世界と日本のインフルエンザ事情~インフルエンザに隔離は必要なのか?~ | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。

 

結論から書くと

 

私はインフルエンザに隔離は必要ないと思っています。

 

結核は隔離必要と思いますよ。

 

インフルエンザの場合ね。

 

 

隔離とは 少し意味が違いますが

 

インフル発症対応、世界標準は「検査も治療も必要ない」

 

だそうです。
 
 
内容は リスクのない 65歳未満の患者さんに対して
 
インフルエンザ検査しないわけだから
 
治療もしない。
 
当然隔離もしないわけね。
 
 
世界標準では
熱がでたら 家で休んでおいて3~4日たっても
治らないときに病院に行くんでしょうね。
熱や症状が改善すれば、
出勤OK
 
 
ただ 肺炎や扁桃炎との区別は 
 
素人では難しいと思うので。
 
38度以上の発熱はクリニック受診が望ましいと思いますが。
 
 
熱が37度程度の B型インフルエンザなんて
 
家で寝ておけば自然と治ります。
 
わざわざ 白黒つける必要がない。
 
 
 
 
だから インフルエンザ検査して
陽性が判明したら 学校や会社5日休む
 
なんて 規定も 日本だけなんだろうね。
 
 
 
 
と 言いながら
当院では 大量に
 
今年も 2000人位 すでに インフルエンザ検査してます。

私は 日本では 検査して治療しても
 
まぁいいじゃないかと思います。
 
 
1日位早く治るので
 
頑張り屋さんの日本人にはむいてるね。
 
 
ただ隔離は必要ないかなと。
熱がある間は出勤しないのでそれが隔離といえば隔離なのかもしれませんが
 
特に 学級閉鎖は必要ないと思う。
 
個人的な見解では
 
熱が出ている間自宅にいて
 
もう下がったら 社会にでてOK
 
 
 
人にうつすからダメ!
 
って言われる人もいるかもしれません。
 
 
私は そうは思いません。
その理由は また後日。
 
それに インフルエンザって分かってて
人ごみに行く人実際沢山いるからね。
 
 
 

それで


ドイツで医師として働いている同級生に
ドイツでの状況を確認したら。




ドイツ全体の事情はよくわからないのですがという前置きで
 

かかりつけの家庭医と小児科医
まわりの人たちの話を総合して判断するに、
 
ドイツでは、
インフルエンザ検査は行われないですね。
話を聞いた事がない
 
 
 
風邪でも、インフルエンザでも、気管支炎でも、
大人も子どももすぐに病欠届けを出して休む文化なので、
日本のように白黒はっきりさせないといけない必要がほぼないからだと思います。



薬も、抗生物質はまず出されませんね。

ウイルス性であれば、最初の数日で発熱の峠を越えてしまうので、
合併症を起こさなければ抗ウイルス薬はいらないという考えなのでしょう。
インフルエンザの検査や薬がドイツの保険診療適応かどうかも不明。
 
 
 
 
こんな 感じです。
 
 多分ヨーロッパだいたい そうでしょう。
 
 
日本みたいに
 
 
皆勤賞!
 
みたいな文化がないんだろうね。
 
 
皆勤賞続けるために
 
なんとかして インフルエンザとかにして
 
公休をもらいたがりますもんね。
 
当然世界では診断しないため
隔離もしないことになりますね
 
自動的に。
 
 
なんて 書くけど
 
日本でこの状況が変わることもないだろうし
 
 
私もこれからも
 
せっせとインフルエンザ検査して
 
5月からは
 
新薬
 
ゾフルーザ錠をだしまくるでしょう
(笑)

 

今はイナビルね。

 

 

 

 

まとめ

 

世界ではインフルエンザの診断も治療もしない。

日本ではこれからも検査と治療が行われるでしょう。

私個人的にはインフルエンザ患者さん隔離は必要ないと思う。

私は医師として今後も検査と治療は続けるでしょう。

 


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