初めてのゴハンの後、次に会う約束をした。2週間後の土曜日。
神戸で遊ぶ約束。

メールで色々決めて、結局鉄板焼を食べにいくこと、映画をみること、旧居留地でぶらぶらすることを決めて、13:30に待ち合わせをした。

映画も鉄板焼もぶらぶらも楽しかった。鉄板焼のあと、一杯だけバーで飲んでから帰路についた。

もうちょっと一緒にいたい、お互いなんとなくそんな空気が出ていた。
彼の降りる駅は私よりも出前。
あとヒト駅、、
「もっと一緒にいたい。途中下車しちゃおうかな。」

私も意外と大胆だ。
こんなことを口走っていた。

「いいの?」

彼が言った。
そして最寄り駅に着いた。
「降りちゃった」

私たちは、なんとなく手を繋いでいた。初めて男性と手を繋いだ時の甘酸っぱい感情が一気な込み上げてきた。
外は結構ひんやりしていたが、繋いだ右手がとても温かくかった。
ドキドキした。

「家、行ってもいい?」

私、本当に大胆。
けど、彼も嬉しそうだった。

家に着いてから、彼は部屋が汚いとか言って、掃除し始めた。
私はベッドに腰かけた。

時刻は12:00を少しまわっていた。
なんとなく緊張感が走った。

「本当はもう少し後に言いたかったんだけど、初めて見た時から恋に落ちてたんだ。付き合って欲しい」

東京から配属で関西にきた彼は、キレイな標準語でそう言った。

嬉しいかった。
今すぐにでも、うんと言いたかった。

しかし、私にはうんと言えない理由があった。


ーー次に続く。

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