小6に割合を教えていた | 中学生・数学・受験ブログ

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受験指導について経験してきたあれこれを理系担当の視点から書き綴ります。

全く割合が分からなそうな子がいた

 

 

 

小数を%に直せないし、歩合も怪しい…

 

 

 

まずは基本から、

 

もとになる量・くらべる量・割合

 

の求め方を教えて、

 

 

 

問題文を読んだら、まずは「もとになる量」を探して“も”と書いておこう。

 

 

 

“も”の見つけ方も教えるが・・・・なかなかビシッといかない…

 

 

 

何度か授業を重ねてもなかなか身につかなかった。うーーーーむ。

 

 

 

どうすれば「割合」が出来るようになるんでしょうね笑

 

 

 

あまり好きじゃないけど、とりあえず仕方ないので、

 

 

「比べる量=もとになる量×割合」

「もとになる量=比べる量÷割合」

「割合=比べる量÷もとにする量」

 

 

これを目の前でノートに書いてもらい、

くらべる量・もとになる量・割合の意味を言ってもらい、

何度か書いてもらい、途中で言葉の意味を確認し、

そして授業が終わってから宿題として、

 

 

覚えるために家で10回ずつ書いてくること。

書くときには、それぞれの言葉の意味を確認しながら書くこと。

すらすら言えるように覚える事。

書く練習をしてしっかり覚えたら、すぐにプリントの問題で“もとになる量”を探すこと。

 

 

なんと、、、、、

 

 

この指示をした後の

次の授業には出来るようになっちゃった。。。

 

 

もとになる量をほとんど外さなくなったし、式もスッと言えるようになった。

 

 

あれ・・・・?もう少し時間がかかると思ったけれど、意外だった。

 

本当にきちっと練習して、指示以上のことをしてくれたのか。はたまた兄弟に教えてもらったのか。。。。

 

真相は分からないけど、短期間で出来るようになった。

 

 

 

もしかしたら、式と言葉とその意味を“しっかり覚えた”ことで、

 

問題文を読んで、意味で理解できるようになったのかもしれない。

 

 

 

 

さて、

 

割合といえば、「く・も・わ」の例の図がありますが、

 

当方では、それは本当の本当に最後の最後の最後の最後の手段でしか教えません。

 

むしろ、知っていたらそれを使用することを禁止するくらいです。

 

知っていたら、楽を出来るでしょう。

 

しかし、「何をどうすると何が出るか」という、計算の意味を考える機会を奪ってしまいます。

 

この割合の勉強を、なるべく楽をして分かったつもりになってほしくない。

 

大きい小さいの数的な感覚を磨く上でとても大切な単元なので、

 

時間の限り苦戦して、粘り強く考えて、分かるようになってほしい所ですね。

 

 

 

割合が“分かる”と、算数も数学も非常に有益です!