生活保護のヒアリング | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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生活保護約206万人=最多更新、来秋に支援戦略―厚労省
時事通信 12月6日(火)11時16分配信


 厚生労働省は6日、今年8月に生活保護を受けた人が前月より9376人多い205万9871人に上ったと発表した。受給者数は7月時点で205万495人となり、過去最多だった1951年度(月平均で204万6646人)を更新したが、これをさらに上回った。
 併せて、3月11日の東日本大震災発生から10月までの間に、被災者から生活保護に関する相談が3745件あり、974世帯の受給が決まったとの集計も公表した。被災地では今後、受給者が急増する可能性もある。


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当院は、生活保護受給者の患者さんは 若干少な目でしょうか?

 

 

以前少しだけ勤務していた 某病院は 半数が生活保護受給者とかもありますが・・・

 

 


当院は開業時は 数人しかいなかった 生活保護受給者ですが

 

 

いまでは 大分増えて50人位になりました。

 

 

リーマンショック後の増加度が 際立っていました。

 

 


 

この 最後のセーフティーネットの 生活保護は 絶対必要だと思いますが

 

 

問題は、 最低賃金近くで働くより、生活保護の方が実質受給額が多いことでしょう。

 

 

これでは 働く事へのインセンティブがないですね。

 

 

生活保護を辞めて働いても、生活が苦しくなるわけですから、保護を辞めようとする意欲はなくなるのは十分うなずけます。

  

制度不備だと思います。

 

 

シンプルにこれを解決するには、 生活保護費を下げるか、もしくはワーキングプアー層に補助金を出すの二パターンしかないと思いますが、どちらも実行は難しいんでしょうね。

 

 

 

生活保護を打ち切られて、おにぎりが食べたいと遺書を残して他界された痛ましい事件後に、北九州市では、生活保護の受諾が比較的容易になりましたが

 

 

さすがに 増え続ける 現状に しびれをきらしたのか

 

 

受給者を自立させるように 力を入れてきている予感がします。


 

 

なぜそう思うか?

 

 

それは 役所から 昨日当院に 生活保護のヒアリング調査が入ったからです。

 

 

1~2件の調査は よくありますが

 

 

今回 8件の調査。

 

 

頻回受診の必要性と


働くことができるか? できないか?の


 

ヒアリングだと思います。

 

 

 


 

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もりぞの内科 年中無休 (12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療

院長 森園 茂明
TEL093-611-5335  FAX:093-611-5885

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