薬には副作用があります。
その副作用は 誰にでも起こるわけでなく、一部の人に起こります。
例えば クラリス という抗生剤で、ある患者さんにアレルギーがでたとします。
一度アレルギーがでた薬は、避けた方が無難です。
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先日、初診の子供の患者さんに、クラリスドライシロップを処方しました。
発熱と、喘鳴があったため、抗生剤処方しましたが、おそらくウイルス性の風邪と喘息のため必要はなかったかもしれません。
夕方に お母さんから電話がありました。
「以前、クラリスで、アレルギーがでたので、処方された薬飲んでもいいでしょうか?」
との質問
私「一度アレルギーがでた薬は、やめておきましょう。おそらくウイルス感染なので抗生剤は不要と思います。高い熱が続くなら、明日再診してください」
お母さん大変恐縮して、「すみません。こちらが、アレルギーの事を言ってなかったもので、大変申し訳ありませんでした」との事。
ん? ちょっと見方を変えてみましょう。
私の確認不足ともいえますね。
患者さんによっては
「なにを処方しているの? 抗生剤はアレルギーが多い薬でしょ? あなた確認もしないで処方したの? うちの子がそのまま飲んだら大変な事になってたじゃないの。今度から気を付けてね。」
ガチャン と電話をきる。
なんて パターンもあるんですよね。
開業医は 怒られて 強くなります。
病院(医師)と、院外調剤(薬剤師)のダブルで アレルギーの確認は必須ですね。忘れないようにしないと。
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もりぞの内科 年中無休
(12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療
院長 森園 茂明
TEL:093-611-5335 FAX:093-611-5885
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