
(イメージ用 サンプル画像 こんなかんじ)
もちろん歩くためのコツがあり、ちゃんとレクチャーを受けた後で全員気合をいれて歩き出す。
コツとはいくつかある。
まずひとつめは、歩くとき、「ひえぐさ」つまり冷えた草とぶつぶつ唱えながら歩けという。
なんと強引な。
熱い石灰の上をあるくのに、ひえ草とは。。。
そして、「ひえ草ひえ草・・・」と上を向いて5メートルを歩く。
下を向くと赤々とした石炭が燃えているからだ。視覚はますます恐怖をあおるため、上を向けというのだ。そして言葉で念じながら、「これは冷えた草だ。熱くない!」と自分でいいきかせる。
そんな子供だましみたいな・・・と思うがこれでちゃんと300人5メートル火渡りを達成できるのだからスゴイ。
この火渡りの授業は、日も暮れて辺りが暗くなった頃に始まる。
たいまつがいたるところにたかれ、ホテルのプールサイドで何レーンかの5メートルの火のルートがしかれ、和太鼓までなっている。
なんともいえないおごそかな雰囲気だ。
ホテルの部屋からは、和太鼓が絶え間鳴り響くので何事かと一般の宿泊客が窓から心配そうに眺めている。かなりいい迷惑だ。
まさかこれから火渡りをするなんて思いもしないだろう。
これ、一番最初にする人はすごい緊張するだろうなとおもっていたら意外と自分の番もすぐにまわってきた。
自分の番がまわってくるまでは、掛け声でみんなをこれでもかというくらい応援する。もちろん終わったあとも、後から来る人を応援する。感動の余り、歩き終わった後泣く人もいる。
私も、緊張がほぐれ、終わった後は、ほっとしたのか涙がちょっぴり出てきて、全身が震えていた。
ヒロシより先に歩いた私はヒロシが終わるのをゴールで、「ヒロシがんばれ!」と思いながら誰よりも応援してヒロシがわたり終えるのを待ち構えていた。
いよいよヒロシの番だ。