小学生の内にしか身に着けられない“感覚”というものがあると思う。
小学生は、中学生よりも緻密に考えることが苦手だ。
だからこそ、答えの道のりが長くなりやすい算数を苦手に感じる子は多い。
(特に5年生辺りから「苦手」が増えますよね。)
しかし一方で、“分からないから”こそ、思った事や気付いたことを素直にやってくれるのも小学生の特徴だ。
中学生になり学年が上がるにつれて多くの生徒に「考える」時間が増えていく傾向が見られる。
「考える」のは大いに結構。
しかし残念なことに、「考える時間」と「止まっている時間」の区別はなかなかつきにくい。
「止まって」しまい時間ばかりが過ぎていくと、どうしても“頑張っているのに出来ない”という風に陥りやすい。
図形が出来る感覚、というのは、「あれこれ可能性を試す」感覚でもある。
まずは、いろいろな形や解き方や出来る事を習う・経験することが大事。
次に、自分の手で考えてみて、いろいろ試してみることが大事。
最後に、似た問題で「出来た」に持っていく事が大事。
トライ&エラーでどんどん経験を重ねられれば、図形はどんどん出来るようになっていく。
そういう意味では、小学生は図形を勉強するのに最も向いている時期と思う。
小学生は、思ったことをどんどんやってくれる。どんどんやれば、経験値が増える。経験値が増えれば、他の様々な事に良い影響が出てくる。
図形を苦手にしている子、解き方が分かると、すっっっっごく嬉しそうにしてくれます。
こういった経験は、強い。
これをその場限りではなく、継続的に味わっていければ、必ず好き・得意になっていく事と思う。
明後日で21回目を迎える図形プレミアムでは、似たことをする問題をこれでもか、と繰り返してきた。
1度目は何も出来ない。
2度目も出来ない。
3度目で少し手が動いてきた。
4度目で惜しいところまでいけた。
5度目こそは・・・!
現在までの20回を受けてくれた子たちは、みんな初めは難しすぎてメロメロになっていたけれど、集中力は5分も続かないくらいだったけど、
今では、だいたい毎回「〇〇分経過したけど、もう少し時間欲しい?」と聞くのだが、30分程経過してもまだまだ考えたりない・やりたりないくらいまで来た。
やれることが増えてきた。試せることを試したくなってきた。自分の力で解きたくなってきた。
うんうん。。。とてもいい傾向だ。図形はこうでなくっちゃ。
平面図形では、例えば影の問題
第3回

第5回

第10回

似たような問題でも、少し形が変わった問題でも、何度も何度も経験することで、覚えていくんだなぁ。
第16回からは立体図形に入った。
立体図形は、本当に苦手意識を持った子が多い。
それは、“経験する機会”が少なすぎるというのが大きな要因となっていると思う。

上・正面・横から黒い部分をくりぬきました。くりぬいた個数は何個かな?残った個数は何個かな?
・・・うん。めちゃくちゃ難しそう。でも、やることはとってもシンプルで、

別解もあって、授業ではいろいろな図形の見かた・考え方を紹介しているけど、
どれも“分かると楽しい”ものだと思う。
生徒は頭を目いっぱい使うから、毎回ヘロヘロ。
でも、どうだった?と聞くと、やっぱり”楽しかった”と。
難しい問題だからこそ、分かったときの快感はひとしお。
難しい問題だからこそ、自分で出来た時の快感はひとしお。
そんな図形プレミアムも、次回2/26(月)で最終回です。
来年度はまだ未定ですが、やっぱり図形は触れて欲しい。
あと、「規則性や場合の数」にも触れて欲しいなぁと考えており、
「数式プレミアム(仮称)」なんてものをぼんやりと考えています。

直角二等辺三角形アから、半分の長さの直角二等辺三角形を取り除いていきます。
5回目の黒い部分の面積はいくつですか?
どうですか?こんなのができたら、算数ってすっっごい面白そうだと思いませんか??
出来るようになっていく。分かることが増えていく楽しさをもっともっと味わってほしい。
そんな風に思わせてくれる半年間でした。
続編(あれば)につきましては、何かが決まり次第お知らせします。