来週は24℃になる日もあるとかで、それだけでなんだか嬉しくなる。


今日は穏やかな青空。


空に向かって両手を広げてみる。


何か貰った様な気がして、ギュッと掴んでみた。


朝から鉢の位置を変えたり、家の中に避難させていた緑を出したり、出番を終えたブーツをしまったり。


そして、パンを捏ねて只今発酵中。


ぷっくり膨らんで来る様子を眺めては、いつも独りごちる。


今日こそは上手く行きますようにm(_ _)m


最近見つけたパン屋の食パンに感激した私。


これまでの食パンは何だったの?と思わせるそれは、初めて食べた時、何じゃこれは!と呟いてしまった。


美味しい、しか言葉がない。


ただただ美味しい、ひたすらに美味しい、純粋に美味しい、限りなく美味しい、色んな言葉があるがそれを超える美味しさ。


2度目の訪店時、レジのお姉さんに聞いてみた。


これってスチーム使ってるのかな〜?


すると、ちょっと聞いて来ますね、と職人に聞きに行ってくれた。


使ってるそうです!


3度目の訪店時に少し冗談めかして聞いてみた。


弟子募集してないですよね?


それか教室開きませんか?


お姉さんは爽やかな笑顔を返してくれた。


取り置きしておいてもらった食パン3斤を両手で受け取った。


1つは弟に、もう1つは友に。


あれから私の試行錯誤の日々。


未だ届かず。笑


今日こそはそれに近づきたくて、頼む〜と両手を合わせる。


そんな時間を過ごせているのを、過去の私は想像すらしていなかった。


甘くなかった人生に、今こうして甘い時間を過ごせているのを、とても不思議に感じる時がある。


そして、こんな時期を持てている事を、有り難いと心から感じている。



有り難いとは有ることが難しい、すなわちめったにない事、貴重、奇跡を意味する。


この世で最も不幸な人は、感謝の心のない人。


当たり前なんて1つもないのに。


いつも、有り難いなと思った時は母を思い両手を合わせる。


届きそうな気がして。


届くと良いな。






先日、海辺の町に住む友が、今季最後の蟹パーティーを私の家でしようと、馴染みの魚屋に頼んでくれていた。


大好きな水蟹。(脱皮後のズワイ蟹)


思ったより細かったよ〜と嘆いていたが、昔は数百円で買えたのが今は数千円。


充分です。


大きくて立派なのは、旅館や料亭や県外に。


で、我々県民は、というわけ。


ま、お金に糸目をつけなければ食べられるんでしょうが、身分相応という言葉を知っておりますから。笑


それでも味はやっぱり美味しくて、食べさせてくれてありがとう、と友に向かって両手を合わせる。


仏さんじゃねーわ!と、友。笑





これ1人分のノルマ。


私は食べきれなくて残りは翌日に。


2日続けて贅沢させてもらいました。






両手を合わせる

両手で握る

両手で支える

両手で受ける

両手の情

両手合わしたら

喧嘩もできまい

両手に持ったら

壊れもしまい

一切衆生を

両手に抱け





今日も両手を合わせる1日を過ごす。