いやー

すっかりブログはサボリぎみでございます。


診察に関しては

自分のメモ、備忘をかねて

更新したいと思っておりますので

今月も書いていきたいと思います。




早いもので3月

仕事も年度末になり慌ただしい雰囲気。

人事異動などもあり

出会いと別れの季節でもありますね。


今日は

心臓エコーとレントゲン、いつもの採血。



BNPは少し上昇してますが

問題なし。

自覚症状は相変わらずの息切れ。

平地で自分のペースでの歩行では出無いが、坂道や階段、軽作業(荷物の移動や、布団をたたむなど)では息切れが発生。


VADのアラーム(低流量)なども装着後、2.5年の間に0回。慣れないころのバッテリーの繋ぎ変え不手際で両電源喪失で鳴ったアラーム1回のみと記憶しております。



尿酸値も一時的高い時期ありましたが

今は安定。

VAD患者として3年生

ドライブラインの刺入部も感染等なく

順調に来ております。


今日

お話ししたかったのは

VAD患者の方も受給されているであろう

「障害年金」についてです。


そう、更新の結果が出たのです



↑このブログの時は

更新書類を提出する段階でしたが

ある程度、まわりの方の実状は情報として知っていました。VAD患者は装着時は1級。

その2〜3年後に等級がさがる。もしくは打ち切り。基礎年金のみで考えると3級への降格はイコール打ち切りとなります。


僕の場合、社会人になってから厚生年金は払い続けている中で48歳にてVAD装着しました。

通常で考えると厚生年金での対応になると思いきや、扱いは国民年金(基礎年金のみ)となるとのこと。。。


なんで?と調べました。


理由は「心臓病に関しての初診日付が障害年金の扱いを判断する」との事。

つまり、僕の場合は7歳の時に「心臓病」肥大型心筋症と診断された、このときが初診日となるわけです。

ですので、その当時は未成年で親の扶養になるわけで国民年金での扱いとなるようです。

これも少し納得いきませんが、、、


前置きが長くなりましたが、

結果を言いますと僕の場合は1級だったのが2級に下がりました(3級だったら打ち切り)

有難い結果でした。


ここで考えておきたいのは

多くのVAD患者の方が打ち切りになる中で

僕は2級に何故?とどまれたのか?


あと障害年金におけるVAD患者の待遇や問題点と思われる点について考え方をまとめておきたいと思います。

これからVAD患者の方が障害年金を更新する際の参考になればと考えます。



​障害年金の更新書類について


1.人工心臓に関する項目が無い


まず、年金機構から送られてきた書類(診断書様式)について確認します。

全項目を確認しても「人工心臓」に関わる質問が少ない。ほぼ無いと言っても良い。

確認できた項目は一つ



この項目に有と◯があるだけです。

あとは各諸々の心臓に関するスコアが記されております。

この点については主治医にも聞いて確認しましたが、この内容ではVAD患者を評価するには項目が不足していると。

まずこの点を改定しないと正しい評価、VAD装着により本当に生活に障害や支障をきたしている人への手当と言えないと感じます。




2.「一般状態区分表」項目不備

先に書きましたVAD患者に適合していない診断書と意味合いは同じで含まれるのですが、

VAD患者を考えた上では整合がとれない内容となっております。


以下がその項目



こちらが項目(僕の場合、主治医は「エ」と判断して頂きました)

この「一般状態区分表」を問題点としてあげたのは理由があり、後々調べてわかったのですが障害年金の更新における判断項目でこの「一般状態区分表」が大きなウエイトを占めるという事なのです。これは実際に社会保険労務士の方と話してわかりました。

目安は「オ」なら1級で現状維持。

「エ」なら2級

「ウ」は3級、もしくはそれ以下

「ア」「イ」なら障害認定ならず。

といった感じのようです。

※あくまで目安ですので注意下さい。


ここで問題となるのは文面の解釈がVAD患者に当てはまらないという点です。

VAD患者に関わる方ならご存知のとおり

「24時間介助人が必要」なのです。文面に出てきている、「介助」とはどのレベルを指すのか?

「自力での外出は不可」といった文面も、もう少しVAD患者を網羅した内容にしないと選択する医師も、そりゃ困ります。

現実で言うと自力(1人)外出は無理(禁止)です。



3.心機能障害の障害を分類すべき

最終的な結論としては

この診断書様式はもっと症状や心機能について細分化、分類した内容にするべきです。

現状では正しい評価は出来ないと考えます。



​まとめ


この更新手続きで問題なのは

項目が不備、または曖昧、心機能に障害を負ったそれぞれの患者さんに即していない。

主治医よってVAD患者の障害に対する評価が違ってしまうのも仕方がない。

同じVAD患者であっても、ある人は更新され、ある人は更新されない状態が発生します。


僕の場合は拡張相肥大型心筋症という事で

拡張型心筋症よりもVADとの相性が良く無い(呼吸苦が残る)という点を加味しても

実状に沿ったVAD患者の評価が出来ているとは思えません。


ですので、これから更新手続きをする方にアドバイスするならば、先に書きました「一般状態区分表」について主治医へ相談してみる事をおすすめいたします。

もちろん「エ」にして下さい!「オ」にして下さいというような依頼は出来ませんし

主治医も応じるような事はありませんが

現実「介助」が必要なことや、1人では行動できない事は事実なので(主治医もわかってると思いますが)診断書へ反映してもらうようにするべきと考えます。


以上、

VAD患者さんやご家族の方へ

参考になればと思い

ブログ記事にさせて頂きました。

あくまで自分の場合でしたので

そのあたりは参考までにお願い致します。