福島県では ０才～１８才まで 全員甲状腺エコーしているようです。
すると ６０００人に１人 甲状腺癌がみつかったとのこと。
他の３県では ４３６５人検査で １人みつかったので スクリーニングによるものと変わらない。っていう有識者と。
いやいや 他の３県のデータは 年齢が比較的高い人が多いので、当てにならないっていう 有識者が発言してました。
私は、 甲状腺癌と 放射線量は かなりの放射線量がない限り 関連性はないと考えています。
だから 福島の放射線量では 甲状腺癌は 増えないと考えています。
（原発極近くは除きます。立ち入り禁止区域外での話です）
これが 正しいかどうかは分かりませんが。
多分スクリーニングすれば 放射線量に関係なく ５０００～１万人に １人位 いわゆる甲状腺癌って言われる人が でてくるのだと考えています。
で ここで私が言いたいのは 放射線量と 甲状腺癌の関連性でなくて
今までのブログに書いているとおり、ここで甲状腺癌って言われる多くは 甲状腺乳頭癌で、 手術不要なのじゃないかと考えています。
甲状腺癌のタイプも 報道して欲しかったですが。
一番の犠牲者は、 勝手に スクリーニングされて、乳頭癌が 手術必須といわれて 手術されてしまった 子供のような気がいます。
甲状腺癌の スクリーニングは 研究としては 大変有用だと思いますが
手術の選択（まぁ 普通の医師は手術勧めるので）を 家族に選択させることになるので、 私は 小児のスクリーニング しない方がいいのかもしれないと この福島の事故の後、考えています。
しっかり 自分で判断できる年齢になって、甲状腺エコーすればいい。
それで手術したいと思えば手術すればいいし、経過観察する方を選択することもできます。
甲状腺エコー検査は手術しないって選択もできる思考能力が育ってからでもいいと思います。
当院でも 検査したい と 申し出があれば してます。 手術したいと言われれば上手な病院を紹介します。
でも
知らぬが仏 ってのもあると思う。
甲状腺乳頭がんは ある程度で 成長とまり 命を脅かすケースは少ないと考えています。
だって 年間 ５０００～１万人に １人発症する 病気としたら、結構な頻度で周りにいるはずですよね。
甲状腺乳頭がんが早期にみつかって治ったって ケースは大変良く聞くと思いますが
（実は 結構前から あるんだけど、成長が遅いから早期っていわれるんだと思います。）
周りで 甲状腺乳頭癌が 手遅れで 亡くなった って人います？
（甲状腺未分化癌 濾胞癌 髄様癌は 除きます）
沢山探せば いるとは思いますが
私 医者ですが、これまで診察した患者含めて まだ 一人も経験ないないんですよ。
（一例 甲状腺癌を含む トリプルキャンサー（３つの癌）でなくなった患者さんを経験しましたが、甲状腺がメインでない気がします。）
多分 極稀なんじゃないかな？
だから、甲状腺乳頭がん手術は 必要ないんじゃないかと考えています。
胃癌 肺がん 肝臓癌 は 数えきれない位 沢山亡くなっているのに、なぜか甲状腺乳頭がんで亡くなる人はほとんど聞いたことがありません。
甲状腺乳頭癌は ほとんど、大きくならずに そのうちに人間本人のほうが天寿を全うするって考える方が自然じゃないでしょうか？
福島スクリーニングも 疫学的には 有用ですが、手術するかどうか もう少し考えていいのじゃないかと 思っています。
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もりぞの内科 年中無休
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糖尿病診療
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