点滴療法研究会からの 文献情報です。
【点滴療法研究会 文献情報】
リオルダンクリニックよりIVCの論文が発表されました
リオルダンクリニックより高濃度ビタミンC点滴(以後IVCと略す)の論文が発表されましたので皆様にお伝えいたします。
<タイトル>
IVCによる前立腺がん患者のPSAのF/T比とALP値の変化について
<要約>
はじめに:
IVCは抗癌および抗炎症特性を有し、また多くの研究により癌患者へのIVC治療が安全で、QOLが向上することがわかっている。 最近ではIVCは単独ではなく他の療法との併用、つまりアジュバントとしての癌治療薬として提案されている。前立腺癌の治療において、IVCの可能性を調べるため、リオルダンクリニックのデータベース内にあるの臨床データ(1994-2015)を用い、後ろ向き研究を行った。
方法:
IVCを施行した前立腺がん患者の年齢、ステージ、グリソンスコア、PSA値、ALP値、転移部位などのデータを集めて分析した。特に、PSA、ALP、CRP値はそれぞれの患者ごとに数年間蓄積したデータがあり、それを分析した。
結果:
分析した結果、PSA、CRP、ALPが、グリソンスコアと相関することが確認された。さらにPSAおよびCRP高値の患者では、初回IVC時の血中ビタミンCのピーク濃度が減少することが分かった。PSAおよびALPの変化を可能な限り追跡し、IVCを行う、またはIVCの頻度を増やすことで、経時的なPSA・ALP増加を抑制できることがわかった。
結論:
IVCの頻度が増加するにつれてPSAの成長率は減少し、両者には相関があることが明確となった。前立腺癌患者にへのIVCは推奨されるべきで、さらなる研究が期待される。
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当院で
前立腺ガンに高濃度ビタミンC点滴は 1名だけで。
PSA低下傾向とはなりませんでした。
併用は ケトン食のみでした。
単独で完治は難しいので
ホルモン療法などと併用療法の一つとすると 良いと 現時点で考えています。
(考えは 臨床経験や 臨床データによって 今後変わる可能性はあります。)
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年中無休 糖尿病&内科診療もりぞの内科
(12/31 1/1 1/2除く)