HITOTSU学はイメージのテクノロジー* | ー Dignified eleganceー 今ここを最高に美しく☆認識を美学する

ー Dignified eleganceー 今ここを最高に美しく☆認識を美学する

日本オリジナルの教育技術「nTech」を今ここに活用し、誰もが自分のDignity(尊厳)を咲かせる生き方が当たり前になる世の中にしたいです。日本を世界の学校に✨

戦後の日本を牽引してきた

ある偉大なオピニオンリーダー。

現在も毎月一冊は本を出版され

元気に活動されている有名な存在。

その人物との出逢い。

そして激しく動かされた彼の心。


大盛会に幕を閉じた後、

食事会を終え空港への車の中で

私は思い切って彼に聴いた。


“先生は何がきっかけで、

応援してくださろうと思ったのですか?”


彼は答えた。


“手紙です。”


その人は墨筆で長い手紙を綴った。

そこに書かれた魂の言葉。


それは特別なことではなく

その人が普段から常に考え、

当たり前に活動していること。


だけど普段から考えていることだからこそ

情熱を持って表現し深く響く言葉として

相手に伝わるパワーも持てる。


何十年も何万人の読者から手紙を

もらうことに慣れているはずの彼の心を

たったの手紙一枚で動かすことも可能になる。


こうしてブログに書くこともそうだけど、、、

日々どんなことを考えてるかって

大切なんだなぁって思う。


それによって人との関係性も変化するし

結局人生を創っていく道具となるのは

全部が生み出すイメージしかない。


今この瞬間も考え感情を、行動を起こし、

何かと常に関わりながら人生を創っているのは

紛れもなく全部自分自身。


自分を含むすべての存在がどういうものなのか

その仕組みを明白に理解した上で

何を表現していくのか。


自分の認識、イメージを新しいテクノロジーとして

開発開拓していく時代。意識空間だから誰もが

平等に開発開拓できるピースフルな市場。


認識が変われば

観方が変わり

イメージが変わり

自分自身が変わり

考えることが変わり

感じることが変わり

発信するものが変わり

人との関係性が変わり

自分の周りの環境が変わり

与える影響も変わり

広がる影響も変わる。


あーーーーやっぱり学んだからには

深めてトレーニングして

自分のものにしていこう、、、認識テクノロジー。


そして今日はその心を動かす手紙を書いた

あきさんのpoem*をお届します。



金色の香り


金木犀(キンモクセイ)香る初秋。
春の桜に似て、金木犀の咲くときも、また短い。

秋の澄みきった青い空と穏やかな陽気に誘われて、そぞろ歩きをしてみる。
体全体がふわりと包みこまれるような甘い香気に、ふと気をとられる。

かぐわしさ漂うその先には、まるで金色の粉雪が緑の葉を飾るかのように、
美しく可憐な花をむすんでいる。

柔らかで艶やかなそのさまは、生命そのものへの郷愁と恋慕をさえ感じさせる。



長い長い四季の巡りの中で、ほんのひととき生命を輝かせ、
初秋の風に、悦びとともに身をゆだねる、金木犀の花。
その香気は風とひとつになり、そして、高く天へと溶けて行く。




 花は花として咲くべき時を知り、

 咲くべき時に咲き、散るべき時に散る。

 天地のことわりを悟り、ただ己の本分を果たす。




巡り来る季節の中で、ひっそりと、静かに銀河の音を聞き、
繊細に、繊細に、天空を流れる風を感じながら、
宇宙のすべての愛を、その柔らかな芳香に託して。



 ただ、咲くべき時に咲き、散るべき時に散る。




人もまた、
人として生きるべき生を生き、
終えるべき生を終えられるのだろうか。


永遠に巡り来る時の螺旋を往き来しながら。

宇宙のすべての愛を、何に託して生命の輝きとするのだろうか。

金色に香る花のように、
生命の輝きを、高く天へと届けることが出来るのだろうか。

すべての花がそうであるように、
すべての人もまた、咲くべき生命を咲かせられるのだろうか。





天地のことわりとともにある、金木犀の花。金色に香る花。

限りないひとつの愛を受け、限りある生命を咲かせる花。


 そこにある、奇跡。
 そこにある、神秘。
 そこにある、感謝。
 そこにある、感動。



「すべての人が、そうあれますように。」


懇切にそう願ったあなたの心を抱きながら。
秋の月の下、金色の香りに抱かれながら。



 そのような生を、生きられますように。

 そのような生を、終えられますように。




平成20年(2008年)年10月8日  (了)