トゥ・ランチ・ダンス
今回は
ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー から
妨害工作員メタルスブラックウィドーです。
今回紹介するのは、一部改造しています。
ビースト形態はトランスメタルスジョロウグモ。
地球生まれの彼女はコンボイによって引き起こされたクォンタムサージの影響を受けないのですが、自身の手でトランンスメタルスドライバーでのメタルス化しました。
カテゴリーはトランスメタルス2(以下TM2)。ヴォック化がより進行した為にテレキネシス等の超能力が使えるようになりました。
鮮やかで不気味な色合いとなり、機械と生物が融合した見た目になり、蜘蛛としての不気味さがアップしたのが良いですね。
メッキが大部分に使われており、玩具然としているのもグッド。
8本の脚はボールジョイントでガシガシ動きます。
TVアニメでは長大な牙が露出していましたが、実際には収納できるスペースが有り、この様に出来ます。
現実の蜘蛛としてはこちらの方がリアリティが有りますね。書籍「BEASTWARS UNIVERSE」の考察では、これが通常モード、牙を展開したのがアタックモードにするつもりだったのでは と考察されています。
腹部にマクシマルズ(サイバトロン)のインシグニアが。
ひっくり返す事でプレダコンズ(デストロン)のインシグニアに。
苦悩の中、両陣営を行き来した、彼女らしいギミック。
■ビークルモード
ビークル形態を捏造!タンク形態!
キャノン状のパーツと腹部側面のタイヤ?状のパーツの意図が解らないので、それっぽくしてみました。
メタルスの玩具は削除されたギミックを想像するのが楽しいですね。
ブラックウィドー、変身っ!! シャー!
■ロボットモード
メタルス期後半らしい、凝った変形ギミック。
特筆すべきは女性らしい、セクシーなプロポーション!
トランスフォーマーの玩具において、初めて出た「女性特有のセクシーなラインを持つ玩具」です。
特に腹部の艶めかしいラインは素晴らしい。これまでも腕や足を細くするというのは有りましたが、くびれを再現したのはこの玩具が初めてです。
胸は本来カバー?アーマー?が付いているのですが、劇中に似せる為に外して有ります。
へその部分にブラックウィドー特有のマークが有るのも良いですね。セクシーです。
足はハイヒールになっていて、接地面が物凄く小さいですが、上手くバランスをとってやると ちゃんと自立できます。
言語版ではマクシマルズ(サイバトロン)とプレダコンズ(デストロン)では変形の為の音声コードが異なります。
これまでプレダコンズに所属し、その後の心変りが有り、マクシマルズに所属しながらもあくまで「一プレダコンズ兵士」だった彼女がトランスメタルス化し、正式にマクシマルズになり「マキシマイズ!」の音声コードで変形する、という とてもドラマチックなストーリーが有りました。
■劇中準拠形態
蜘蛛の脚のブロックが上に跳ね上がります。劇中CGではこの配置でした。
顔
劇中CGにとても良く似ています。
左右非対称なのがTM2の特徴。悪女らしい、不敵な笑みの表情が良いですね。
可動
頭部:左右可動
肩:ボールジョイント、前後左右可動
肘:ボールジョイント、90度程度可動
爪:内外可動
股の開脚は↓まで可能。
股関節:ボールジョイント、前後左右可動
膝:2重関節、180度程度可動、膝上横ロール
足:上下可動
上記の可動範囲でポージングが可能。
ギミックの都合上、腰も回ります。
ビースト時のアゴを武器として持たせる事が出来ます。
名称は有りませんが、海外設定に則るとピンサークローといったとこでしょうか。
先端部のグラップリングフックは伸ばす事が出来ます。
ただ、固定は出来ない上に、スプリングで戻ってしまうので玩具として効果的では無いです。^^;
■スピニング・キック ギミック
下半身を回して、頭部を押し込むとゼンマイによる回転蹴りギミックが発動します。
動画で。
中々楽しいギミックなのですが、常時ゆるく、ポージングに支障をきたすので、動画を撮った後に改造して渋みを増しました。
一応、このギミックをやりたくなった時の為にすぐに戻せるような仕様にしてあります。^^;
■ディフェンスモード
ビークル形態の替わりに用意された第3形態。
外殻を閉じ、マントを羽織ったかのような見た目が良いですね。劇中では登場しませんでした。
このディフェンスモードが設定されてるのはこのブラックウィドーとメタルスエアラザーのみ。奇しくも女性キャラのみに設定された形態になっています。
以下適当にアクション。
ブラックウィドーと言えばハイキック!
ディフェンスモードだと超能力のパワーが上がる!的な。
メタルスブラックウィドーでした。
幼少の頃、友人の家にあり、よく触らせてもらった記憶があるのですが、説明書も無いし複雑だし、詳細が良く解らない玩具でした。
しかしふんだんに使われたメッキパーツや、どことなくアメリカンな空気を感じる所にとても魅力を感じていた玩具でした。
数年前に良い値段だったので、ずっと欲していたこの玩具をようやく入手。
変形ギミックはともかく、スピニングキックギミックは全く知らなかったので驚きました。この細身の身体に何かギミックを入れたのが凄い!難点としては腰のロック機構が弱いので、ポーズをとらせる際の弊害となってしまう所ですね…。^^;
そして上記した通り、「トランスフォーマーで初の女性らしいプロポーションの玩具」!偉大な一体です。
この後にマシーンズブラックウィドーが有り、更に女性らしいプロポーションのTF玩具につ繋がっていく訳なのですが、有機的なものからの変形 と言うのも「女性らしいプロポーション」にするのに一役買ったのかなと思います。
セクシーで格好良く、玩具としての楽しさも忘れていない、良い玩具です。
■オマケ
おまけの比較。
前身の自分と。
腰に蜘蛛の目の様なパーツが有ったり、手が爪だったり、口だけ露出しているマスクの頭部デザインだったりと、共通項はいくつかあり、同じキャラクターと言うのが解ります。
新たな解釈で更にアニメに近づけたLG版と見比べると、共通項がしっかり認識出来ます。
未来の自分と。
シンプルに、そして女性らしくというギミックに昇華したマシーンズブラックウィドー。玩具としての進歩を感じます。