角川エンタテインメント
ギルバート・グレイプ

★★★★★

WHAT'S EATING GILBERT GRAPE(117分)


監督: ラッセ・ハルストレム
製作: メール・テパー、ベルティル・オルソン、デヴィッド・マタロン
製作総指揮: ラッセ・ハルストレム、アラン・C・ブロンクィスト
原作: ピーター・ヘッジズ
脚本: ピーター・ヘッジズ
撮影: スヴェン・ニクヴィスト
音楽: アラン・パーカー、ビョルン・イシュファルト

出演: ジョニー・デップ・・・ギルバート・グレイプ
ジュリエット・ルイス・・・ベッキー(旅人の女性)
メアリー・スティーンバージェン・・・ベティ・カーヴァー(ギルバートと不倫関係)
レオナルド・ディカプリオ・・・アーニー・グレイプ(ギルバートの弟)
ダーレン・ケイツ・・・ボニー・グレイプ(ギルバートの母)
ローラ・ハリントン・・・エイミー・グレイプ(ギルバートの妹)
メアリー・ケイト・シェルハート・・・エレン・グレイプ(ギルバートの妹)
ジョン・C・ライリー・・・タッカー(ギルバートの友人)
クリスピン・グローヴァー・・・ボビー(ギルバートの友人)
ケヴィン・タイ・・・ケン・カーヴァー(ベティの夫)


◆ストーリー◆

人口1,000人ほどの田舎町アイオワ州エンドゥーラ。

食料品店で働くギルバートは、父の死後、身動きできないほど太ってしまった母、18歳で知的障害をもつ弟アーニーと、2人の姉妹の一家を支えるため、希望や夢を抱く暇さえない日々を過ごしていた。

しかし、トレーラーハウスで祖母と旅を続ける少女ベッキーと出会いが、彼の心に少しずつ変化もたらしてゆく。



◆感想◆
この映画は、役者さんがみ~んなイイ!

レオナルド・ディカプリオの評価が高いようだけど、ディカプリオはもちろん、ジョニー・デップもジュリエット・ルイスも巨漢のお母さんも。(ギルバートの母親役の女優さんって、特殊メイクなのかと思ったら本当に500ポンド(約227kgくらい)あるらしい。)

ギルバートは、家族思いの好青年なんですが、知的障害の弟と、夫の自殺のショックで過食症で太ってしまった母親の面倒を見るために、地元からも離れられないでいるんです。

家族が足かせになって、夢を持ったりできないんですよね。

そこにトレーラーハウスで旅をする少女ベッキーとの出会いや、人妻との不倫、巨大スーパーやハンバーガーショップの開店なんかのエピソードを絡めて描かれています。

コメディではないんだけど、ギルバートが自分の母親のことを「浜に打ち上げられた鯨」だとか「(動かすのに)クレーンが必要だ」とか大真面目な顔で言うのが笑えた。

ラストは、ちょっと悲しい出来事ももあったけど、皮肉なことに、それをきっかけに兄弟姉妹それぞれが新しい道を歩んで行きます。

意地悪な見方をすれば、ギルバートの足かせになってたのは、弟のアーニーではなく、母親だったのね・・・とも取れるのですが、とにかく、ラストシーンのデップ&ディカプリオがとても素敵で、清々しい気持ちになりました。




ワーナー・ホーム・ビデオ
フェーム 特別版

★★★★☆

FAME(133分)


監督: アラン・パーカー
製作: デヴィッド・デ・シルヴァ、アラン・マーシャル
脚本: クリストファー・ゴア
撮影: マイケル・セレシン
作詞: ディーン・ピッチフォード、レスリー・ゴア
音楽: マイケル・ゴア

出演: アイリーン・キャラ・・・ココ(ダンス科)
バリー・ミラー・・・ラルフ(演劇科)
リー・キュレーリ・・・ブルーノ(音楽科)
ローラ・ディーン・・・リサ(ダンス科→演劇科)
ポール・マクレーン・・・モンゴメリー(演劇科)
エディ・バース・・・アンジェロ
ジーン・アンソニー・レイ・・・リロイ(ダンス科)
ボイド・ゲインズ・・・ミカエル
アントニア・フランチェスキ・・・ヒラリー(ダンス科)
アルバート・ヘイグ・・・ショロフスキー(音楽教師)
ジョアンナ・マーリン・・・バーグ
モーリーン・ティーフィ・・・ドリス(演劇科)
デビー・アレン・・・リディア(オーディションの試験官)
アン・メアラ・・・シャーウッド
スティーヴ・インウッド・・・フランソワ
メグ・ティリー・・・ダンサー
リチャード・ベルザー・・・MC


◆ストーリー◆

ニューヨークのマンハッタンにある芸能専門学校を舞台に、ダンサーや歌手、俳優、ミュージシャンを目指す若者たちが入学して卒業するまでをドキュメンタリー・タッチで描いている。



◆感想◆

アツイ青春映画って感じです。

とにかく、アツイとしか言いようがないです。

たぶん、音楽とか演劇とかダンスとか自分を表現するということに興味のない人が、映画ではなく、現実にそういう風景(全員が踊りだすとか歌いだすとか)を見ると引いてしまうと思います。

私もきっと引きます。

私が通ってた高校に演劇科があったんですけど、やっぱり一種独特の雰囲気なんですよね。

演劇科の子たちって、どこでもバレエ踊るし、声も大きいし、私を含め、普通科の生徒は、ちょっと冷めた目で見てたんですね。

でも、自分自身を素直に表現できるっていうのはある意味羨ましいと思います。

「フェーム」は、ただ芸能界を目指す高校生が歌ったり踊ったりしてるだけではありません。

いろんな悩みを抱え、挫折を味わいながら成長する姿が描かれています。

若いっていいわねぇ~って思える作品です。(若い頃に観れば刺激になったのかもしれないがガーン



日本ソフトサービス
アバウト・シュミット

★★★★☆

ABOUT SCHMIDT(125分)


監督: アレクサンダー・ペイン
製作: マイケル・ベスマン、ハリー・ギテス
製作総指揮: ビル・バダラート、レイチェル・ホロヴィッツ
原作: ルイス・ベグリー
脚本: アレクサンダー・ペイン、ジム・テイラー
撮影: ジェームズ・グレノン
編集: ケヴィン・テント
音楽: ロルフ・ケント

出演: ジャック・ニコルソン・・・ウォーレン・シュミット
キャシー・ベイツ・・・ロバータ・ハーツェル(ランドールの母)
ホープ・デイヴィス・・・ジーニー・シュミット(シュミットの娘)
ダーモット・マローニー・・・ランドール・ハーツェル(ジーニーの婚約者、ロバータの息子)
ハワード・ヘッセマン・・・ラリー・ハーツェル(ロバータの夫、ランドールの父)
レン・キャリオー・・・レイ・ニコルス(シュミットの友人)
ハリー・グローナー・・・ジョン・ラスク(キャンピングカーパークで出会った夫妻の夫)
ジューン・スキッブ・・・ヘレン・シュミット(シュミットの妻)
コニー・レイ・・・ヴィッキー・ラスク(キャンピングカーパークで出会った夫妻の妻)


◆ストーリー◆

アメリカ中西部オマハ。

66歳のウォーレン・シュミットは、勤めていた保険会社の定年退職の日を迎える。

これまで妻ヘレンと今は離れて暮らす娘ジーニーと共に、特に不満もなく平凡な人生を送ってきた。

仕事中心の生活だったシュミットは、翌日から手持ち無沙汰な毎日が続いた。

そんなある日、妻ヘレンが急死。

葬儀の準備に追われるシュミットのもとへ、愛娘ジーニーが婚約者ランドールと一緒に戻ってくる。



◆感想◆

これは、定年退職したお父さんたちが観ると非常に共感できるのでは?!

定年退職したお父さんの心境ってアメリカも日本も似たような感じなんですね~。

ジャック・ニコルソンがくたびれたオヤジを好演してます。


定年退職した日の翌日、することがないので、会社に行ったら、後任の若手が自分の存在などなかったかのように仕事をしていて、邪魔者扱いされるし(これは後輩にしてみれば当たり前のことですね。)、妻はいろいろ細かいことで小言を言うし、娘の婚約相手も気に食わないし、仕事をしてるとわからなかった不満が溜まってくるんですよね。

そんなとき、エチオピアの子供たちの支援をしよう(里親になろう)というテレビCMを観て、シュミットはさっそく申し込み、6~7歳くらいのエチオピアの子供(ンドゥグ)に手紙とお金を送るんだけど、その子供に手紙を書いてるとき、だんだんと色んな不満がこみあげてきて、子供の手紙にぶちまけるところが面白い。(自分の体の老化のこと、会社の若手の不満、妻の体臭が嫌い、妻が車に乗るとき、早くから車のキーを出してることが嫌いなど。)


その妻が急死。

死んだら死んだで寂しさがこみあげてくる。

ってわけで、妻にねだられて買ったキャンピングカー(トレーラーハウス)でシュミットは一人旅に出る。

老人一人のロードムービー!

この映画の中には、いろんなエピソードが散りばめられてるんですが、オートキャンプ場みたいなところで出会った夫妻とのエピソードはあまり必要がないような気が・・・

フレンドリーな夫妻に誘われて、その夫妻のキャンピングカーにお邪魔するんだけど、夫のほうがビールを買いに出てる間にシュミットが妻のほうに悩みを打ち明け、調子に乗って、その奥さんにキスをしようとしたら追い出された・・・というエピソードなんですが、これ必要?

あと、娘の婚約者の母親という役でキャシー・ベイツが出てくるんですが、キャシー・ベイツのヌード(入浴シーン)は必要か??


このシュミットは、たぶん、日本でもよくいるタイプのオヤジだと思うんだけど、きっと自分の父親だったら鬱陶しいだろうなぁ・・・

でも、ラストの、娘の結婚式でのスピーチは、感動しました。


定年退職後のお父さん、ぜひ、自分と重ね合わせて観て下さい!


ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
ホーンテッドマンション 特別版

★★★★☆

THE HAUNTED MANSION(98分)


監督: ロブ・ミンコフ
製作: アンドリュー・ガン、ドン・ハーン
製作総指揮: バリー・ベルナルディ、ロブ・ミンコフ
脚本: デヴィッド・バレンバウム
撮影: レミ・アデファラシン
特殊メイク: リック・ベイカー
美術: ジョン・マイヤー
音楽: マーク・マンシーナ

出演: エディ・マーフィ・・・ジム・エヴァース
ジェニファー・ティリー・・・マダム・リオッタ(水晶玉)
テレンス・スタンプ・・・ラムズリー(執事)
ナサニエル・パーカー・・・エドワード・グレイシー(豪邸の家主)
マーシャ・トマソン・・・サラ・エヴァース(ジムの妻)
ウォーレス・ショーン・・・エズラ(執事)
ディナ・ウォーターズ・・・エマ(メイド)
マーク・ジョン・ジェフリーズ・・・マイケル(ジムの息子)
アリー・デイヴィス・・・メーガン(ジムの娘)
ヘザー・ジャーゲンセン・・・シルバーマン夫人
レイチェル・ハリス・・・コールマン夫人


◆ストーリー◆

不動産業を営むジムは、仕事人間で、家族を愛してはいるものの、なかなか家族サービスができないでいた。

そんなジムであったが、週末、家族で旅行に行く約束をしていた。

しかし、旅行前日、チラシを見たという人物から、ジムの妻サラの元に電話が入る。

サラは、家族旅行のため、断ろうとするが、ジムは、かつてない大きな取引だということで、承諾してしまう。

ジムは、旅行前に少し立ち寄るだけだと言って、子供たちをなだめ、屋敷へ向かうが、屋敷に着いたとたんに突然の嵐に見舞われ、一家は仕方なく一晩を屋敷で過ごすことになる。



◆感想◆

予想通りのファミリー向け映画。

でも、割と楽しく観れたので、訳のわからないオトナ向きの映画よりもこちらのほうがずっといい。

程よくドキドキ・ハラハラするシーンがあって、かといって、残酷なシーンもなく、恋愛的なものも、程よい感じで、家族愛も描かれていて、ファミリーで観るには最適の映画だと思います。

まあ、ディズニーだから当たり前か?!

吹き替えで観たんだけど、吹き替えがいい意味でムチャクチャでサイコーです。

ジム一家が問題の豪邸に到着して、ジムが豪邸を見て一言『匠が劇的リフォームしちゃいそう。』って( ̄□ ̄;)!!

劇的ビフォーアフター見てないとわからない台詞だなシラー


ところで、ウォーレス・ショーンっていう俳優さんが執事の役(下っ端の執事?いつもメイドのエマと一緒にいるほうの執事)で出てますが、この方、脇役なのにすごくインパクトあるんですよね。

特におかしな行動をするような役ではないんですけど、彼の出てる映画の彼の役ってはっきり覚えてるんですよね。(「プリンセス・ブライド・ストーリー」とか「俺たちは天使じゃない」とか「クルーレス」とか。)

主役の顔は覚えてなくても、ウォーレス・ショーンだけはどんな役で出てたのか覚えてるんです。

脇役がインパクトあるっていうのは、いいのか悪いのかわかりませんが、ウォーレス・ショーンは、私の中では名脇役の一人ですね。


家族で安心して観られる映画だと思いますが、何とな~く楽しい映画が観たいなっていう大人にもお勧めだと思います。
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
ベティ・サイズモア (ユニバーサル・セレクション第6弾) 【初回生産限定】

★★★★★

NURSE BETTY(112分)


監督: ニール・ラビュート
製作: スティーヴ・ゴリン、ゲイル・マトラックス
製作総指揮: モリッツ・ボーマン、スティーヴン・ペヴナー
クリス・ジーヴァニッヒ、フィリップ・ステュアー
原案: ジョン・リチャーズ
脚本: ジョン・リチャーズ、ジェームズ・フラムバーグ
撮影: ジャン=イヴ・エスコフィエ
音楽: ロルフ・ケント
タイトルデザイン: カイル・クーパー (クレジットなし)

出演: レニー・ゼルウィガー・・・ベティ・サイズモア
モーガン・フリーマン・・・チャーリー(殺し屋・ウェズリーの父)
クリス・ロック・・・ウェズリー(殺し屋・チャーリーの息子)
グレッグ・キニア・・・デヴィッド(ドラマの役名)/ジョージ・マッコード
アーロン・エッカート・・・デル・サイズモア(ベティの夫)
ティア・テサダ・・・ローザ
クリスピン・グローヴァー・・・ロイ
プルイット・テイラー・ヴィンス・・・シェリフ
アリソン・ジャネイ・・・ライラ
キャスリーン・ウィルホイト・・・スー・アン・ロジャース
エリザベス・ミッチェル・・・クロエ・ジェンセン
スーザン・バーンズ
ハリエット・サンソム・ハリス・・・エレン
ジェニー・ガゴ


◆ストーリー◆

ウェイトレスのベティは、お昼のメロドラマに出てくる医師デイヴィッドの大ファン。

ベティの誕生日、ベティは、家へ帰り、いつものように昼メロのビデオを見ていると、夫のデルが2人組の男に殺されるのを目撃してしまう。

ショックで夢と現実の区別がつかなくなったベティは、昼メロの世界に入り込んでしまい、昼メロの舞台であるハリウッドに向かう。

しかし、ベティの夫を殺した殺し屋たちが、ベティの後を追う。



◆感想◆

昼メロの主演俳優に夢中のベティ(レニー・ゼルウィガー)を見てると、韓流スターに夢中のマダムを思い出す・・・

ベティが昼メロのビデオを見てると、リビングが何だか騒がしい。

そーっとリビングを覗くと夫が2人の男に殺されるまさにその瞬間を見てしまった!

ベティの夫は、会社の女性を浮気をしてるし、麻薬の密売人みたいなことをしてるし、ろくでもない夫なんですが、殺されるまでの過程が少々残酷で(頭の皮がぁ~叫び)、思わず痛っ!ってなりました。


ちなみに、原題は『NURSE BETTY』ですが、ベティは、ウエイトレス。

ベティのハマッている昼メロの舞台が病院で、憧れのデヴィッドが医者なので、ナースになるために看護学校に入りたいと思っているんですよね。

でも、夫が殺されてドラマの世界に入り込んでしまったときは、ナースになりきってるんですが。


ベティ役のレニー・ゼルウィガーがとってもキュート!

現実のベティもドラマの世界に入り込んでるベティもとにかくほんわかした雰囲気でかわいいんです。

モーガン・フリーマンとクリス・ロックが殺し屋の役なんだけど、親子の役だったんですね。ラストまで気づかなかった(^^;
クリス・ロックは、声が甲高いので、この映画でもうるさいイメージしかないんだけど、モーガン・フリーマンは、ちょっぴり優しい一面を持っていて、憎めない殺し屋なんです。

モーガン・フリーマンってこういう映画も出るんですねぇ~。

夫が残忍な殺され方をして、妻が殺し屋に追われてるっていうことだけを聞くと、犯罪映画のようですが、ほとんどコメディ映画。




明日、陽はふたたび
タキ・コーポレーション
明日、陽はふたたび

★★★☆☆

DOMANI
TOMORROW(106分)


監督: フランチェスカ・アルキブージ
製作総指揮: グイド・デ・ラウレンティス
脚本: フランチェスカ・アルキブージ
撮影: ルカ・ビガッツィ
音楽: バティスタ・レーナ

出演: マルコ・バリアーニ・・・パオロ・ゼレンギ(副町長)
オルネラ・ムーティ・・・ステファニア・ゼレンギ(パオロの妻)
ヴァレリオ・マスタンドレア・・・ジョヴァンニ・モッチャ
イラリア・オッキーニ・・・モッチャ夫人
パトリツィア・ピッチニーニ・・・教師ベティ
ジェームズ・ピュアフォイ・・・壁画修復家アンドリュー
ダヴィド・ブラッチ・・・アゴスティーノ(パオロの次男)
ニッコロ・センニ・・・フィリッポ(パオロの長男)
マルゲリータ・ポレーナ・・・ヴァーレ
ミケーラ・モレッティ・・・ティーナ
パオロ・タヴィアーニ・・・文化大臣


◆ストーリー◆

1997年9月のある夜、イタリア中部ウンブリア地方で大地震が起こった。

カッキアーノでは、教会のフラ・アンジェリコ作の「受胎告知」にも大きな傷跡が残った。

被災した住民は、テントやキャンピングカーで避難生活を始める。

子ども達にとっては、、ワクワクする経験であったが、大人達にとっては、試練の場となる。



◆感想◆

英題を見れば分かると思いますが、イタリア語の「Domani」は、「明日」という意味だそうです。

イタリアで実際に起こったアッジシの地震を題材にした映画。

家が全壊し、失意のどん底にある住民たちの人間模様みたいなものが描かれています。

母子とキャンピングカーに同居することになった副町長一家、副町長の息子アゴスティーノに夢中のクラスメートの少女2人、教会の絵画修復にやってきたイギリス人夫妻、小学校の女教師等のエピソードが盛り込まれている。

これ、人によっては、むっちゃ退屈だと思います。

日本も地震が多いし、大きな地震があるたびに思うんですが、地震がひどかった地域の人とあまり被害を受けなかった地域の人との温度差が結構あると思うんです。

私は、阪神大震災のときに、震度6強の地域に住んでましたが、幸い、家財道具がボロボロになっただけで、家は無事だったんですね。

でも、ガスや水道がしばらく出なくて不便だったんですが、地震後、1週間くらいしたときに、ちょっと落ち着いたんで、灘区の友人を避難所まで探しに行ったんです。

その時に、神戸方面の電車がほとんどダメで、一度、大阪に出て、JRで芦屋まで行ったんですが(そのときは、神戸方面は芦屋までしか電車が通じてなかった。)、大阪駅周辺は、地震などなかったかのような、普段の大阪駅とまったく変わらない風景でビックリしたんですよね。

淀川を境に風景がガラッと変わるもんだなと・・・

この映画にも、被災した人たちと、外から来た人たちの温度差みたいなものが描かれています。

タコの着ぐるみを着て被災地にやってきたイタリアのテレビレポーターや、絵画修復のためにやってきたイギリス人アンドリューについてきた妻は、子どもが欲しいということしか頭になくて、こんな大変な状況でも夫にHを強要したりとか。

一番心が温まるエピソードっていうのは、イギリス人絵画修復家のアンドリューと地元の小学校教師ベティのお話かな?

アンドリューと妻のエピソードは、空気の読めない妻にムカついたんだけど、アンドリューとベティのエピソードは良かったです。

大きな不幸が訪れるわけでもなく、大きな幸せが訪れるわけでもなく、淡々としたストーリーなので、睡眠不足の状態だと、爆睡の危険性がありますので、ご注意を。




ブログランキング
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
モンキーボーン

★★★★☆

MONKEYBONE(93分)


監督: ヘンリー・セリック
製作: マイケル・バーナサン、マーク・ラドクリフ
製作総指揮: ヘンリー・セリック、クリス・コロンバス
ラタ・ライアン、サム・ハム
脚本: サム・ハム
撮影: アンドリュー・ダン
音楽: アン・ダッドリー

出演: ブレンダン・フレイザー・・・ステュ・マイリー
ブリジット・フォンダ・・・ジュリー(ステュの恋人)
ウーピー・ゴールドバーグ・・・デス
デヴィッド・フォーリー・・・ハーブ
クリス・カッタン・・・臓器ドナーの体操選手
ジャンカルロ・エスポジート・・・ヒュプノス
ローズ・マッゴーワン・・・キティ
ミーガン・ムラリー・・・キミー・マイリー(ステュの姉)

声の出演: ジョン・タートゥーロ


◆ストーリー◆

有名な絵本作家のステュ。

彼の最新作である『モンキーボーン』の完成披露パーティーが行われたが、金儲けの話に正直うんざり。

恋人のジュリーとパーティーを抜け出したステュは、自分の車で事故を起こし、昏睡状態に。

目覚めたステュは、歌い踊り、人間の言葉を話す『モンキーボーン』を目にする。

ステュは、人間の悪夢で成り立っている”ダークタウン”に迷い込んでしまった。



◆感想◆

これは、何より後半が面白い!

事故で昏睡状態になって、”ダークタウン”に迷い込んだステュは、モンキーボーンと一緒に地上行きのゴールデンチケットを手に入れようと奔走する。

やっとのことでゴールデンチケットを手に入れたものの、それは、モンキーボーンの仕組んだ罠で、モンキーボーンが地上に行って、ステュの体を借りて、騒動を起こす。

そして、ステュのほうも、地上行きのチケットを何とか手に入れるわけですが、ステュの体は、モンキーボーンが使ってるので、使えない!ってことで、体を借りたのが、首を骨折して死んだ体操選手の体。

今、まさに臓器移植のための臓器が摘出されようとしてる体操選手の体にステュが乗り移る。


それからがもう爆笑です。

首を骨折して死んでるので首がプラプラで、首につっかえ棒を突っ込んで、恋人の元に走るんですが、その姿がもうケッサクなんです!

首がプラプラのくせに、見事なバック転するし、臓器が欲しい医者軍団は追いかけてくるし。

ラストは、ステュの姿をしたモンキーボーンとステュの魂が乗り移った体操選手が空中戦になるわけですが(そして、地上では臓器が欲しい医師団が待ち受けてる)、体操選手の臓器(肝臓?)が空から落ちてきて、バーベキューをしてる家族の網の上に見事に落下ガーン

結構、ブラックなシーンもありますが、ホラーって感じではないですね。

とにかく、後半は、かなり笑えます。




ブログランキング
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
ブレックファスト・クラブ


★★★★☆

THE BREAKFAST CLUB(97分)


監督: ジョン・ヒューズ
製作: ジョン・ヒューズ、ネッド・ターネン
脚本: ジョン・ヒューズ
撮影: トーマス・デル・ルース
音楽: キース・フォーシイ

出演: エミリオ・エステヴェス・・・アンドリュー
モリー・リングウォルド・・・クレア
アリー・シーディ・・・アリソン
ジャド・ネルソン・・・ジョン
アンソニー・マイケル・ホール・・・ブライアン
ポール・グリーソン・・・ヴァーノン(教師)
ジョン・カペロス・・・カール(用務員)


◆ストーリー◆

様々な理由で休日登校するハメになった5人の高校生。

ヴァーノン先生は、5人を図書室に集めて、「自分とは何か?」という作文を書くように命じる。

私語は一切禁止、トイレ以外は席を立ってはいけないと言い残して、ヴァーノン先生は、職員室へ。

お互い、顔くらいは知っていたものの、特に親しくない5人、雑談をするうちに打ち解けあい、休日登校することになった原因や、自分の悩みを話し始める。



◆感想◆

いかにも80年代って感じの作品。音楽もファッションも雰囲気も。


特に面識のない高校生5人が、それぞれ色んな問題を起こし、休日登校させられ、図書室で半ば軟禁状態になる。

5人の中でも、ジョンは、反抗的な態度で、他の生徒をからかったり、わかりやすく言えば、不良なんですよね。

私が高校生だったら、絶対嫌いなタイプ。

同じ部屋に閉じ込められた5人は、口論になったりするんだけど、色んな騒動起こしながらも、徐々に打ち解けていって、悩みを打ち明けるうちに、固い絆で結ばれていくんです。

でも、ラスト、優等生のブライアンがちょっと気の毒に思えました。(5人の内訳は、男3人、女2人だったので、男が1人余るわけで・・・)


ランチの時間、女子生徒のクレアがお弁当に寿司(しかも生魚のにぎり寿司)を持ってきてるのが笑った。

日本人でもお弁当に生魚のにぎり寿司は持ってこないゾ。


この映画が公開されたころ、ちょうど私は、映画の中で出てくる5人の高校生と同じくらいの歳だったので(細かく言うと、私のほうがちょっと下ですが、この高校生たちのように悩める高校生でした。)、公開されたときに見てたら、きっともっと感情移入できたかもしれない。

でも、ラストは爽やか!青春!!って感じで良かった。





ブログランキング
ドリームエッグス
CHARLES CHAPLIN COMEDY FILMS-SPECIAL BOX-

★★★★☆

MABEL'S STRANGE PREDICAMENT(9分)


監督: ヘンリー・レアマン、マック・セネット

脚本: ヘンリー・レアマン
 
出演: チャールズ・チャップリン・・・酔っ払い
メーベル・ノーマンド・・・メーベル
チェスター・コンクリン・・・夫

アリス・ダヴェンポート・・・妻

ハリー・マッコイ・・・メーベルの婚約者


◆ストーリー◆

ホテルのロビーで酔っ払いのチャーリーは、ダメもとで女性をナンパ。

そこへメーベルが愛犬と一緒にホテルにチェックイン。

パジャマに着替えたメーベルは、部屋で犬とボール遊びをしていたところ、ボールが廊下に転がり、メーベルがボールを追って廊下に飛び出すと、部屋のドアが閉まり、入れなくなってしまった。

パジャマのままで、慌てるメーベル。

そこへ通りかかったのがチャーリー。

メーベルは、メーベルの向かいの部屋のベッドの下に飛び込むが、そこは、メーベルの婚約者の友人の部屋だった。



◆感想◆

タイトルに「メーベルの」とついてるように、主役は、メーベル・ノーマンドです。

メーベル・ノーマンドは、当時、人気のあったコメディエンヌだったようですね。

「チャップリン自伝」を読みましたが、メーベルは、自分で監督もやるし、かなり自己主張の強い女優さんだったらしい。(その後、チャップリンとも打ち解けて仲良くなるようですが。)

#でも、モノクロということもあり、メーベル・ノーマンドもエドナ・パーヴィアンスも一緒に見える・・・ガーン


この作品は、前述のようにメーベルが主役で、ラストショットもメーベルと恋人の幸せなシーンで終わって、チャーリーは、ただのお騒がせな酔っ払いの役。

でも、トラブルの原因を作るのはチャーリーで、やっぱり、チャーリーのおかしな動きが目立つ。

あと、メーベルの連れてた犬も名演技。(犬がお利口さんでかわいい!)



ブログランキング
ドリームエッグス
CHARLES CHAPLIN COMEDY FILMS-SPECIAL BOX-

★★★★☆

LAUGHING GAS(9分)


監督: チャールズ・チャップリン

脚本: マック・セネット
 
出演: チャールズ・チャップリン・・・歯科医の助手
フリッツ・シェード・・・歯科医
アリス・ハウエル・・・歯科医の妻

マック・スウェイン・・・患者


◆ストーリー◆

チャーリーは、医者のフリをしたがる歯科助手。

歯科医が、患者に麻酔をかけると、麻酔が効きすぎ、笑いが止まらなくなる。

歯科医に薬屋へお遣いを頼まれたチャーリーは、その道中でもドタバタを繰り広げ、歯科医院に戻ってきたチャーリーは、医者が診察室にいないのをいいことに、患者の若い女性を口説きはじめ・・・



◆感想◆

この作品に出てくるチャーリーは、何となく、他の多くの作品のチャーリーのイメージとは違うような気がします。

初期の作品ということもあるかもしれませんが、確かにドタバタで笑わせてくれるんだけど、悪役とまではいかないまでも、ただのやんちゃ、トラブルメーカーって感じの役だと思います。

勤め先の歯科医院に出勤すると、待合室で待ってる患者に医者のフリをしてみたり、先に出勤してた歯科技工士に喧嘩売ってみたり、とにかく、チョイ悪チャーリーなんです。

特に、患者の若い女性にやたらキスするとか(今だったらセクハラで訴えられそう)、後のチャップリンの作品(というか、少なくとも私が観たことのある作品)には、あまりないような気がします。

タイトルは、「笑いガス」ですが、「笑いガス」は、後半のドタバタのきっかけとなるだけで、それほど重要ではないと思います。

タイトルだけ観ると、笑いガスで、みんな笑い出して大変!みたいな感じだと思ったんですが、医者が患者にかけた麻酔が強すぎて、笑いが止まらなくなり、それをどうにかするため、薬屋で薬を買ってくるように医者がチャーリーにおつかいを頼んでから、ドタバタがはじまるわけです。

レンガ投げたり、歯科医の妻と偶然会って、ナンパした挙句、転んだ拍子にスカート剥ぎ取ってしまったり、ペンチで歯を抜こうとしたりともうメチャクチャ。

放浪者チャーリーのイメージとは違ったチャーリーを見ることができる作品です。





ブログランキング