保険の効く 新しい肥満薬  ~オブリーン~ | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。


皆さん おまたせぇ~



いつも大人気となる 抗肥満薬



それも

保険の効く 新しい肥満薬



オブリーン


年中無休 もりぞの内科 院長ブログ                                  あなたの主治医になりたいです



http://www.takeda.co.jp/news/2013/20130920_5992.html




9月20日発売承認がおりました。



武田薬品工業から

もうすぐ 薬価収載(新発売)となりそうです。


本剤は、消化管および膵臓から分泌される脂肪の分解酵素であるリパーゼを阻害し、消化管からの脂質の吸収を抑制することで体重を減少させるとともに、内臓脂肪を減少させ、各種生活習慣病パラメータを改善します。今回の製造販売承認取得により、オブリーンは、脂質吸収を抑制する日本で初めての肥満症治療剤となります。




ダイエットの基本は 食事療法と運動療法ですが




補助的に 薬を使うことに 私はそれほど抵抗は感じません。


 

だって ダイエットって とっても難しいから。



使える手段はすべて使ってでも成し遂げたいので。




私の永遠のテーマと言っても過言でない位です。





しっかり効果のある 抗肥満薬としては サノレックスがありましたが



これを保険で使うには BMI 35以上という とんでもない 縛りがありました。





つまり 160cmの 人だと 89.5kg つまり


だいたい 90kgの体重がないと 保険が通りません。





ダイエット希望の女性からは そんなに 太る前に使わないと意味ないじゃ~ん


90kgまで待ってたら 手遅れじゃあ~ん。


って言われました。


確かにそのとおりですね。


しかも 3ヶ月位で薬が効かなくなります。




今回の 縛りは BMI 25以上




だから 


身長 160cmだと64kgで 良いんです。



随分楽な設定になりましたね。




しかし 今度は 糖尿病がないと 保険が通りません。



糖尿病で高脂血症でBMI25以上の縛りがあります。



高脂血症は簡単にクリアできますが、糖尿病が少し難易度が高いですね。



どうしても 欲しい方は インフォームドコンセント後に自由診療で販売も考えています。



副作用は 作用機序から下痢が想定されるので、私のような過敏性腸炎ぎみの男の子? には使いづらいかもしれません。




オブリーンに 加えて SGLT2阻害剤も いよいよ来年発売です。


SGLT2は 当院で 治験しましたが かなり体重減少に期待できます。




これで 肥満糖尿病患者さんには また強い味方ができましたね。



いづれも 当院では 薬価収載日(新発売日) 即日投与可能にします。


 


オブリーンの情報は これから随時 書いていきます。



SGLT2阻害剤も


===================

私への質問はコメントに書いてください。

コメントは現時点ではすべて公開しています。

(一応私が見てから公開するのでタイムラグあり)

可能な時はコメント返します。
私への直接メールは拒否設定にしています。

====================
もりぞの内科 年中無休
(12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療

院長 森園 茂明
福岡県北九州市八幡西区上上津役2-14-17

電話:O93-611-5335

====================

 ペタしてね
読者登録してね