またまた コメントに対するものを本文で書きます。
私は抗GAD抗体があります。進行抑止のために、インスリンで膵臓の負担を軽減する治療と受け止めています。
膵臓を休ませると聞きますが残っているβ細胞は休んで分泌能力が向上するものなのですか?休んでいたらかえって退化するといった事はありませか?(-.-)インスリンのために糖質を取らざるを得ず食後高血糖でβ細胞を疲れさせているような
矛盾を感じてしまいます。
という とても良い質問ですね。
結論から書くと
正解かどうか自信ありませんが。
軽症1型糖尿病は
糖質制限して、できるだけインスリンは使用しない。
どうしても嗜好品として糖質取りたい時だけ少量インスリン使用する
と良いと考えています。
まず SPIDDMに インスリンすると、β細胞が長持ちするという根拠は
このtokyo study がもとになっています。
http://diabetes.ebm-library.jp/trial/detail/50638.html
これは SPIDDM 56名を
SU群と インスリン群にわけて
結果インスリン群がよかったという データです。
ちなみに論文執筆者は、2014製薬会社からお金一番貰ったランキング1位の河盛教授です。
笑
4747万円! 高価なインスリンが良いという風にバイアスがかかってないと良いですが。そんな邪推はしなくても。
ポイントは
糖質制限群と インスリン群を比べたわけではありません。
いまどき SPIDDMにほぼ 使うことのない SU剤との比較で
56名という 少数のデータです。
立派な研究とは思いますが。
見方によるとインスリンが良いんでなくて、SU剤が悪いという風に読み取ることもできます。
糖質制限+無インスリン群と 普通食+インスリン群だと
前者が勝つと予想します。
だから このtokyo study 1本で
SPIDDMみつかったら すぐインスリンしましょうなんて 言ってる
医者は まるで自分で 考える力がないように思います。
インスリン打つために、低血糖にならないように、
わざわざ糖質取るように指導するとは 愚の骨頂ですね。
膵β細胞を休ませると、分泌能が向上するのか、むしろ怠けるのか。
私には今のところ分からなくて悩んでいる所です。
糖尿病専門医のお偉いさんは
tokyo studyでは β細胞休ませると分泌能が向上すると考察しているにもかかわらず
今度は 朝食は絶対とりなさいという話題になると。
朝食を抜くと 昼後の血糖が高くなる
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/024111.php
セカンドミール効果と言われてます。
朝食を抜くと β細胞が怠けてすぐに反応できなくなり。
昼食後の血糖が高くなると 考察しています。ほかの意見もありますが。
朝食抜くことで膵臓のβ細胞を休ませてるのに おかしな話ですね?
糖質制限を続けているときも、いざ糖質取った時に、β細胞が働かないとも言ってます。
β細胞休ませてるのにね?
実際確かに、糖質制限してて急に糖質とると血糖は上がりやすくなります。
短期的には 事実そうなります。
β細胞を休ませることは、長期的には向上させて短期中期的には怠けると いう考えもできますが。
まぁ 要は 実はよくまだ分かってないんですね。
私は SPIDDM 糖質制限で うまくいってるならインスリンは 不要と考えています。
もちろん糖質制限できない人の方が多いのでそのときは カーボカウントでインスリン自己注射指導しています。
朝食も自由で、食べたくないのにわざわざ食べる必要はないかなと。
食べたい人は食べていいんじゃない?
絶対食べないといけないとは思わない。
個によって 変化させることが必要かなと。
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