細菌性の感染には抗生剤の点滴を時に使います。
しかし、最近は ニューキノロン系抗生剤の飲み薬が抜群に効くことや
(普通の肺炎も 飲み薬で治っちゃう事多い。)
外来での 抗生剤点滴は ロセフィン程度に限られるので
(重症だと、入院治療なので)
開業医では抗生剤点滴の活躍の場が少なくなってきたところでした。
しかし このところ クラビットの点滴や
下のジスロマック点滴が でてきたので、また開業医の外来抗生剤点滴の活躍があるかもって 思っていた所
うむ うむ
肺炎ですね。
CRP 17と 炎症所見も高い。
最初 キノロン系の内服治療開始したのですが
翌日 再来されて 切れ味が今一つ というかほとんど改善してなかったので
ジスロマック点滴使用しました。
翌日に著明自覚症状改善。
2回注射したら、もうすっかり よくなったようで
3回目注射来院されませんでした。
点滴時間は 2時間必要と メーカーは言っていますが
1回目は2時間かけましたが、2回目は1時間位で点滴しましたが 問題ありませんでした。
1時間点滴と 2時間点滴で 菌を殺す効果は変わらないようです。
(AUC変わらず)
ただ 1時間点滴だと注射部位に痛みがでるケースがあるようで
それで 2時間点滴となっているようです。
あと 心に基礎疾患があると、あまり早く点滴してしまうと 不安ですね。
これを踏まえて
再度きた 基礎疾患のない呼吸器感染患者さんにも ジスロマック点滴 1時間で点滴しましたが特に問題なく、切れ味抜群でした。
これは個人的意見なので、点滴時間縮小を推奨しているわけではありません。
診察時間終了ぎりぎり来院で、入院したくないケースで、基礎疾患のない患者さんの肺炎で 考えてもいいのかなって思いました。
ジスロマック点滴静注 北九州市の開業医では 現時点ではまだ当院位しか 使っていないようです。
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もりぞの内科 年中無休
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糖尿病診療
院長 森園 茂明
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