大きく変わりそうな在宅医療 | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。

2月12日に 診療報酬改定の予告があり


14日に 私がブログで書いた通り

http://ameblo.jp/morizononaika/day-20140214.html



施設訪問診療の 収入が なんと 四分の1になる かつてない 大減算改定。


関係者も 気づいて 話題が沸騰しています。


以下 掲示板のコピペ



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今回の件で一番被害を被るのは、施設入居者と、施設運営者です。新規開設の高齢者住宅には、まともな医師は訪問できません。撤退した後の医師が見つからないと言った問題も既に出てきているでしょう。既存の施設もうかうかしていられません。医療職の顔色を伺わなければならない。このままでは高齢者住宅は本当の姥捨山になりますね。



今度の在宅医学会でもおそらくTOPICSになるでしょうね。まじめにやっている在宅医からしたらやってられないでしょうね。小生の知っている在宅医も高専賃オーナーからキックバック求められて断ったところ、いったんクビになったそうです。その後オーナーのキックバックを受け入れたであろう別の医者が来ていたそうですが、夕方5時以降の往診をすべてスルー(つまり近くのQQ病院にふっていた)していたところ、高専賃の患者からオーナーにクレームが殺到し、結局元の在宅医に戻ったそうです。つまり国が誘導しなくてもこういうオーナー、スルー医者は結局淘汰されるということを国は知るべきです。



差し止め訴訟とかできないんでしょうかね
。在宅を国として押し進めてきているときに、施設在宅で不適切事例があった事は事実ですが、それにより不適切事例に含まれない人たちまで、全部、不適切と判断して診療報酬を減額する。それも75%減額は常識の範囲を超えていると考えます。2割、3割なら、まだ対応が可能かもしれませんが、75%は一般常識からしてもかけ離れています。
僕のような個人には裁判はできませんし、能力もありませんが、どなたか能力のある団体などが差し止め訴訟などで問題提起をしてくれたら・・・と思ってしまいます。



厚生労働省の今回の改悪には強い悪意を感じます、医者も人間ですから、このような改悪がどのような結果になるかは承知しているはずです、役人は国民の奉仕のためにあるのではないですか?医師も国民で生身の人間ですよ?現在の診療を続けると、今年4月以降は毎月の売上は100万円、人件費、検査外注費、医療物品購入などで200万以上です、昨年度の税金が今年に請求されますので、今年5月には通帳はショーとします。今までの収入は借金で殆ど残ってなかったので、暮らしていけません。これまで命と引き換えにして働いてきた面もあったと思います、経験した人でないとわからないと思いますが、病院の寝当直を毎日365日続けるようなもの、何時電話が深夜にかかってくるかわからない状況で熟睡できますか?私が施設で訪問診療してどのような悪事を働いてきたっと思っているのでしょうか?厚生労働省にお聞きしたい、「貴方も私のしている仕事を密着して私と24時間365日暮らしてもらいたいです。私のしている仕事は犯罪なのですか?どこが悪いのですか?教えていただきたい」と言いたいです。施設にとって良い対応、真面目な対応をしていると施設から診療希望されるのが当たり前です。資金ができれば、老後のために医者でもグループホームを作って、老後に細々と年金代わりに仕事して暮らせたらと、謝金して作っていた矢先でした。そう言う考えは医者はするべきでないのですか?教えていただきたい。じゃあ医師以外ならグループホームや老人ホームを経営するのが許されるのですか?「厚生労働省は医者は人間とも、国民とも考えていないのですか?貴方達の戯れで人生が翻弄される日本の医者に人権は無いのでしょうか?」とお聞きしたい。「貴方達は医者はお金の亡者で犯罪者とお考えでしょうか?」とお聞きしたいです。


虎視眈々と施設を狙う訪問医は掃いて捨てるほどいますから、良心的な在宅医が撤退しても崩壊はしません。1施設回れば、なんだかんだで外来ひらくより効率よかったりするでしょうし。悔しいが我々が居なくとも施設医療は回っていくんですよ。


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医者の掲示板だから なんとかしてくれぇ~

こんなんじゃ やっていけいないよぉ~

的なものが多いですが


中には最後の人みたいに、なんとか回っていくさ みたいなのもあります。




私も まぁ なんとかなるだろう と思っています。



ただ当院近くの10km前後の圏内では、土日も夜間対応もして、あの点数で訪問するような訪問医で、能力が並以上ある人って あまりいないような・・・ 少なくとも 掃いて捨てるほどはいないと思います。




これでは自分直接利害関係のない施設での、吸引 看取り 注入 夜間対応 土日対応は 止める訪問医は増えるでしょう。






普通に月2回 生活習慣病を診察するのと 変わらない位の点数なので。 夜間土日召集義務は避ける選択をしそうです。

 



結果 訪問医が夜間対応しないので 施設の方が 夜間外来に連れて行くケースが 激増とまではいいませんが増えるでしょう。



またまた勤務医の夜間労働が 増えそうですね。
 

 
 


ただ 最近は 開業するドクターに対して、チェーン調剤の経営者や営業者が

「先生方の病院を流行らせるには、私たちがどれだけ往診先の施設を探せるかですよ」 なんて 言ってるそうですが。
 
これは極最近 知り合いのドクターに聞きました。
すごくチェーン調剤の人が偉そうで嫌だったと聞きました。


(当院門前の薬局も チェーン調剤ですが、全くそんな事はなく、すごく腰の低い社長です。私も見習わないと思っています。)


とか


老人ホームの経営者が

「当施設の患者さんを訪問診療する代わりに、キックバックをお願いしますね。相場は診療報酬の20%です。」

なんてのが 無くなると思います。
 

確かに適正化なのかもしれません。



これからは 再び、施設の経営者が頭を下げて、きちんとしたドクターに頼むようになると思うので、 良い改定なのかもしれません。



もう 決まったことなので、覚悟きめていくしか ないよねぇ~


私も 自施設を含め 3施設で 同一施設訪問診療を算定していましたが 4月からは1施設のみにして、2施設は 普通の再診料を算定する予定としてます。

 
往診してるのに、訪問診療でなく再診料で算定して良いのかよく分からないので、3月の県の診療報酬説明会で 良く聞いてみます。


  

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もりぞの内科 年中無休
(12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療

院長 森園 茂明
福岡県北九州市八幡西区上上津役2-14-17

電話:O93-611-5335

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