じっちゃんの「空」 -5ページ目

じっちゃんの「空」 -5ページ目

ホームピグアメブロ

芸能人ブログ人気ブログ

25May
- 日が延びて困ること
  このところ天気が安定して、すっかり夏らしく気持ちがいい。日没時間も大分遅くなり、21時頃まで明るくなってきた。日が延びるのは個人的には嬉しいのだが、職場では困ることがある。それはレジデントが時間の混乱をして、日中と思いワラワラと皆ダイニングに降りてきちゃう。せっかく着替え介助をして、ベッドにエスコートして寝てもらっても、ふと目が覚めた時に窓の外が明るいもんだから、わざわざご丁寧に着替え直して自室から出てきちゃうのだ。「夜の9時ですよ！朝の9時じゃありません。寝る時間です」昨夜も、何度案内したことか時計もお日様の前では無意味
24May
- 払拭出来ないネガティブな記憶
  昨夜は一人のレジデントの表情が、ダイニングルームで無茶苦茶険しかった。心配して彼のテーブルに歩みより、視線を合わすために膝をついた。「どうしました？」尋ねるやいなや怒り爆発「見てみなさい、この食事。何ですか、このフィッシュは？自分は、こんなもの頼んでいない。食べられたもんじゃない。みんなで騙しやがって！」説明する間もなく席を立って部屋に帰ってしまったもちろん彼が頼んだメニューで、ただ覚えていないだけなのだ。すぐに彼の後を追いかけても逆効果と思い、暫くしてからスナックを持参して、彼の部屋を訪ねた。暗闇の中で、彼はリクライニングチェアに座り呆然としていた。入室した自分に気付くと、今度はひたすら謝ってきた。「さっきは、非常に申し訳ない。ダイニングにいた時、急に気分が悪くなり、自分の発言がハッキリ覚えてないんだ。失礼な態度だったことは覚えてるんだけど。急に30代の頃の苦い記憶、妻が他界して、辛くて孤独な苦労した時期が甦ってしまって、そしたら何が何だか分からなくなっちゃったんだよ。」50年以上前の記憶.....ずっと払拭出来ない苦しい過去の記憶何を食事で注文したかは忘れても(Short-term memory)、遠い記憶は鮮明なのだ。それがネガティブなことだと、聴いていて尚更切なくなる
23May
- 移民の多い国ならでは
  カナダは移民が多い国なので、母国語が英語じゃない人がたくさんいる。レジデントの国籍も、カナダはもちろん、ヨーロッパ諸国、中国、韓国、日本と様々だ。英語が弱かったり、話せない人もいる。自分も移民、英語もいまだに得意じゃないし、苦労している毎日。だからこそ、英語が出来ないレジデントの気持ちに、いっぱい寄り添えるメリットはある。ジェスチャー、筆記(中国人は漢字なら通じたりするし)、あの手この手でコミュニケーションを試みる。老化以外の不要なストレスを、なるべくミニマイズしてあげたい
22May
- ウンチが出なくて数時間も
  昨夜担当したレジデントの中に、便秘を訴えてくる人がいた。老化と共に腸の蠕動運動（ぜんどううんどう）が、低下してくるので、排泄にもかなり影響してくる。下痢も辛いけど、便秘もスッキリしないから辛いもんだ。排泄に問題があるレジデントは、自分達も毎日記録している。便秘症状の深刻さにもよるが、3日間ウンチが出てなかったらナースにレポートで、飲み薬や浣腸など適切な処理がされる。昨夜はナースにレポートして、彼は薬を飲んだ。ただ薬を飲んだからと言って、すぐ結果が出る訳ではない。さんざん説明して、お水や運動も勧めて、ベッドで少し横になるように促しても、彼の部屋に行く度に、トイレに座っていた。絶対便座から立っていないはずだから、3時間以上座っていたことになる出産は長時間だが人生数回、このお産は頻繁なもんだし、神経質になってしまうレジデントには、なかなか対応に手を焼いてしまうウンチよ、出てくれ～
21May
- 休日はなるべく
  この二日間の休日は....Marimoのお稽古事2回引率親友とコーヒ家族と漫画喫茶ハイキング買い物に2つの大型モール掃除&洗濯、家事はもちろんMarimoの夏服出しながら小さくなった服処分階下のワンコとたくさん戯れる一週間のニュース総まとめチェック我ながら充実した二日間だったいろんなことをして、四季をたくさん感じて、子供や犬に癒され、この夏流行のファッションをチェックし、ネットや読書で情報や知識を集め、職場に戻る。少しでも外に出ていけないレジデントに、新鮮な話題を届けられるよう、刺激を与えられるよう、様々な話題の引出しを用意することを心がけているハイキングが気持ちよかった〜
20May
- 国際結婚の障害から....
  Farとの夫婦生活、共通言語は英語、お互いの母国語は残念ながら理解出来ない。むかしは意思疎通がうまく出来ないと、自分の英語力の無さを責めた、謙虚なJapanese wife だったMarimoが生まれ、歳を重ね、介護スタッフとして働き始めた今、大して英語力は伸びてないのだが、Farが通じないと、「あら、ボケたのね〜」と、相手に返すようになった。Farが「聞いてなかったよ〜、そんなこと！」と言ってきても大丈夫。介護士として、「へ〜、(ボケて)忘れちゃったのね〜！」と片付けている。旦那に噛み付かなくなった今日この頃、いいんだか、悪いんだかとりあえず「国際結婚」の障害、「介護」の勉強したお陰で！？少なくなってます久しぶりに爽やかな空
19May
- 担当を確認する人
  レジデントの中に、毎晩担当者名を確認してくる人がいる。「今夜は誰が(自分の部屋に)来るの？」何でイチイチ確認してくるかね？って鬱陶しがる同僚もいるが、彼女の気持ちも分からなくない。むかしホスピス病棟で、しずばあが闘病生活を送っていた頃、自分達家族は半日ずつ交代で、看病をしていた。その時自分自身も、その日担当するナースのことは気になっていた。しずばあを担当するナースは、当時10人近くでローテーションしていたと思う。その10人近くのナースのランキング付けを、自分で勝手にしていた。3人くらいの上位ナースと、最下位のナースの顔と名前は、今でもハッキリ覚えている。トップ1のナースTさんは、色白で可愛らしい長身、忙しさを微塵も見せず、しずばあの前ではいつも笑顔で優しく話しかけてくれ、仕事も非常に熱心だった。ワースト1のナースOは真逆、太っていて背も低い、仏頂面でほぼ言葉がけもなし、就寝前に点滴で眠気を誘発し、モルヒネを入れる時も、死に際で闘っているしずばあが、このまま朝も目覚めないのではと不安で怯えてるのに、傾聴も慰め一切なし、黙々と作業だけしていただけだった。キャリアの浅さや若さゆえには言い訳にならない、ナースとしてはもちろん、人として最悪の応対だった。これには堪忍袋の緒が切れて、担当から外しくれと、婦長に速攻自分が直訴した記憶がある。担当者って、大事って思う。誰が担当になってもレジデントが心配にならない、安心させられるよう職場のスタンダードケアの平均レベルを、皆で向上させなければ！といつも思っている。
18May
- 天使の寝顔
  イブニングシフト(15:00-2300)が続いて、毎晩Marimo に会えない。帰宅する時は、彼女はとっくに就寝。寝顔を見ると、疲れが吹っ飛ぶ。大きくなっても、寝顔は癒されるな〜まさに天使の寝顔夜勤でレジデントの巡回時、入れ歯を取ってるもんで、昼間の顔と全く違う寝顔で、ギョギョってする人もいるこれも天使と言うべきか？
17May
- リブログ記事音沙汰ない....
  叔母の命日も今年で3年目を迎えた。あれからも毎年命日には、「母の日」に近いので、カーネーションを贈っていた。贈り先は、叔母は子供もいなかったので、彼女の相続をした実妹、自分達とっての別の叔母のところだった。花はネットで手配したから、配達完了のメールは受け取っている。いつもならお礼のメールがすぐに来るのだが、今年はない。両親が死別すると、親戚とも疎遠になっていくものだ。元気で生きていてくれればと願うけど、余計なことに突っ込んでも、遠隔地で何もしてあげられないしな〜、と憂える自分もいたりする。祖母の家で親戚一同集まって、無邪気に過ごしていた子供の頃が懐かしい。
16May
- またしても、真のケアに興味ない人間が....
  どの業界でも上の連中は、組織の末端で働く現場のことを、全く分かっていない、分かろうとしないことが多い。先日、同僚から信頼され、レジデントのケアをよくして、優秀なカジュアルのナースが、お気に入りのナースだけにシフトをあげ、自分にシフトが回ってこないとを上に抗議した。自分達第3者が見ても明らかに分かる、間違ったシフトアサインだった。しか〜し、口だけ上手で上をコントロールし、レジデントに寄り添ったケアはもちろんせず、彼らの家族が貢いでくれれば優遇したり、自分が気に入らないレジデントは病院へ速攻送ったり、不調を訴えているのにも関わらずアセスメントしないネグレクトナースが、優遇されてしまう回答だったらしい優秀なナースは当然腹立ちモチベーションをなくし、辞めるとまで言っている。腹立たしい、マジで口が上手いナースは、ケアより金稼ぎ重視で働いている。だから上に媚びて、シフトをたくさん裏操作でアサインしてもらっているのだ。それに気付けない上、どこにでもありがちな話しだけど、心底気持ち悪い、どんなツラで「ケアに携わってます！」って、言えるもんだか暗雲立ち込めるのは、職場でもだ....
15May
- 母の日に想う
  母親を亡くしたのは自分が25歳の時だ。あれから長い年月が過ぎたけど、やっぱり母親の存在は偉大で、母親の代わりは誰にもなれなくて、もっと長生きしてくれていたら、どんなに楽しい日々だったろうと考える。子供が大好きだった彼女のことだから、もし3人の孫の顔を見れていたら、大喜びでベビーシッターを引き受けてくれたに違いない。元高校の英語の教師で、外国人との交流が大好き、海外にも語学留学してたくらいだから、娘が海外で暮らすことになったことを知ったら、1番大はしゃぎだったと思う。「Happy Mothers Day !!!」朝開口一番に二人から言われ、とっても幸せな気分になった。Marimoのためにも、出来るだけ成長を見届けてあげたいから、健康で長生きしたい
14May
- 書くものないと....
  夜9時過ぎにチャートルームに、日本だとナースステーションって呼ぶ？待機していた時、1階の監視カメラに人影が映っていた。消灯しているから、とっくに大半のレジデントは寝てるはず。幽霊みたいに暗闇でシルエットが浮かびあがって怖い。不審者かも知れないし、同僚を急いで呼んで、シルエットの追跡調査。足取り早かったみたく、1階の廊下には既に誰もいない。本当に幽霊かよ〜と思いながら(たまに出るらしいから)、3階まで急いで上がったら、レジデント発見！「どうしたの？何してたの？？？」質問すると、「今、朝でしょ？」よくあるパターンだしかもヒアリングエイドをおやすみ前に、紛失しないように保管してしまうもんだから、こっちの声が全然聞こえない。「何時？はあ？？？」繰り返す彼女に指でジェスチャーしても伝わらん。そしてこれまたよくあるパターン、自分の手に時間書いて分からせたやっと本人分かって、一緒に部屋に戻ってくれた。手は便利な仕事のツール
13May
- 自己紹介は、いつも
  自分が仕事で心がけていることの一つに、自己紹介をレジデントに毎回必ずするようにしている。自分達スタッフは何十人と言うレジデントを全て把握していても、彼らにとってはスタッフの名前と顔を一致させるのは、認知症じゃなくても難儀である。まして自分のように、24時間イレギュラーで働いているカジュアルスタッフの名前なんて、覚えるまでには相当時間を要する。例え覚えてくれたとしても、仕事をもらえなければ、また会わなくなり、久しぶりに働いたら、「この人誰だっけ？」になるのは仕方ない。「こんばんは！Morです。今夜は23時まで、あなたの担当です。よろしくね」丁寧に自己紹介すると、レジデントもニッコリ笑ってくれ、気持ち良いシフトのスタートが出来る。Healthcare Assistant のコースを取っていた時、インストラクターから自己紹介の重要性を散々言われてきたけど、案外現場にでちゃうと疎かになってしまうものだ。小さな心がけだけど、いつまでも続けていこうと思っている。
12May
- 尊敬してる人から....
  ケアも、仕事への姿勢も、人柄も、とっても大好きで、尊敬している先輩同僚のバケーションカバーをすることになっている。「自分の休暇中、あなたが代わりに働いてくれるなら嬉しいわ。安心して休める！」彼女から、そう言われて、かなり恐縮しながらも、嬉しくなったカジュアルは誰のシフトも、臨機応変に働かないといけない。レジデントが不安にならないように、かつレギュラーの人の通常ケアに、より近いケアを自分は心がけている。バケーションカバーは、たくさん働かせてもらえるチャンス！エラーのないように細心の注意を払いながら、最善のケアを毎日していきたい
11May
- お別れの日が近づく....
  自分達の職場は、身体能力や認知症のレベルが悪化すると、ずっと暮らせなくなる。適切なケアが受けられる施設に、トランスファ、お引越しだ。家族が引越しの日まで言わないこともあるし、引っ越しのレジデントへの告知はそれぞれである。後少しで引越しのレジデントを担当した。何とか自立を促し、身体レベルが下がらないように、ケアチーム皆で励ました。でも転倒は頻繁になり、失禁も増え、安全面を考慮して引越しが決定された。ナースコールで呼んできて、失禁してズボンを脱いじゃうもんだから、全部ビショビショの彼。バツが悪そうに苦笑いするんだけど、いつものように注意出来ない自分がいる。もうすぐお別れだもんな....丁寧に下半身を拭き、着替えさせ、シーツを取り替え、布団を掛けて寝かせてあげる。「Goodnight !」新しい施設で、より良いケアがしてもらえますように！幸せな最期を迎えられますように！送り出すのは、いつも切ない。
10May
- 死別の反応
  死別への反応は、人それぞれだ。故人との間柄にも、大きく影響する。それが最愛の配偶者だったら？最愛の子供だったら？自分の周りはまだ、せいぜい祖父母の死別を経験してるくらいの人のが多い。大好きな祖父母であったのは分かるけど、やっぱり「悲しみ」のレベルって違うと思う。寿命であったり、自分自身が祖父母の「死」によって、もたらさられる家族としての責任は、まだまだ軽いからだ。自分は両親を失ってるけど、それでも経験していない「悲しさ」で、死別した相手を励ます時には、う〜んと慎重になる。一つだけ感じるのは、最愛の人を失った時は、そんな簡単に自分の感情を語れないってこと。(経験してない人に)気持ちを理解してもらうのは、きっと難しいだろうと空虚感が募ること。とにかく、そっとして欲しいってこと！当たり前の日常、いつも通りの仕事、必死で「死別」を受け止め生きるので精一杯。戻れない過去って分かってる。何も事情を知らなかった人に、故人の本音を語るのも、何か違う....気がする。時間が経てば、これも楽になるのかな？？？
09May
- 入れ歯の手入れ
  レジデントの入れ歯の洗浄も、自分達介護スタッフのタスクである。食べカスがたくさん詰まった他人の入れ歯を洗うのは、結構グロい今日は自分歯医者のアポで、歯をクリーニングしてもらう日だった。歯石を取ってもらい、歯を1本1本丁寧にポリッシュしてもらう作業も、歯科衛生士の身になってみたら、仕事とは言え、やっぱりグロいよねきれいにしてもらった自分の歯を鏡で見ながら、世の中のお仕事はみんな凄いもんだな〜！と、しみじみ思った日だった
08May
- 身体がダルイ
  日替わりで暑くなったり寒くなったり、天候の不安定のせいか、週明けでも気合いが入らない。オフだから尚更だ二人を送り出し、いつもならジム、掃除、洗濯など、ガーっとやり始められるのに....今日はカウチから立ち上がる気力0に等しい。ようやく洗濯を始め、乾燥機が回っている音が静寂の中、ひときわ大きく聞こえる。ちょっと自分甘やかすか〜、今日は最低限の掃除と夕飯作りにとどめよう「ママ、今日のパパの発作、本当に怖かったね。」昨夜ベッドでMarimoが訴える。本人もそうだけど、家族だって精神的ダメージは大きい。今日はみんなで出来るだけ、ゆっくりやり過ごそう！
07May
- 膝がガクガクする
  結構久しぶりに、Farの持病の激しい発作が起きた。発作前に自覚症状があったらしい。階下で必死に自分の名前を呼んでいた。Marimoと急いでキッチンに行ったら、発作が始まっていた。大量発汗意識朦朧痙攣床がタイルのキッチンから移動させたかったが無理。Marimoに背中に回ってもらい、万が一転倒した場合の後頭部打撲回避。並びにMarimoの最低限の安全も確保。急いで応急タブレットを経口摂取させ、症状を見ながら処置していった。不安で顔面引きつるMarimoに、安心するように声掛けながら、彼女が一人の時に発作が起こった場合の対処法も説明してあげた。10分以上経過....いつものように症状がおさまってきた。Marimo、その間必死にパパが倒れないように後ろから押さえながら、自分の指示に従いながらアシスト。上出来、上出来、大きくなったねFarの意識が正常に戻って安堵し、今にも泣きそうなMarimoを抱き締めて、たくさん褒めてあげた。「パパは適切な処置を速やかにしてあげれば、大丈夫だからね。よく動いてくれて、ありがとうね！」実はホントのところ、ママも不安で膝ガクガクの10分なのであった職業柄だいぶ心臓は強くなったけど、家族のイマージェンシーは、やっぱり大いに緊張する。
06May
- リブログ記事”一日一日が大切”
  本当にそう！病気じゃなくたって、明日命が終わるかしれない。悪事を繰り返したり、非情なことをしてばかりの人間に、頭を悩ましたり、心を傷める毎日だけでは勿体ない。「生かされている今日が一番大事」遠い希望と夢は捨てないけど、今この一瞬に感謝して、存分に生きることを楽しみたい空が青い鳥が飛ぶ今が大切