夏に、中学時代の友達とグアムに旅行に行った。
三泊四日の短い旅ではあったが、すごく充実した日々を過ごした。

三日目の最後の夜、私と友達は夕暮れ時に1人の黒人さんと出会った。
日本語がぺらぺらで、親しみやすいヒト。
Moと呼んでと言われた。

彼はエンジニアとして軍で働いており、今はグアムでモーテルを改築して住んでいるという。
日本には10数年住んでおり、その折に海外アーティストを誘致し、イベントを開催する会社を経営していたという。今も大きなイベントごとは携わっている、と。

夢のような話に私も友達もひきこまれ、その日の夕飯は彼と食べることになった。
日本人が好きそうなお寿司を食べられるお店に連れていってくれた。
話ははずみ、とても楽しい時間を過ごした。
このあと、僕の住んでるモーテルに遊びにこない?

Moが言う。

私も友達もあやしいとも思わず、家についていった。
キレイな部屋だった。

そこで彼が秘密を話始めた。

僕は、実はマイケルジャクソンの友達なんだ。


はあ。

こんな本を執筆してるよ。
見せてくれたのは、マイケルジャクソンカムバックと英語と日本語で書かれた本だった。

うそ。

本をめくると著者の紹介がある。
目の前にいる男が、マイケルと肩を組んで写る写真がある。

へ?


ぼくが書きました。
マイケルは僕のビジネスパートナーでした。来日の時、僕が彼を呼んだのです。
あなたたち、ぼくを信頼してくれたから本当の話教えました。

マイケルは本当に死んだの?

洋楽好きの友達がきく。

どう思う?
真実はぼくにもわからないけど、彼は生きているよ。

私もそう思う。
きっとお金の力が働いている。

友達が口を挟む。


○○はえらいね。かしこい。世の中のことを知っている。
マイケル程の人であれば、お金で多数の人に口止めをすることは簡単。情報だって操作可能。
彼は、きっとこの世界のどこかで穏やかに暮らしている。
不可解な点はいくつもある。

まず、マイケル程の人が危篤の時、なぜあんなに落ち着いて救急車は動き、病院についてからの移動がなされたか。普通であれば世界の大ニュース。何がなんでも命を助けようとするだろう。

さらに彼の死は、ちょうど50才を迎えたところだったこと。
また、その死の原因も今一つ理由がはっきりしないこと。

数々の不可解な点がある。
真相は闇のなか。けれど真実は別のところに、あるんだ。


半ば信じがたい話だったが、私をかやのそとにして二人が話している。

彼はマイケルとはビジネスパートナーであったため、マイケルとの写真もたくさんあった。
それが合成かどうかは私にはわからない。
しかし嘘をつく理由が何もない。
私たちからは何もでない。
しがないOL。

嘘ではないだろう。


マイケルの友達であることは。


日本に帰って、彼が嘘をついていないかたしかめた。

ポ○ティブプロダ○ション
モーリス○○
代表


彼はほんまものであった。

私は彼と交換した連絡先を握りしめた。

信じるか信じないかはあなた次第。







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