心房細動の抗凝固療法 | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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「ハイリスク・ハイリターン」の心房細動治療


http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/eye/201403/535499.html


2014/3/20

亀甲 綾乃=健康・医療プロジェクト



 「心房細動という、不整脈の一種です。この病気は、症状がなくても脳梗塞を引き起こすので、予防のお薬を飲んだ方がいいですよ」

 「でも、薬を飲むと出血するんでしょう? 出血は怖いから、ちょっと……」

 診察室でこうした会話を経験したことのある医師は、かなりの数に上るのではないだろうか。

 高齢化に伴い、わが国の心房細動患者は年々増えており、その数は100万人を超えるとみられている。心房細動の発作そのものが命を脅かすことは少ないが、QOLを低下させ、さらには年間4%の頻度(CHADS2スコア2点の場合。最大の6点だと年間18%)で心原性脳梗塞を引き起こす1)ことから、治療の重要性が叫ばれている。

 だが、脳梗塞予防を目的とした心房細動の抗凝固療法には、ほかのコモン・ディジーズとは異なる大きな特徴がある。それは、ハイリスク・ハイリターンであることだ。抗凝固療法は心原性脳梗塞という致死的な合併症のリスクを大幅に下げる一方で、出血という副作用も一定頻度で発生させる。例えば、CHADS2スコア2点の患者の場合、ワルファリン内服によって心原性脳梗塞の相対リスクは70%(絶対リスクにして2.8%)減少するが、頭蓋内出血が年間0.69%の頻度で発生する2)。

 「脳梗塞が起きない」というベネフィットは目に見えず、「血圧」や「血糖」のような治療効果を表す分かりやすい指標もないため、なかなか実感することができない。一方、出血というリスクは非常にインパクトが強い。このため、「患者も医療者も『見えないベネフィット』よりも『見えるリスク』に目が向きがち」だ、と土橋内科医院(仙台市)院長の小田倉弘典氏は指摘する。



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心房細動という 不整脈が でたら



心臓の中(心房)に 血栓ができて 脳に飛んで、脳塞栓症となり 片方の手足が動かなくなることがあります。




有名な所では 長嶋茂雄さんとか・




だから 心房細動が起こると、脳塞栓予防のためにンワーファリンとか


最近では プラザキサ エリキュース イグザレルト



とか 高価な薬で治療されています。




これらの薬を使うと 塞栓予防になることは 当然なのですが



副作用として 出血があります。



リスクとベネフィットを考えると 恐らく ベネフィットの方が良いとは思うのですが




どれくらい 良いのかって 言われると なやみます。

 



毎回 病院受診して お金払って、予防して 



効果はあるかもしれませんが


一部の患者さんは 出血して 逆に命を縮めるかもしれません。



1000人 薬のめば

 飲まない1000人より 死亡率は下がると思いますが



逆に 飲んだゆえに 出血して 命を落とす人も少なからずいるわけです。


まさに ハイリスク ハイリターンの 治療と の意見には 同意します。





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もりぞの内科 年中無休
(12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療

院長 森園 茂明
福岡県北九州市八幡西区上上津役2-14-17

電話:O93-611-5335

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