)だからでしょうか?現実にそういうことする人がいたら許せないけど。

だから、婚約者がいるということがバレずに旅が終わればいいな~って思ってました。

最後の最後までドタバタして、旅は終わり、2人とも人生の新たな出発をします。

マイルスのほうは、ジャックの結婚式で元妻に再会して、惨めな思いをするんだけど、あることがきっかけで新たな一歩を踏み出すわけです。

そこで映画が終わっているので、その後どうなったかは知りませんが。


アメリカや欧米の映画でも、いつまでも過去の女性を引きずっているというか、自分に自信がなくってウジウジしてる男性が主役の作品って結構ありますよね。(こないだ観た「マーティ 」もそうですが。)

時代や国、関係なく、そういう男性像って映画の題材になりやすいんでしょうか?!

女の立場から見れば(というか私個人的な見解かもしれませんが)、この映画に出てくるマイルスのような男性は、確かにいいヤツなんですが、見ててイライラさせられる部分もあるし、いつまでも元妻のことを引きずって惨めに思えるんですよね。

男性が観ると、マイルスとジャックのどちらかに自分を重ね合わせて見たりするんでしょうか?

もちろん、世の男性方が、マイルスとジャックの2人のキャラクターのどちらかに分類されるとは思わないんですが。

男女で評価が分かれる作品かもしれないですね。

私は、嫌いな作品ではないんだけど、マイルスをもっと幸せにしてあげて欲しかったと思います。




洋画/ドラマ/コメディ


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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
スウェー★ニョ


★★★★☆

SUENO(108分)


監督: レニー・チャバリア
製作: マーク・フォースター、エリック・コペロフ
製作総指揮: ボブ・ヤーリ
撮影: エリック・モイニエ
音楽: ダグ・デ・アンジェリス

出演: ジョン・レグイザモ・・・アントニオ
アナ・クラウディア・タランコン・・・ニーナ
エリザベス・ペーニャ・・・ミラベラ
ネストール・セラノ・・・ゾロ
マイケル・ペーニャ・・・ジミー
ホセ・マリア・ヤスピク・・・パンチョ
ナディーヌ・ヴェラスケス・・・クラウディア


◆ストーリー◆

一応、アメリカ映画ですが、若干ラテン系。

原題の「SUENO」(実際は「N」の上に「~」がつく)は、翻訳機で調べたところ、「夢」っていう意味らしい。

その夢(ミュージシャンになること)を叶えるべく、メキシコ人の青年アントニオがロサンゼルスへやってくる。

アントニオは、アントニオが働くタコス屋に客としてやってくるニーナという女性に一目惚れ。

そして、隣に引っ越してきたシングルマザーのミラベラの歌声に惹かれる。

そんな、アントニオの恋愛と夢の実現を描いた映画なんですが、途中でミラベラのほうに気持ちが傾いてるのかな?って思ったんですが(ミラベラの家の玄関にバラの花を置いてみたり、ミラベラとの妄想シーンも結構ホットだったので。)、ラストは、意外な人物がミラベラに告白する。

アントニオは、地元のバンドに加入するんですが、バンドコンテストの予選会3日前にバンドのメンバーがみんな脱退する。(というか、アントニオ抜きで出ることになる。)

アントニオは、行きつけのバーの流しのバンドに声を掛け、そこにボーカルとして強引にミラベラを勧誘し、加入させるんですよね。

あと、3日でどんな打ち合わせをして練習をしたかなんかはあまり描かれてなくて、ほとんどすぐに予選会なんだけど、予選会のシーンは、せっかく加入させたミラベラがほとんど歌っていない。(何曲か演奏するという設定だったのか?)

その予選会のシーンもサラッと終わってしまい、当たり前のようにアントニオのバンド”エル・グラン・コレクティヴォ”が優勝。本選へ出場する。

で、本選も予想通りの結果なんだけど、すごくあっさりしてるというか、むっちゃクールで、もっとメキシコ系の人って熱いと思ってたんでちょっと拍子抜け。

曲もたしかにラテン音楽もあったんだけど、それほどラテン系ではなかったような・・・(デュラン・デュランの「HUNGLY LIKE THE WOLF」も歌ってましたが、普通のロックっぽかったし。)


でも、まあ、物足りないという方もいるかもしれませんが、私は、嫌いじゃないです、こういう映画。

ラテン音楽のことはよくわかりませんが、知らないなりに楽しめました。



洋画/ロマンス/音楽/青春/コメディ




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ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

スカイ・ハイ



★★★☆☆

SKY HIGH(99分)


監督: マイク・ミッチェル
製作: アンドリュー・ガン
製作総指揮: マリオ・イスコヴィッチ、アン・マリー・サンダーリン
脚本: ポール・ヘルナンデス、ボブ・スクーリー、マーク・マッコークル
撮影: シェリー・ジョンソン
プロダクションデザイン: ブルース・ロバート・ヒル
衣装デザイン: マイケル・ウィルキンソン
編集: ピーター・アムンドソン
音楽: マイケル・ジアッキノ

出演: マイケル・アンガラノ・・・ウィル・ストロングホールド
カート・ラッセル・・・スティーヴ・ストロングホールド(ザ・コマンダー)
ケリー・プレストン・・・ジョジー・ストロングホールド(ジェットストリーム)
ダニエル・パナベイカー・・・レイラ(ウィルの幼馴染)
ケヴィン・ヘファーナン・・・ロン・ウィルソン(バスの運転手)
メアリー・エリザベス・ウィンステッド・・・グウェン
リンダ・カーター・・・校長
クロリス・リーチマン・・・スペックス
ブルース・キャンベル・・・ブーマーコーチ

スティーヴン・ストレイト・・・ウォーレン・ピース


◆ストーリー◆

スーパーヒーロー養成学校のスカイ・ハイ。

世界最強のスーパーヒーロー夫婦、ザ・コマンダーとジェットストリームの息子ウィル・ストロングホールドもスカイ・ハイに入学した。

さっそく、“ヒーロー”組とそれをサポートする“サイドキック”組への振り分けが行われ、両親がスーパーヒーローのウィルは、当然のことながら期待を集めるが、彼はまだ一度もパワーを発揮したことがなく、”サイドキック”組に振り分けられる。

そんなウィルに、スカイ・ハイのマドンナ的存在であるグウェンが近づいてきて・・・



◆感想◆

これは、典型的なアメリカのヒーローもの。ファミリー向けですね。

ヒーローものなんだけど、負け組・勝ち組みたいな要素も織り交ぜつつ、また、恋愛や友情なんかも織り交ぜながら、ストーリーが進んで行く。

主人公のウィルの宿敵のウォーレン・ピース(手から火が出る)って、ブレンダン・フレイザーかと思ったら、違った。(っていうか、冷静に考えたら、年齢的に高校生の役はムリだ。)

ラストは、もう想像はつくと思うので、多少ネタバレは仕方ないと思うんですが、一応、負け組とされるサイドキック組が大活躍するのが気持ちがいい。

そして、スカイ・ハイの危機は回避され、親友が恋人になったり、宿敵が親友になったり・・・

ご家族で安心して観られる映画だと思います。さすがディズニー。








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バップ
かもめ食堂


★★★★★

ROUKALA LOKKI(102分)


監督: 荻上直子
プロデューサー: 前川えんま、天野眞弓
エグゼクティブプロデューサー: 奥田誠治、大島満
石原正康
企画: 霞澤花子
原作: 群ようこ 『かもめ食堂』(幻冬舎刊)
脚本: 荻上直子
撮影: トゥオモ・ヴィルタネン
美術: アンニカ・ビョルクマン
編集: 普嶋信一
音楽: 近藤達郎
エンディングテーマ: 井上陽水 『クレイジーラブ』
照明: ヴィッレ・ペンッティラ

出演: 小林聡美・・・サチエ
片桐はいり・・・ミドリ
もたいまさこ・・・マサコ
ヤルッコ・ニエミ・・・トンミ・ヒルトネン(日本オタクの青年)
タリア・マルクス・・・リサ
マルック・ペルトラ・・・マッティ


◆ストーリー◆

フィンランドのヘルシンキで日本食レストラン「かもめ食堂」を営むサチエ。

しかし、客は、日本オタクのトンミだけ。

ある日、サチエは、本屋で日本人女性のミドリと出会う。

何か訳アリのミドリをサチエは、自宅に泊め、かもめ食堂で手伝いをするようになる。

その後、荷物が迷子になって届かないというマサコという女性が店にやってくる。



◆感想◆

これは、何となく女性向きの映画って感じがします。

ストーリー云々ではなく、雰囲気が女性好みかもしれません。

マリメッコとかムーミンって、フィンランドですが、どちらかといえば、女性のほうが好きじゃないですか?


小林聡美演じるサチエは、ヘルシンキの日本食レストラン「かもめ食堂」のオーナー。

でも、オープンして1ヶ月になるというのに客がこない。(というのをフィンランド人のおばさん3人がガラス張りの店内を見ながら噂話をしている。)

やっとやってきた第一号の客は、日本オタクのトンミという青年。

第一号の客ということで、コーヒーを永年無料にしてあげる。

その青年に「ガッチャマン」の主題歌♪誰だ!誰だ!誰だ~!♪の続きを教えて欲しいと聞かれるがサチエは思い出せず、モヤモヤしたまま、街の本屋へ行く。

すると、そこで、日本人女性を見つけ、「ガッチャマン」の歌を知ってるかどうか聞くんです。

その女性(ミドリ)は、「ガッチャマン」の歌を歌い、歌詞を紙に書いてあげる。

サチエは、「ガッチャマン」の歌詞を教えてもらったお礼にとミドリを自分の部屋に泊めてあげるんです。

ミドリは、そのお礼にと、かもめ食堂で無償で働かせてくれと申し出る。


ちなみに、どうでもいいことですが、私、「ガッチャマン」の歌、完璧に歌えました。

決してオタクではないんですが、子どものころ、大好きだったんで。

覚えてるもんですねぇ~。


この映画の中には、とにかく、訳アリの人物や謎の人物がいっぱい出てくる。

主人公のサチエだって、どういういきさつでフィンランドに来て食堂を開こうと思ったのかとか、まったく最後まで明かされない。

また、片桐はいり演じるミドリも、何か訳アリでフィンランドに一人旅に来たんだけど、彼女に一体何があったのか、こちらも最後までわからない。

また、途中から、もう一人の日本人女性マサコが出てくるんですが、彼女に関して言えば、まったく謎。

ヘルシンキにやってきたものの、空港で預けた手荷物が届かない。

マサコという登場人物に関しては、しばらくは、「荷物が届かないんです。」とか(空港に電話をかけて)「荷物届きましたか?」ってセリフしか印象に残らないんです。

そして、やっと荷物が見つかったと思って、荷物を開けたら、中身はキノコだらけ・・・この意味がよくわからない。

たぶん、途中でフィンランドといえば森だ!ってトンミから聞いて、森に行ったときに、キノコを見つけたところとリンクしてるんだと思うんだけど、キノコはこの映画の中で重要なアイテムになるんでしょうか?!

で、そのマサコは、空港に荷物が着いたかを尋ねるため、港で電話をするシーンが何度か出てくるんですが、そのとき、必ず、ネコを抱いたフィンランド人のおじさんが横切るんですよね。

そして、そのおじさん、ラストのほうで、マサコにネコを渡すんですが、あのおじさん、一体何者?
また、『過去のない男』に出てたマルック・ペルトラが出演してるんですが、役どころがよくわからない。

結局、かもめ食堂のあった場所で前にお店を経営してた男ということなんですが、普通の映画だったら、この男のエピソードなどを織り交ぜたりすると思うのですが・・・

そう思うと、こういう、謎の人物がたくさん出てきて、誰?とか何?とか訳わからんって言ってること自体、この映画にハマッてるのかもしれない。


あと、たいしたストーリーがないような気が・・・

結局、何を言いたいのかよくわからない。

でも、この映画の雰囲気好き。

3人の日本人女性が親しくなっていくんだけど、最後まで敬語でしゃべってるその距離感が好き。

でも、欲を言えば、せっかくフィンランドを舞台にしてるんだから、もう少し、フィンランドの風景を楽しみたかったような・・・(あれって、フィンランドロケですよね?!)


ほんわかしていて、ハッピーエンドだか何だかよくわからないんですが、幸せな気分になれる映画でした。

誰にでもオススメする映画ではないですが、時間があれば、サラッと観てください。

期待したり、何かを求めて観てはダメです。




#ちなみに、「かもめ食堂」は、おにぎりは日本のソウルフードだ!ってことで、おにぎりをメインのメニューにしているのですが、そういえば、私も、病気で入院して、3ヶ月くらい絶食したときに一番食べたかったのがおにぎりだったのを思い出しました。

今まで、おにぎりを日本のソウルフードだと思ったことはなかったのですが、なるほどって思いました。




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パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
麗しのサブリナ

★★★★★

SABRINA(113分)


監督: ビリー・ワイルダー
製作: ビリー・ワイルダー
原作: サミュエル・テイラー
脚本: ビリー・ワイルダー、サミュエル・テイラー、アーネスト・レーマン
撮影: チャールズ・ラング・Jr
音楽: フレデリック・ホランダー

出演: オードリー・ヘプバーン・・・サブリナ・フェアチャイルド
ハンフリー・ボガート・・・ライナス・ララビー(兄)
ウィリアム・ホールデン・・・デイヴィッド・ララビー(弟)
ジョン・ウィリアムズ・・・トマス・フェアチャイルド(サブリナの父)
フランシス・X・ブッシュマン・・・タイソン氏(エリザベスの父)
マーサ・ハイヤー・・・エリザベス・タイソン(デイヴィッドの婚約者)
マルセル・ダリオ・・・パリの男爵
ウォルター・ハンプデン・・・オリバー・ララビー(兄弟の父)
ジョーン・ヴォーズ・・・グレッチェン
ネラ・ウォーカー・・・モード・ララビー(兄弟の母)
マルセル・ヒライヤー・・・教授


◆ストーリー◆

ララビー家のお抱え運転手フェアチャイルドの娘サブリナは、ララビー家の次男デイヴィッドに夢中だった。

しかし、デイヴィッドは、サブリナをまったく相手にせず、サブリナは、2年間パリの料理学校に留学する。

パリから帰ったサブリナは、見違えるほど素敵な女性に変身しており、そんなサブリナを見て、デイヴィッドは婚約者がいながらもサブリナに夢中になる。

仕事人間の兄のライナスは、そんなデイヴィッドが心配になり、サブリナと引き離そうとするが、ライナスもサブリナに次第に惹かれてゆき・・・



◆感想◆

「ローマの休日」とは違い、お転婆娘キャラを演じているオードリーがとってもキュート。

一方、ハンフリー・ボガートの顔、デカッ!(オードリーの顔が小さいから余計に。)

この作品を観る前に、『オードリー・ヘプバーン98の真実』という本を読みました。



清藤 秀人
オードリー・ヘプバーン98の真実

結構、サクサク読めて面白かったんですが、それによると、ハンフリー・ボガートは、当初、サブリナ役として、自分の妻であるローレン・バコール(「百万長者と結婚する方法」でマリリン・モンローと共演してた女優)を推したそうですが、それが受け入れられず、撮影中はオードリーに冷たかったとか?!
これが本当だとしたら、いい歳して大人気ないぞ!ボギーむっ
でも、まあ、役柄としては、どちらかといえば、冷たい感じの、仕事しか頭にないというようなキャラクターだったんで、そういう裏話を聞いてもイメージが崩れるとかっていうことはなかったですが。
一方、ウィリアム・ホールデン演じる、弟のデイヴィッドのほうは、兄と正反対。
プレイボーイで、3回(4回だっけ?)の離婚歴があって、自由奔放なキャラクター。
でも、クールな兄のほうが笑わせてくれるんです。
というか、兄がネタフリをして、弟がボケる・・・みたいな。
たとえば、美しくなって帰ってきたサブリナに弟のディヴィッドが夢中で、パーティーのダンスの途中で、ディヴィッドがサブリナをテニスコートに誘い出すんです。
婚約者がいるにもかかわらず、そういう行動に出る弟を心配したのか、婚約者が大事な取引先の令嬢だから、会社の利益を考えたのか、兄は、弟がサブリナとの待ち合わせ場所のテニスコートに行く前に、話があるといって、部屋に呼び出すんですね。
で、ディヴィッドは、テニスコートでサブリナとシャンパンを飲もうと思って、シャンパンを手に持ち、ワイングラスをズボンの後ろのポケットに入れて兄のところへ行くわけです。
そして、父親を交えて色々と話し合いをするんですが、そのときに、兄が弟に「まあ座れ」と言うんですよね。
一度は断るものの、兄に促されて椅子に座った弟は・・・絶叫叫び
そう、お尻のポケットにワイングラスを入れていて、それを知ってた兄が弟を椅子に座らせたという・・・
弟は、お尻を23針縫うハメに。
そして、お尻が痛くてベッドに仰向けに寝れない弟にお尻の当たるところを丸くくりぬいた透明のハンモックを兄がプレゼントするのがまた可笑しい。
だって、表情変えずにお尻の当たるところに穴を開けたハンモックを広げて、ぶら下げるんだもの。
その後のオチは、予想できると思いますが、これはいい!ってことで弟が穴にお尻を入れて寝てると、だんだんハンモックが下がってきて、お尻が地面に当たって(お尻から落下して)・・・弟、絶叫叫び
これは、笑わせた弟よりも、ネタフリをした兄の勝ち!
あと、兄弟の父もまたボケ具合が可笑しかったですね。
妻にタバコは控えるように厳しく言われてるのか、隠れてタバコを吸うわけです。
あるとき、兄がクローゼットを開けると、スモークの奥から父親が・・・ベタだけど笑えます。

兄のライナスは、会社に不利益になる弟の恋愛(サブリナとの恋愛)も潰すといった感じだったんですが、お尻のケガで動けない弟に代わり、サブリナと触れ合ううちに、口に出したり、態度に出したりしないですが、だんだんとサブリナに惹かれていく様子が描かれているのがいいですね。

ラストもサラッとさりげなく終わる感じ。

やっぱり、あなたが好き~!みたいな熱い抱擁やキスもなし。

でも、カタブツの兄が何かかわいく思えるラストです。




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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
マーティ

★★★★☆

MARTY(91分)


監督: デルバート・マン
製作: ハロルド・ヘクト
原作: パディ・チャイエフスキー
脚本: パディ・チャイエフスキー
撮影: ジョセフ・ラシェル
音楽: ロイ・ウェッブ

出演: アーネスト・ボーグナイン・・・マーティ
ベッツィ・ブレア・・・クララ
ジョー・マンテル・・・アンジー(マーティの友人)
エスター・ミンチオッティ・・・テレサ(マーティの母)
ジェリー・パリス・・・トミー(マーティのいとこ)
カレン・スティール・・・ヴァージニア(トミーの妻)
フランク・サットン・・・ラルフ
ウォルター・ケリー・・・子ども


◆ストーリー◆

ニューヨーク・ブロンクスの肉屋で働いているマーティ。

弟が先日結婚し、マーティはいつ結婚するのかと、周りにうるさく言われるのにうんざりしていた。

マーティは、自分の容姿がコンプレックスとなって、女性とうまく付き合えなかった。

そんなマーティは、あるダンスパーティーでクララという教師をしているという女性と知り合う。

クララも自分の容姿に自信がなく、同じ悩みを持つマーティと急速に親しくなる。



◆感想◆

これ、マーティ役のアーネスト・ボーグナインが醜男キャラなのはわかるが(個人的には決して醜男だとは思いませんが、男前ではないわね。)、クララ役のベッツィ・ブレアがブスキャラっていうのがムリがあるような。

欧米の人から見れば、ブスなんでしょうか?!


どちらかと言えば、男性目線の映画だと思います。

一応、イケてない男のマーティが主役だけど、マーティの友人もルックスはともあれ、イケてない。

類は友を呼ぶというのか、仕事が終わったらいつものカフェに集まり、これからどうする~?ってウダウダと・・・


で、マーティは、ダンスパーティーで、自分の容姿にコンプレックスを持っているクララという女性と出会う。

同じ境遇の2人は、話もはずみ、いい感じになるのですが、マーティの友達は、あんなブスはやめておけと言うし、母親は、(自分がイタリア人なので)イタリア人女性でないとダメと言い出し、周りが引き離そうとする。


途中でマーティのいとこ夫婦の嫁姑問題などはさみつつ、話が進むんですが、どこの国でも共感できるようなテーマなので(ある程度の年齢になれば結婚するほうがいいのか?とか、若夫婦(息子夫婦)は、年寄り(息子の母親)と一緒に住むべきではないとか。)、結婚の経験がある人や、早く結婚しろって急かされてるような人が見れば感情移入できるかもしれません。


ラストは、え?これで終わり?!って感じでした。

でも、このままマーティがクララとうまくいって、結婚するとしても、あの母親がついてくると思うと・・・


これ、1955年のアカデミー賞作品賞の作品らしいですね。

アカデミー賞にしては、地味じゃないですか?

私は個人的には、アカデミー賞を受賞するような大作よりも、こういう作品のほうが好きですが・・・




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ドリームエッグス
CHARLES CHAPLIN COMEDY FILMS-SPECIAL BOX-


★★★★☆

THE STAR BOARDER(8分)


監督: ジョージ・ニコルズ

制作: マック・セネット
脚本: クレイグ・ハッチンソン
撮影: フランク・D・ウィリアムズ

出演: チャールズ・チャップリン・・・下宿人

ミンタ・ダーフィー・・・下宿屋の女主人

エドガー・ケネディ・・・女主人の夫

ゴードン・グリフィス・・・女主人の息子
アリス・ダヴェンポート・・・女主人の友人


◆ストーリー◆

下宿屋の女主人に気に入られているチャーリー。

ある日、女主人に誘われテニスに出かける。

一方、下宿屋の主人のほうは、若い娘とデートをしていた。

下宿屋の息子は、そんな両者を面白がって、写真に撮る。

その夜に開かれた幻燈会で息子が問題の写真を映し出し、大騒動に。



◆感想◆

これは、初期の作品ということもあってか、画像もきたないし(これは仕方ない)、固定カメラなのか知らないけど、首から上が写ってない映像があったりして、かなり見にくいです。

チャップリンの作品を年代順に観てるわけではないので、わからないのですが、この作品に関して言えば、下宿屋の女主人に気に入られるモテキャラ。

素のチャップリンならモテキャラもわかるが、チョビ髭でいつもの放浪者チャーリーがモテキャラ?!

ストーリーに関しては、よくありがちなストーリーで、下宿の女主人がチャーリーのことを気に入っていて、主人は、それが気に食わない。

女主人はチャーリーと楽しくデートしてるわけですが、主人のほうも若い女の子とデートしちゃってるんですよね。

それを、下宿屋の息子が面白がって撮影し、夜の幻燈会でお互いの浮気のシーンが映し出されて、幻燈会に参加してた人を巻き込んでの大騒動。そこから、追いかけっこが始まります。

ごく普通に面白かったので合格点ってとこでしょうか。





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