私が最初に
糖尿病を専門的に
学んだのは
福岡東医療センターでした
この糖尿病内科に
配属されました
ずいぶん前に退職された
中野先生から
食事療法と運動療法の
大事さを学びました
食事療法と運動療法で
血糖がみるみる改善して
糖尿病の薬を
どんどんやめていく治療でした
今では考えられないですが
赤字出しても良い
国立だからできたのかも
しれませんが
改善するまで
２ケ月でも
３ケ月でも
入院していました
これが私の原点かも
しれません
現在多くの基幹病院での
糖尿病教育入院は
１０～１４日程度の
糖質たっぷりの
カロリー制限を指導して
薬てんこ盛りにするのが主流ですが
中野先生とレジデントの私による
糖尿病治療入院は
退院時に薬０になることが
目標で
達成者が沢山いました
（食事はカロリー制限でしたが）
医療費の事を考えても
薬山盛り使うより
入院長くした方が
（入院可能な人は）
トータルでは安く済むんじゃないかな？
実は当時若い私は
そんな治療が古臭いかもと
感じていました。
インスリン強化療法を
絶賛する有名教授の講義を聞いて
迷ってる自分はあったと
思います
若い医師は最先端の
イケイケ最新治療に
惹かれますからね
でも結果的には
その経験が現在の
私の糖尿病治療の基礎と
なっており素晴らしい経験が
できたと感謝しても
しきれません
中野先生は
従来療法群より
強化療法群の方が
成績がよかったですが
あれは強化良好群の方に
食事介入してただけだと
教えてくれました
エビデンスの
当てにならさを25年前に
教えて頂きました
今の４５歳以下の
糖尿病専門医は
そんな経験をしてないので
どうしても
テクニカルな
薬山盛り医療に
なりがちでしょう
↑↑
専門外の先生の本ですが
案外その通りなんですよね
こういう本を
専門としている先生が
書いてほしい
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
年中無休 糖尿病＆内科診療
↓
mor5261
リブログ大歓迎
直接メッセージには一切お答えできません
コメントに書いていただければ
気が向けば
返信します
院長森園茂明
北九州市八幡西区上上津役2-14-17
電話：o93-611-5335
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝