HbA1C値低下率0.9％と血糖管理良好
2014年6月26日 米国学会短信
米国内分泌学会（ENDO）は6月12日、アフリカ系米国人は、白人に比べ、メトホルミンによる血糖管理の有効性が高いという研究を紹介した。Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism誌（オンライン版）に掲載。
米国では推定2900万人が糖尿病である。アフリカ系米国人は白人に比べて糖尿病と診断される可能性が2倍高く、腎不全などの合併症発生率が高いことが指摘されている。メトホルミンは最も一般的な経口薬であり、2型糖尿病に対する第一選択薬である。
本観察研究では、1997年1月1日から2013年6月2日の間にメトホルミン投与を受けた糖尿病患者1万9672人（アフリカ系7429人、白人8783人）の血糖管理について検討した。処方記録から、メトホルミン服薬中の各参加者のHbA1C値（4カ月以上間隔を空け、最低2回分）を抽出し、血糖値の変化とメトホルミン服薬量との関連性を解析した。メトホルミンの最大用投与下でのHbA1C値低下率は、白人の0.42％に対してアフリカ系は0.9％だった。
研究者は「HbA1c値の開始時平均が約7.5％、治療目標が7％未満であることを考えれば、こうした治療反応の差は臨床的に重要である。アフリカ系は白人に比べ合併症リスクが高いため、メトホルミンの有効性が高い可能性が示されたのは心強い」と述べている。
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多分日本人にも メトグルコ 有効です。
基本的に 第一選択としています。
だけど高齢者や 合併症の多い患者さんには 使えません。
高齢者でも 少量投与だと 結構効くんだけどね。
リスク管理に 注意して。
素人には お勧めできません。
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糖尿病診療
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