現在世の中では。
若者は 降圧不十分 高齢者は 過度降圧になっている事が多い気がします。
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当院で、随時血圧130~140/85前後 程度なのですが
デイサービス等の介護施設で、血圧を測定すると、 180/100とか 時に200超えるとの事で
降圧剤を増やしてくれっという 施設からの要望は実に多いです。
たぶん興奮しているんでしょうね。
そのままの治療でいいと思うのですが、施設スタッフも家族も降圧剤増量を強く希望される。
まぁ それじゃ と増量する病院はかなり多いのでは?
私も気が乗らないのですが、増量して、その後、24時間血圧計を測定してもらいます。
ごらんの通り 過度降圧ですね。
説明して、降圧剤減量するのですが、
なぜか 数日たったら、 やっぱり又血圧高いです。なんて言って再来されるケースも多いです。
一時的な血圧上昇はそれほど心配しなくていいと思うんですけど。
高いのは 一時的なので、心配いらない、むしろ過度降圧の方が怖いと言っているのですが・・・
どうも 年をとると 血圧上昇→血管切れる みたいな イメージが強くついているんでしょうね。
過多降圧で、お風呂で意識消失、夜間や早朝 トイレで転倒の方が多いのに・・・
(これで死亡も少なくないです。特にお風呂。)
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夕方から 起床までは 血圧低いですが
日中 血圧高値です。
こんな 患者さんには 半減期の長い今日本で一番売れてる ARBなんて投与すると
夜間の過度降圧になりそうです。
半減期の短い 降圧剤を朝だけ開始することにしました。
やっぱり 24時間血圧計は 高血圧治療に必須な感じはします。
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糖尿病診療
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