子供からついに、歴史嫌いが言いがちな台詞ナンバーワン「歴史なんか勉強して何の役に立つの?」が飛び出した。
おおっと、おかーさんも学生時代に数限りなく言った台詞だね!
最低でも高1ぐらいまでは歴史から離れられないわけだから、今からこんなじゃ先が思いやられるね。
しかも世界史になると最悪なことに登場人物が謎のカタカナ言葉になるので、もっと嫌になるからね。
まあ最初の質問の答えとしては、例えば平等院の前を通りかかった時、藤原頼通が作ったやつだ!と思い出せると楽しいかもしれない、とかだろうか。
私も数年前宮崎に行ってぼーっと外の杉林を眺めていた際に、突然「これ昔SAPIXで習った飫肥杉だ!」と気づいて、テスト中の進研ゼミ生のようにちょっとハイになったので、多分そういうことです。
飫肥杉といえば、三大美林じゃないからか最近のサピのテキストからはクビになったんだろうか?
しかしこれでも子供は私よりはだいぶマシな気がする。
先日、江戸時代繋がりで、
「関孝和って多角形で近似するやつで円周率を10桁以上求めたらしいけど、当時は墨と半紙しかなくってしかも数字は漢数字、計算するの超めんどくさかっただろうね」
などと言ったところ、子供から
「算盤で計算したんじゃない?」
と冷静なつっこみが。
確かに!我が子ながら賢い!
いや親がダメすぎるのか。
そういえばやまと絵展で絵巻物を見た時は、「ワードもフォトショもない時代にこんなの一発書きで作るの大変だっただろう」とくだらないことを考えていたのだった。
歴史へのテンションが低いことは否めないが、だからこそまずいと思って、実は今回は歴史はマンスリー前に当社比で猛勉強した。
社会の授業前日はデイリーステップをやり直して、DCはほぼ90点以上取れた。
これに味をしめてマンスリー前日に年表トレーニング帳で詰め込み。
その結果、社会は大してできなかったという。
直前に詰め込んでも意味ない説を体現するような結果となったが、しかしやらなければもっと悪かった気がするので、これからも(時間があれば)直前詰め込みをやろうと思う。
まあ歴史は自分が勉強しろと言われたら嫌だけど、他人が勉強するのを見ている分には楽しい。
あまりにも無知すぎて、何を聞いても「そうだったんだ!」と思うので。
三代将軍徳川家光は強大な武力を背景に全国の大名を支配したが、五代将軍徳川綱吉は学問を重視し、儒学の理想にもとづいて政治を行った。
とかね。
家光といえば、生まれながらの将軍だから偉いなどと言ってふんぞり返っていたとか、彼氏に振られて女に走って乳母に大奥作ってもらったぐらいしか知らなかったけど、武闘派だったんだ。
そして綱吉といえば言わずもがなの犬公方、じゃなくて結構まともなことも言ってたんですね。
勉強になります。