日経メディカルより
J Am Coll Cardiol誌から
「肥満パラドックス」はやはり真実か
ハイリスクのBMIは「普通体重」とされる範囲内
2014/3/14
難波寛子=医師
体重指数(BMI)が高いと心不全後の死亡率が低くなる可能性が確認された。急性非代償性心不全(ADHF)患者を対象に世界各国から12施設が参加して行われた観察研究の結果、BMIが高い患者で心不全による入院から1年後の死亡率が低下していた。論文は3月4日のJ Am Coll Cardiol誌に掲載された。
BMIが高いと心不全のリスクが高まる。その一方で、BMIが高い患者は心不全の予後が良好だという報告があり、「肥満パラドックス」として注目されている。
本研究は、欧州から8施設、米国から2施設、日本から1施設、アルゼンチンから1施設が参加して行った。対象は入院時ADHFと診断されている患者(新規発症ADHFか慢性心不全が非代償性となったADHFかは問わない)。内服薬や血行動態および合併症、年齢性別等、心エコーの結果、検査結果、アウトカムに関するデータを前向きに記録した。
入院時のBMI記録がない患者と、当初の入院後6カ月以上のイベントに関する記録が得られない患者、およびBMIが18.5kg/m2未満の患者は対象から除外した。
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肥満すると 心不全のリスクが あがるけど
心不全になってしまたったら 太っていた方が 予後が よい。
なんて
興味深い 調査ですね。
最初から 太らない方がいいでしょうけど。
病気になってしまったあとの、過度の ダイエットも マイナスに働くこともあるってことで
人間の体は まだまだ 解明されてないことも 多いように感じます。