糖尿病座談会2 | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。


今日は 李先生の処方の特徴を。


李先生の糖尿病薬を使いかたは


「必要最小量を使う」という事です。



いいかたを変えれば 「余分な量は使わない」


日本の国民性には 非常に好まれそうな 感じですね。



だから メルビン 朝 125mg 夕125mg

 なんて処方があるようです。



メルビンは 1錠250mg なので 1錠を割るようです。


門前の薬局も大変ですね。



割線が入ってないし、錠剤の形から なかなかうまく割れない事が予想されるので 大変ですね。


アメリカ人医師が効いたら、メルビン1日250mgで 効くわけないだろ。と言われそうですが。

(欧米人は1日1500~2500mg位が普通です。)




ジャヌビアも 25mgが採用のようで、その25mgを半分に割って処方しているようです。


アマリールは 以前は、1錠を 八分の1に割ってたらしいです。(0.125mg)


もう アメリカ人びっくりです。


現在アマリールは0.5mg錠があるので、四分の1ですみますね。




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私は、メルビンを割って処方することはありません。

1日最低用量は 500mgで最大2250mgです。


アマリールは 0.25mgが私の中の最低容量です。



私の処方の方針は



低血糖を起こす可能性のある薬(アマリール インスリン等)は、最低容量で。

低血糖を理論上起こさない薬(メルビン ビクトーザ等)は、標準容量から最大投与を目指す。

太る薬(アクトス、インスリン)はできるだけ使わないか、使うなら最低容量で。

(インスリンは使わないわけにはいきませんが)


こんな感じでしょうか。


HbA1c下げたい気持ちは、どの先生も同じなんでしょうが、処方方法って 人によって結構違いますね。



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もりぞの内科 年中無休 (12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療

院長 森園 茂明
TEL
093-611-5335 FAX0936115885

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